複数辞典一括検索+

い・ぬ【往ぬ・去ぬ】🔗🔉

い・ぬ往ぬ・去ぬ】 〔自ナ変〕 (近世後期、上方では四段に活用。関西方言に残る) ①行く。行ってしまう。去る。万葉集5「うぐひすそ鳴きて―・ぬなる」 ②㋐過ぎ去る。時が経過する。万葉集11「相見ては千歳や―・ぬる」 ㋑来る。大鏡道長「暮れの―・ぬるにやとおぼえて」 ③死ぬ。〈字鏡集〉 ④帰る。狂言、釣狐「愚僧が言ふ事をきかれて満足した。もはや―・なう」 ⑤腐る。悪くなる。ことわざ臍の宿替「うどんもだしも―・んである」

い・ぬ【寝ぬ】🔗🔉

い・ぬ寝ぬ】 〔自下二〕 ねる。ねむる。万葉集20「旅ごろも八重着重ねて―・ぬれども」

いぬ‐アカシア【犬アカシア】🔗🔉

いぬ‐アカシア犬アカシア】 ニセアカシアの別称。

いぬ‐あわせ【犬合せ】‥アハセ🔗🔉

いぬ‐あわせ犬合せ‥アハセ 犬をかみあわせて勝負をさせる催し。闘犬。いぬくい。太平記5「月に十二度、―の日とて定められしかば」

いぬ‐い【犬居】‥ヰ🔗🔉

いぬ‐い犬居‥ヰ 犬が前足を立ててすわっているような姿勢。尻餅をついた形。平家物語11「射貫かれて、―にたふれぬ」

いぬ‐い【戌亥・乾】‥ヰ🔗🔉

いぬ‐い戌亥・乾‥ヰ 十二支で表した方位で、戌と亥の間。北西の方角。→方位(図)⇒いぬい‐もん【乾門】

イヌイット【Inuit】🔗🔉

イヌイットInuit「エスキモー」参照。

いぬい‐とみこ‥ヰ‥🔗🔉

いぬい‐とみこ‥ヰ‥ 児童文学者。本名、乾富子。東京生れ。ファンタジーなど、児童文学に新分野を築く。作「ながいながいペンギンの話」「木かげの家の小人たち」など。(1924〜2002)

いぬい‐もん【乾門】‥ヰ‥🔗🔉

いぬい‐もん乾門‥ヰ‥ 皇居諸門の一つ。皇居の北西にあるところからこの名がある。京都御苑にも同名の門がある。 ⇒いぬ‐い【戌亥・乾】

いぬ‐うど【犬独活】🔗🔉

いぬ‐うど犬独活】 シシウドの別称。(物類称呼)

広辞苑 ページ 1353