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い・ぬ【往ぬ・去ぬ】🔗🔉

い・ぬ往ぬ・去ぬ】 〔自ナ変〕 (近世後期、上方では四段に活用。関西方言に残る) ①行く。行ってしまう。去る。万葉集5「うぐひすそ鳴きて―・ぬなる」 ②㋐過ぎ去る。時が経過する。万葉集11「相見ては千歳や―・ぬる」 ㋑来る。大鏡道長「暮れの―・ぬるにやとおぼえて」 ③死ぬ。〈字鏡集〉 ④帰る。狂言、釣狐「愚僧が言ふ事をきかれて満足した。もはや―・なう」 ⑤腐る。悪くなる。ことわざ臍の宿替「うどんもだしも―・んである」

広辞苑 ページ 1353 での往ぬ単語。