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てんぽう‐せん【天保銭】🔗⭐🔉
てんぽう‐せん【天保銭】
①天保通宝の俗称。天保6年(1835)以降鋳造した楕円形の銅銭。裏面には「当百」の文字を記す。1枚を100文(実際には80文)に通用したが、明治以後は8厘となり、明治24年(1891)廃止。当百銭。百文銭。田山花袋、東京の三十年「あの小僧、寒いのに可哀相だ。―でも呉れてやれ」
天保銭
②(1銭に満たない意から)時勢におくれた人や知恵の足りない人をあざけっていう語。
③旧陸軍大学校卒業の軍人が胸につけた徽章の俗称。形が1に似るからいう。
⇒てんぽう【天保】

広辞苑 ページ 13733 での【天保銭】単語。