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○時わかずときわかず🔗🔉

○時わかずときわかず 時を定めない。季節を区別しない。万葉集6「湯の原に鳴く蘆鶴はわがごとく妹に恋ふれや―鳴く」 ⇒とき【時】 ときわ‐ぎ常磐木トキハ‥ 一年中、緑葉を保つ木。松・杉の類。常緑樹。冬木。「常磐木落葉」は〈[季]夏〉。 ⇒ときわ【常磐】 ときわ‐ぎょりゅう常磐檉柳トキハ‥リウ 〔植〕モクマオウの別称。 ⇒ときわ【常磐】 ときわ‐ぐさ常磐草トキハ‥ ①松の異称。 ②カンアオイの異称。 ⇒ときわ【常磐】 とき‐わけ解分け】 袷あわせの衣服の縫糸をといて別々にすること。散木奇歌集「わが―の麻衣」 ⇒ときわけ‐ごろも【解分け衣】 ときわけ‐ごろも解分け衣】 袷あわせをといて単ひとえとした衣服。 ⇒とき‐わけ【解分け】 とき‐わ・ける解き分ける】 〔他下一〕[文]ときわ・く(下二) ときはなって別々にする。袷あわせをほどいて単ひとえにする。 とき‐わ・ける説き分ける】 〔他下一〕[文]ときわ・く(下二) 物の道理がわかるように説明する。 ときわ‐こうえん常磐公園トキハ‥ヱン 偕楽園の別称。 ときわ‐さんざし常磐山樝子トキハ‥ バラ科の常緑低木。南ヨーロッパ・小アジア原産。枝端はとげとなり生垣とする。葉は楕円形ないし倒披針形。花は小形、白色。果実は球形、赤色。近縁種にタチバナモドキがある。→ピラカンサ。 トキワサンザシ(花) 撮影:関戸 勇 トキワサンザシ(実) 撮影:関戸 勇 ⇒ときわ【常磐】 ときわ‐じんじゃ常磐神社トキハ‥ 茨城県水戸市の偕楽園内にある元別格官幣社。祭神は徳川光圀・徳川斉昭。 ときわず常磐津トキハヅ ①常磐津節ときわずぶしの略。 ②常磐津節の芸姓。 ⇒ときわず‐ぶし【常磐津節】 ⇒ときわず‐もじたゆう【常磐津文字太夫】 ⇒ときわず‐りんちゅう【常磐津林中】 ときわず‐ぶし常磐津節トキハヅ‥ 浄瑠璃の一流派。広義の豊後節の一つ。1747年(延享4)宮古路豊後掾の高弟、初世常磐津文字太夫が創始。風紀上の理由で禁止された豊後節から脱して、義太夫節に近い格調ある芸風を目指した。歌舞伎の舞踊劇の音楽としても多く用いられる。代表作に「関の扉」「戻駕もどりかご」「将門まさかど」「乗合船」など。 ⇒ときわず【常磐津】 ときわず‐もじたゆう常磐津文字太夫トキハヅ‥タイフ 常磐津節の家元。初世は京都の人。宮古路豊後掾の高弟で前名は宮古路文字太夫。師とともに江戸に下って活躍したが、1736年(元文1)の豊後節禁止ののち常磐津に改姓し、常磐津節を創始。(1709?〜1781) ⇒ときわず【常磐津】 ときわず‐りんちゅう常磐津林中トキハヅ‥ (初世)常磐津節の太夫。本名、山蔭忠助。江戸生れ。近代屈指の名人。明快なせりふと自在な音楽性がレコードにも記録されて残る。(1842〜1906) ⇒ときわず【常磐津】 ときわ‐はぜ常磐黄櫨トキハ‥ ゴマノハグサ科の一年草。日本各地の路傍や庭に普通の雑草。サギゴケによく似るが茎が直立し、ロゼットにならない。葉は対生し、茎頂に淡紫色の唇形花をまばらに横向きに開く。 ⇒ときわ【常磐】 ときわ‐みつなが常盤光長トキハ‥ 平安末期の宮廷絵師。後白河法皇に用いられ、1173年(承安3)最勝光院障子絵を藤原隆信と合作したと記録される。また「年中行事絵巻」60巻の主要な画家と伝えられ「伴大納言絵巻」の作者とも考えられる。生没年未詳。 ⇒ときわ【常盤】

広辞苑 ページ 14052 での○時わかず単語。