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○出船あれば入船ありでふねあればいりふねあり🔗⭐🔉
○出船あれば入船ありでふねあればいりふねあり
港から出て行く船もあれば入ってくる船もあるということ。この世はさまざまであること。
⇒で‐ふね【出船】
でふね‐つなぎ【出船繋ぎ】
舳先へさきを沖へ向けて船を繋ぐこと。↔入船繋ぎ
⇒で‐ふね【出船】
テフラ【tephra】
(ギリシア語で灰の意から)火山灰・軽石など火山砕屑さいせつ物の総称。特に空中にふきとばされ降下して堆積した火砕物をいうことが多い。
て‐ぶら【手ぶら】
手に何も持たないこと。からて。すで。「―で訪問する」
て‐ぶり【手振り】
①手を振ること。また、手の振りかた。手のこなし。日葡辞書「テブリガヨイ、また、ワルイヒト」。「身振り―で話す」
②ならわし。風俗。風習。万葉集5「都の―忘らえにけり」
③書体。書風。
④ともびと。従者。蜻蛉日記上「下つかへ、―などが具しいけば」
⑤㋐取引所会員の代理人として市場で手を振り、売買取引に従事すること。また、その人。市場代理人。立会場たちあいじょう代表者。
㋑せり市などで、手を振りつつ値段を呼んで買手を促すこと。また、その人。
⑥手ぶら。素手すで。元手のないこと。日本永代蔵3「心は働きながら―でかかる事は」
⇒てぶり‐あみがさ【手振編笠】
⇒てぶり‐うぐいす【手振鶯】
デブリ【débris フランス】
(登山用語。破片の意)なだれ落ちて積もった雪塊や氷塊。
てぶり‐あみがさ【手振編笠】
編笠一つのほか、何も所有しないこと。財産を全くなくすこと。手拍てびょう編笠。洒落本、辰巳之園「ゆうべも…―になつた」
⇒て‐ぶり【手振り】
てぶり‐うぐいす【手振鶯】‥ウグヒス
鳴き声を立てない幼い鶯。手真似や様子で意味を示す「てぶり」とかけていう。浄瑠璃、女殺油地獄「声せぬ夏の―」
⇒て‐ぶり【手振り】
てふり‐みず【手振り水】‥ミヅ
濡れた手を拭ふかずに、手を振って水を切ること。禁忌とされる。
で‐ぶるまい【出振舞】‥マヒ
料理屋など自宅以外の所に人を招待して饗応すること。好色一代女1「東山の―の折ふし」
て‐ぶれ【手ぶれ】
写真やビデオを撮るとき、カメラを持つ手が動いて画像が不鮮明になること。
デフレ
デフレーションの略。↔インフレ。
⇒デフレ‐ギャップ
⇒デフレ‐スパイラル
デフレーション【deflation】
(通貨収縮の意)物価が持続的に下落すること。企業の倒産、失業者の増大など不況や社会不安を伴うことが多い。↔インフレーション
デフレーター【deflator】
国内総生産・国民総生産などの経済量を異なる時点で比較する際に、基準時点からの価格変動による影響を取り除くための指数。価格修正因子。
デフレ‐ギャップ
(deflationary gap)完全雇用経済での生産水準(総供給)を基準として、現実の有効需要(総需要)を比較し、後者が前者より小さい場合をいう語。↔インフレ‐ギャップ。
⇒デフレ
デフレ‐スパイラル
(deflation spiral)不況の下で物価が下落し、それにより不況が悪化し、さらに物価が下落するという連鎖的悪循環のこと。
⇒デフレ
デフロスター【defroster】
自動車のガラスや冷凍庫などに付着する霜を取る装置。
テフロン【Teflon】
フッ素樹脂の一つ。ポリテトラフルオロエチレン‐(CF2‐CF2)n‐の商標名。テトラフルオロエチレンCF2=CF2の重合により製する。耐熱性・耐薬品性・耐衝撃性にすぐれた合成樹脂。
て‐ぶんこ【手文庫】
手近において文具や手紙などを入れておく小箱。徳冨蘆花、黒潮「青貝ずり梅花摸様の―を開けて、手紙、写真、古今集の写本」
テベク‐さんみゃく【太白山脈】
(T‘aebaek)朝鮮半島の東部の山脈。元山の南に発し日本海沿岸を走り、釜山付近に至る。金剛山・五台山・太白山などがある。
で‐べそ【出臍】
つき出ているへそ。
テヘラン【Teheran】
イラン‐イスラム共和国の首都。エルブールズ山脈南麓に近い標高約1200メートルの高原にある。18世紀後半にカージャール朝の首都となって以来繁栄。人口719万(2003)。
