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どうじょう‐じ【道成寺】ダウジヤウ‥🔗🔉

どうじょう‐じ道成寺ダウジヤウ‥ ①和歌山県日高郡日高川町にある天台宗の寺。千手院と号す。701年(大宝1)紀道成の創建で、もと法相宗と伝え、安珍・清姫の伝説で有名。「道成寺縁起絵巻」などを所蔵。日高寺。 ②能。道成寺の鐘の再興供養の場に白拍子しらびょうしが現れ、鐘に対する怨みを述べて蛇体となるが、僧の供養で成仏する。 『道成寺』 撮影:神田佳明(シテ:櫻間金記) 道成寺の鐘 撮影:神田佳明(アイ・山本東次郎家) ③舞踊・邦楽曲の一系統。2に基づき、蛇体となって男を追いかけ焼き殺す話を扱うものと、その後日譚とに分かれる。前者に地歌「古道成寺」・浄瑠璃「日高川入相花王いりあいざくら」・長唄「紀州道成寺」など、後者には長唄「京鹿子娘道成寺」「二人道成寺」のほか類曲が多い。箏曲・河東・一中などでもとりあげられる。 道成寺 →文献資料[京鹿子娘道成寺]

広辞苑 ページ 13881 での道成寺単語。