テヘラン
撮影:田沼武能
⇒テヘラン‐かいだん【テヘラン会談】
テヘラン‐かいだん【テヘラン会談】‥クワイ‥
1943年11月28日〜12月1日、アメリカのルーズヴェルト大統領、イギリスのチャーチル首相、ソ連のスターリン首相によるテヘランでの会談。ソ連の対日参戦を含む、枢軸国に対する戦争遂行についての三国の協力が約束され、対ドイツ三国共同作戦を旨とする宣言を発表。
⇒テヘラン【Teheran】
てへり【者】
⇒てえり
デベロッパー【developer】
⇒ディベロッパー
て‐へん【手偏】
漢字の偏の一つ。「打」「指」などの偏の「扌」の称。
て‐へん【天辺・頂辺】
(テッペンとも)
①兜の鉢のいただき。平家物語4「いたう傾けて―射さすな」
②頭。いただき。頂上。浮世風呂前「こやつども―さ打ちかぶる時」
て‐べんとう【手弁当】‥タウ
自身で弁当を持参すること。また、弁当代を自弁すること。また、報酬を当てにせず奉仕すること。手弁。「―で選挙の応援をする」
デポ【dépôt フランス・depot イギリス】
①荷物置き場。倉庫。デパートの配送中継所。
②登山・探検などで、荷物を行程の途中に一時置いておくこと。また、その場所・荷物。
て‐ぼう【手棒】‥バウ
①手に持った棒。杖。狂言、若市にゃくいち「上人腹にすゑかねて、―を振上げ」
②⇒てんぼう
て‐ぼうき【手箒】‥バウキ
片手に持ってつかう柄の短い箒。
て‐ぼうせき【手紡績】‥バウ‥
糸を紡ぐのに複雑な機械を用いず、主として手先で行うこと。てどり。
で‐ほうだい【出放題】‥ハウ‥
①口にまかせて、勝手なことをいうこと。でまかせ。東海道中膝栗毛発端「無駄やら洒落やら―な事をしやべりながら」
②出るままにすること。出っぱなし。「金は―」
デボーリン【Abram Moiseevich Deborin】
ソ連の哲学者。「マルクス主義の旗の下に」を編集し、1920年代は哲学界の重鎮であったが、のち観念論として批判された。著「弁証法的唯物論哲学入門」など。(1881〜1963)
て‐ぼこ【手鉾】
長柄ながえの武器の一つ。形は後世の薙刀なぎなたに似て、片刃の刀身をもつ。
デポジット【deposit】
保証金。予約金。
⇒デポジット‐せいど【デポジット制度】
デポジット‐せいど【デポジット制度】
飲料などを販売する際、あらかじめ一定の金額を上乗せし、空からの容器を返せば当該金額を返却する制度。
⇒デポジット【deposit】
て‐ぼそ【手細】
①手または把手とってなどの細めであること。
②頬かぶりなどに用いる絹の布。男色大鑑「紫の―にて頬かぶりして」
③(江戸で)綿帽子の一種。細長くて舟のような形をしたもの。舟綿。古今綿。頬包み。
④扱帯しごきおび。腰帯。
⑤(京都方言)筒袖の襦袢ジバン。
て‐ほどき【手解き】
初学者に学芸などの初歩を教えること。福田英子、妾の半生涯「両三人自宅に同居して読書習字の―をなし居れり」。「フランス語を―する」
でほ‐みず【出穂水】‥ミヅ
稲が穂を出す時期に必要な水。ほみず。
て‐ぼめ【手誉め】
自分で自分をほめること。自讃。一休咄「家のことなれば―にしたるとて」
て‐ぼり【手彫り・手掘り】
①機械を用いず、簡易な道具を使って手先で彫刻したり、土を掘ったりすること。
②自分で彫刻すること。また、自分で土などを掘ること。
て‐ほん【手本】
①習うとき模範とする文字や絵を書いた本。臨本。「習字の―」
②ならいのっとるべきもの。言動の模範となる人や行い。「正直者の―」
③ならって造るべきもと。型。例。「これを―にして造れ」
デボン【Devon】
①イギリス、イングランド南西部の州名。
②牛の一品種。1の原産。肉用・役用とする。
⇒デボン‐き【デボン紀】
⇒デボン‐けい【デボン系】
デボン‐き【デボン紀】
地質年代の一つで、古生代中、シルル紀の後、石炭紀の前の時代。約4億1000万年前から3億6000万年前まで。陸生植物・魚類が多数出現・繁栄し、また両生類が出現。→地質年代(表)。
⇒デボン【Devon】
デボン‐けい【デボン系】
デボン紀に形成された地層。
⇒デボン【Devon】
て‐ま【手間】
①ある事のために費やす時間、また、労力。「―がかかる」「―を取る」
②手間賃の略。「―を払う」
③手間賃をもらってする仕事。また、その職人。手間仕事。誹風柳多留3「髪結の草履はく日に―を入れ」
デマ
(デマゴギーの略)
①事実と反する煽動的な宣伝。悪宣伝。
②根拠のない噂話。流言蜚語りゅうげんひご。「―を飛ばす」
て‐まえ【手前】‥マヘ
[一]〔名〕
①自分の目の前。手もと。竹斎「鞠を蹴る。…人の―を奪ひ取り」
②その所よりも自分に近い方。こちら。東海道中膝栗毛3「大井川の―なる島田の駅」。「―に引っぱる」「優勝の一歩―まで行く」
③他人や世間に対する体裁。浄瑠璃、生玉心中「姉の―がはづかしい」。「威張った―やめられない」
④自分の手で行うこと。日本永代蔵2「―の商ひをして」
⑤(「点前」とも書く)茶道で、茶をたてたり炉に炭をついだりする所作・作法・様式。おてまえ。
⑥自分が所有する物、また抱えている者。武家義理物語「―の人足数千人出て鋤鍬の音」
⑦腕前。技量。狂言、靱猿「身どもが―をば皆何といふぞ」
⑧資力。くらしむき。生計。日葡辞書「テマエガナラヌ」
[二]〔代〕
①(一人称)自分のことをへりくだっていう語。わたくし。日葡辞書「テマエニカネ(金)ガナイホドニカ(貸)サセラレイ」。「―共」
②(二人称)目下の相手を指す語。そち。汝。
⇒てまえ‐がって【手前勝手】
⇒てまえ‐がね【手前金】
⇒てまえ‐かん【手前勘】
⇒てまえ‐ざいく【手前細工】
⇒てまえ‐ざいくにん【手前細工人】
⇒てまえ‐じまい【手前仕舞】
⇒てまえ‐しゃ【手前者】
⇒てまえ‐じょうぎ【手前定規】
⇒てまえ‐だたみ【手前畳・点前畳】
⇒てまえ‐ぶしん【手前普請】
⇒てまえ‐みそ【手前味噌】
で‐まえ【出前】‥マヘ
料理を調理して注文された家に届けること。また、その料理。仕出し。「そばの―を頼む」「―をとる」
⇒でまえ‐もち【出前持】
てまえ‐がって【手前勝手】‥マヘ‥
自分の便宜ばかりはかること。自分勝手。夏目漱石、道草「比田の―な気性が此一事でも能く窺うかがはれた」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐がね【手前金】‥マヘ‥
自分の手もとに持っている金。自分の自由になる金。好色二代男「―ありながら使はぬは、世の楽しみ知らず」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐かん【手前勘】‥マヘ‥
自分だけの勘にたよって、自分の都合のよいように思いこむこと。ひとりよがり。また、その癖の人。花暦八笑人「さう―が強くつては仕方がねえが」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐ざいく【手前細工】‥マヘ‥
人にあつらえず、自分で細工すること。転じて、自分勝手にこしらえること。また、そのもの。浮世風呂2「親の持たせた男を嫌つて、―の亭主だから」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐ざいくにん【手前細工人】‥マヘ‥
自家の抱えの職人。日本永代蔵1「数十人の―立ち並び即座に仕立て」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐じまい【手前仕舞】‥マヘジマヒ
遊女が揚屋に行かずに遊女屋で客を取ること。
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐しゃ【手前者】‥マヘ‥
家計のゆたかな人。金持ち。日本永代蔵3「伊豆屋といへる―自然と倒れ」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐じょうぎ【手前定規】‥マヘヂヤウ‥
自分勝手にきめた理屈。ひとりぎめ。
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐だたみ【手前畳・点前畳】‥マヘ‥
(→)道具畳に同じ。
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐ぶしん【手前普請】‥マヘ‥
借家人などが、費用を自弁してする修理。浄瑠璃、博多小女郎波枕「貸家といふは名ばかり、破れ家を―」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐みそ【手前味噌】‥マヘ‥
(自分の作った味噌を自慢する意)自分の事を誇ること。自慢。手味噌。「―を上げる」「―を並べる」
⇒て‐まえ【手前】
でまえ‐もち【出前持】‥マヘ‥
出前の持ち運びをする人。
⇒で‐まえ【出前】
て‐ま・える【手まへる】テマヘル
〔他下一〕
(上方方言)盗む。東海道中膝栗毛6「人の物―・へるほどのはたらきはありやせんわい」
てま‐がえ【手間換え】‥ガヘ
労力を出し合うこと。結ゆい。
て‐まかせ【手任せ】
手の働くのにまかせること。手あたりしだい。
で‐まかせ【出任せ】
口から出るにまかせて話すこと。でたらめ。でほうだい。「―ばかり言う」「―の返答」
て‐まかない【手賄い】‥マカナヒ
自分で自分の食事をまかなうこと。自炊。
て‐まき【手巻】
①機械によらず手で巻くこと。
②自分で巻いてつくること。「―の煙草」「―ずし」
③(越後地方で)1軒の地主に従属する小作人の集団。この中には地主の分家、もと奉公人などが含まれる場合もある。
て‐まくら【手枕】
肘ひじをまげて枕のかわりにすること。たまくら。ひじまくら。
デマゴーグ【Demagog ドイツ】
煽動政治家。民衆煽動家。
デマゴギー【Demagogie ドイツ】
⇒デマ
て‐まさぐり【手弄り】
手先でもてあそぶこと。てなぐさみ。源氏物語橋姫「琵琶を前に置きて、撥を―にしつつ」
てま‐しごと【手間仕事】
①手間のかかる仕事。
②手間賃を取ってする仕事。
テマ‐せい【テマ制】
ビザンチン帝国における7〜11世紀の地方支配制度。アラブ勢力の台頭に対処するため、軍民分離の中央集権的体制を、地方軍管区(thema)によって軍管区司令官が軍民双方を統治する支配に改めたもの。軍管区制。
てま‐ぞん【手間損】
手間ばかりかかって効果のないこと。てまつぶし。
てま‐だい【手間代】
手間に対する報酬。手間賃。
て‐また・し【手全し】
〔形ク〕
手がたい。実直である。西鶴織留6「しやれたる女をなるほど―・く作りて」
で‐まち【出待ち】
芸能人などが劇場から出てくるのを、そのファンが外で待つこと。
てま‐ちん【手間賃】
職人などの手間に対して支払われる賃金。手間代。
てま‐つぶし【手間潰し】
(→)手間損に同じ。
て‐まど【手窓】
(→)肘掛窓ひじかけまどに同じ。
で‐まど【出窓】
建物の外壁面から突き出して作られた窓。張出窓はりだしまど。
て‐まとい【手纏い】‥マトヒ
身辺につきまとって働きの自由を妨げるもの。あしてまとい。
て‐まどい【手惑ひ】‥マドヒ
あわてまどうこと。うろたえること。宇津保物語俊蔭「学生の才ざえあるをのこども、―をして一くだりの文も奉らぬに」
てま‐どう【手間だう】‥ダウ
(ドウはドウナから)(→)「てまどうな」に同じ。浄瑠璃、佐々木大鑑「平氏の侍一人づつ殺さんこと―なりと」
てま‐どうな【手間だうな】‥ダウナ
いたずらに手間を費やすこと。江戸みやげ「福原の都平氏の―」→どうな
てま‐とり【手間取】
手間賃をもらって雇われること。また、その人。西鶴織留1「上京中長者町の仕立物屋の弟子・―、針筋をそろへて」
てま‐ど・る【手間取る】
〔自五〕
ある事をするのに、予想以上に時間がかかる。手数がかかる。ひまどる。「計算が―・る」
て‐まどわし【手惑はし】‥マドハシ
あわてまどうこと。うろたえること。源氏物語蛍「身を投げたる―などを見るぞをかしかりける」
て‐まね【手真似】
手で動作や状態などのまねをすること。「―で知らせる」
て‐まねき【手招き】
手で招くこと。手を振って、こちらへ来るように合図すること。「―で呼ぶ」「窓から―する」
てま‐ひま【手間隙・手間暇】
手間とひま。労力と時間。「―かける」
⇒手間隙いらず
⇒テヘラン‐かいだん【テヘラン会談】
テヘラン‐かいだん【テヘラン会談】‥クワイ‥
1943年11月28日〜12月1日、アメリカのルーズヴェルト大統領、イギリスのチャーチル首相、ソ連のスターリン首相によるテヘランでの会談。ソ連の対日参戦を含む、枢軸国に対する戦争遂行についての三国の協力が約束され、対ドイツ三国共同作戦を旨とする宣言を発表。
⇒テヘラン【Teheran】
てへり【者】
⇒てえり
デベロッパー【developer】
⇒ディベロッパー
て‐へん【手偏】
漢字の偏の一つ。「打」「指」などの偏の「扌」の称。
て‐へん【天辺・頂辺】
(テッペンとも)
①兜の鉢のいただき。平家物語4「いたう傾けて―射さすな」
②頭。いただき。頂上。浮世風呂前「こやつども―さ打ちかぶる時」
て‐べんとう【手弁当】‥タウ
自身で弁当を持参すること。また、弁当代を自弁すること。また、報酬を当てにせず奉仕すること。手弁。「―で選挙の応援をする」
デポ【dépôt フランス・depot イギリス】
①荷物置き場。倉庫。デパートの配送中継所。
②登山・探検などで、荷物を行程の途中に一時置いておくこと。また、その場所・荷物。
て‐ぼう【手棒】‥バウ
①手に持った棒。杖。狂言、若市にゃくいち「上人腹にすゑかねて、―を振上げ」
②⇒てんぼう
て‐ぼうき【手箒】‥バウキ
片手に持ってつかう柄の短い箒。
て‐ぼうせき【手紡績】‥バウ‥
糸を紡ぐのに複雑な機械を用いず、主として手先で行うこと。てどり。
で‐ほうだい【出放題】‥ハウ‥
①口にまかせて、勝手なことをいうこと。でまかせ。東海道中膝栗毛発端「無駄やら洒落やら―な事をしやべりながら」
②出るままにすること。出っぱなし。「金は―」
デボーリン【Abram Moiseevich Deborin】
ソ連の哲学者。「マルクス主義の旗の下に」を編集し、1920年代は哲学界の重鎮であったが、のち観念論として批判された。著「弁証法的唯物論哲学入門」など。(1881〜1963)
て‐ぼこ【手鉾】
長柄ながえの武器の一つ。形は後世の薙刀なぎなたに似て、片刃の刀身をもつ。
デポジット【deposit】
保証金。予約金。
⇒デポジット‐せいど【デポジット制度】
デポジット‐せいど【デポジット制度】
飲料などを販売する際、あらかじめ一定の金額を上乗せし、空からの容器を返せば当該金額を返却する制度。
⇒デポジット【deposit】
て‐ぼそ【手細】
①手または把手とってなどの細めであること。
②頬かぶりなどに用いる絹の布。男色大鑑「紫の―にて頬かぶりして」
③(江戸で)綿帽子の一種。細長くて舟のような形をしたもの。舟綿。古今綿。頬包み。
④扱帯しごきおび。腰帯。
⑤(京都方言)筒袖の襦袢ジバン。
て‐ほどき【手解き】
初学者に学芸などの初歩を教えること。福田英子、妾の半生涯「両三人自宅に同居して読書習字の―をなし居れり」。「フランス語を―する」
でほ‐みず【出穂水】‥ミヅ
稲が穂を出す時期に必要な水。ほみず。
て‐ぼめ【手誉め】
自分で自分をほめること。自讃。一休咄「家のことなれば―にしたるとて」
て‐ぼり【手彫り・手掘り】
①機械を用いず、簡易な道具を使って手先で彫刻したり、土を掘ったりすること。
②自分で彫刻すること。また、自分で土などを掘ること。
て‐ほん【手本】
①習うとき模範とする文字や絵を書いた本。臨本。「習字の―」
②ならいのっとるべきもの。言動の模範となる人や行い。「正直者の―」
③ならって造るべきもと。型。例。「これを―にして造れ」
デボン【Devon】
①イギリス、イングランド南西部の州名。
②牛の一品種。1の原産。肉用・役用とする。
⇒デボン‐き【デボン紀】
⇒デボン‐けい【デボン系】
デボン‐き【デボン紀】
地質年代の一つで、古生代中、シルル紀の後、石炭紀の前の時代。約4億1000万年前から3億6000万年前まで。陸生植物・魚類が多数出現・繁栄し、また両生類が出現。→地質年代(表)。
⇒デボン【Devon】
デボン‐けい【デボン系】
デボン紀に形成された地層。
⇒デボン【Devon】
て‐ま【手間】
①ある事のために費やす時間、また、労力。「―がかかる」「―を取る」
②手間賃の略。「―を払う」
③手間賃をもらってする仕事。また、その職人。手間仕事。誹風柳多留3「髪結の草履はく日に―を入れ」
デマ
(デマゴギーの略)
①事実と反する煽動的な宣伝。悪宣伝。
②根拠のない噂話。流言蜚語りゅうげんひご。「―を飛ばす」
て‐まえ【手前】‥マヘ
[一]〔名〕
①自分の目の前。手もと。竹斎「鞠を蹴る。…人の―を奪ひ取り」
②その所よりも自分に近い方。こちら。東海道中膝栗毛3「大井川の―なる島田の駅」。「―に引っぱる」「優勝の一歩―まで行く」
③他人や世間に対する体裁。浄瑠璃、生玉心中「姉の―がはづかしい」。「威張った―やめられない」
④自分の手で行うこと。日本永代蔵2「―の商ひをして」
⑤(「点前」とも書く)茶道で、茶をたてたり炉に炭をついだりする所作・作法・様式。おてまえ。
⑥自分が所有する物、また抱えている者。武家義理物語「―の人足数千人出て鋤鍬の音」
⑦腕前。技量。狂言、靱猿「身どもが―をば皆何といふぞ」
⑧資力。くらしむき。生計。日葡辞書「テマエガナラヌ」
[二]〔代〕
①(一人称)自分のことをへりくだっていう語。わたくし。日葡辞書「テマエニカネ(金)ガナイホドニカ(貸)サセラレイ」。「―共」
②(二人称)目下の相手を指す語。そち。汝。
⇒てまえ‐がって【手前勝手】
⇒てまえ‐がね【手前金】
⇒てまえ‐かん【手前勘】
⇒てまえ‐ざいく【手前細工】
⇒てまえ‐ざいくにん【手前細工人】
⇒てまえ‐じまい【手前仕舞】
⇒てまえ‐しゃ【手前者】
⇒てまえ‐じょうぎ【手前定規】
⇒てまえ‐だたみ【手前畳・点前畳】
⇒てまえ‐ぶしん【手前普請】
⇒てまえ‐みそ【手前味噌】
で‐まえ【出前】‥マヘ
料理を調理して注文された家に届けること。また、その料理。仕出し。「そばの―を頼む」「―をとる」
⇒でまえ‐もち【出前持】
てまえ‐がって【手前勝手】‥マヘ‥
自分の便宜ばかりはかること。自分勝手。夏目漱石、道草「比田の―な気性が此一事でも能く窺うかがはれた」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐がね【手前金】‥マヘ‥
自分の手もとに持っている金。自分の自由になる金。好色二代男「―ありながら使はぬは、世の楽しみ知らず」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐かん【手前勘】‥マヘ‥
自分だけの勘にたよって、自分の都合のよいように思いこむこと。ひとりよがり。また、その癖の人。花暦八笑人「さう―が強くつては仕方がねえが」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐ざいく【手前細工】‥マヘ‥
人にあつらえず、自分で細工すること。転じて、自分勝手にこしらえること。また、そのもの。浮世風呂2「親の持たせた男を嫌つて、―の亭主だから」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐ざいくにん【手前細工人】‥マヘ‥
自家の抱えの職人。日本永代蔵1「数十人の―立ち並び即座に仕立て」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐じまい【手前仕舞】‥マヘジマヒ
遊女が揚屋に行かずに遊女屋で客を取ること。
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐しゃ【手前者】‥マヘ‥
家計のゆたかな人。金持ち。日本永代蔵3「伊豆屋といへる―自然と倒れ」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐じょうぎ【手前定規】‥マヘヂヤウ‥
自分勝手にきめた理屈。ひとりぎめ。
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐だたみ【手前畳・点前畳】‥マヘ‥
(→)道具畳に同じ。
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐ぶしん【手前普請】‥マヘ‥
借家人などが、費用を自弁してする修理。浄瑠璃、博多小女郎波枕「貸家といふは名ばかり、破れ家を―」
⇒て‐まえ【手前】
てまえ‐みそ【手前味噌】‥マヘ‥
(自分の作った味噌を自慢する意)自分の事を誇ること。自慢。手味噌。「―を上げる」「―を並べる」
⇒て‐まえ【手前】
でまえ‐もち【出前持】‥マヘ‥
出前の持ち運びをする人。
⇒で‐まえ【出前】
て‐ま・える【手まへる】テマヘル
〔他下一〕
(上方方言)盗む。東海道中膝栗毛6「人の物―・へるほどのはたらきはありやせんわい」
てま‐がえ【手間換え】‥ガヘ
労力を出し合うこと。結ゆい。
て‐まかせ【手任せ】
手の働くのにまかせること。手あたりしだい。
で‐まかせ【出任せ】
口から出るにまかせて話すこと。でたらめ。でほうだい。「―ばかり言う」「―の返答」
て‐まかない【手賄い】‥マカナヒ
自分で自分の食事をまかなうこと。自炊。
て‐まき【手巻】
①機械によらず手で巻くこと。
②自分で巻いてつくること。「―の煙草」「―ずし」
③(越後地方で)1軒の地主に従属する小作人の集団。この中には地主の分家、もと奉公人などが含まれる場合もある。
て‐まくら【手枕】
肘ひじをまげて枕のかわりにすること。たまくら。ひじまくら。
デマゴーグ【Demagog ドイツ】
煽動政治家。民衆煽動家。
デマゴギー【Demagogie ドイツ】
⇒デマ
て‐まさぐり【手弄り】
手先でもてあそぶこと。てなぐさみ。源氏物語橋姫「琵琶を前に置きて、撥を―にしつつ」
てま‐しごと【手間仕事】
①手間のかかる仕事。
②手間賃を取ってする仕事。
テマ‐せい【テマ制】
ビザンチン帝国における7〜11世紀の地方支配制度。アラブ勢力の台頭に対処するため、軍民分離の中央集権的体制を、地方軍管区(thema)によって軍管区司令官が軍民双方を統治する支配に改めたもの。軍管区制。
てま‐ぞん【手間損】
手間ばかりかかって効果のないこと。てまつぶし。
てま‐だい【手間代】
手間に対する報酬。手間賃。
て‐また・し【手全し】
〔形ク〕
手がたい。実直である。西鶴織留6「しやれたる女をなるほど―・く作りて」
で‐まち【出待ち】
芸能人などが劇場から出てくるのを、そのファンが外で待つこと。
てま‐ちん【手間賃】
職人などの手間に対して支払われる賃金。手間代。
てま‐つぶし【手間潰し】
(→)手間損に同じ。
て‐まど【手窓】
(→)肘掛窓ひじかけまどに同じ。
で‐まど【出窓】
建物の外壁面から突き出して作られた窓。張出窓はりだしまど。
て‐まとい【手纏い】‥マトヒ
身辺につきまとって働きの自由を妨げるもの。あしてまとい。
て‐まどい【手惑ひ】‥マドヒ
あわてまどうこと。うろたえること。宇津保物語俊蔭「学生の才ざえあるをのこども、―をして一くだりの文も奉らぬに」
てま‐どう【手間だう】‥ダウ
(ドウはドウナから)(→)「てまどうな」に同じ。浄瑠璃、佐々木大鑑「平氏の侍一人づつ殺さんこと―なりと」
てま‐どうな【手間だうな】‥ダウナ
いたずらに手間を費やすこと。江戸みやげ「福原の都平氏の―」→どうな
てま‐とり【手間取】
手間賃をもらって雇われること。また、その人。西鶴織留1「上京中長者町の仕立物屋の弟子・―、針筋をそろへて」
てま‐ど・る【手間取る】
〔自五〕
ある事をするのに、予想以上に時間がかかる。手数がかかる。ひまどる。「計算が―・る」
て‐まどわし【手惑はし】‥マドハシ
あわてまどうこと。うろたえること。源氏物語蛍「身を投げたる―などを見るぞをかしかりける」
て‐まね【手真似】
手で動作や状態などのまねをすること。「―で知らせる」
て‐まねき【手招き】
手で招くこと。手を振って、こちらへ来るように合図すること。「―で呼ぶ」「窓から―する」
てま‐ひま【手間隙・手間暇】
手間とひま。労力と時間。「―かける」
⇒手間隙いらず
広辞苑 ページ 13546 での【○出船あれば入船あり】単語。