複数辞典一括検索+

と・ける【解ける】🔗🔉

と・ける解ける】 〔自下一〕[文]と・く(下二) 結ばれていたり、固まったり、閉じたり、不明だったりしたものが、ゆるめほぐれた状態になる意。 ➊結ばれていたものがばらばらになる。 ①結び目がほどける。万葉集14「昼―・けば―・けなへ紐のわが背なにあひ寄るとかも夜―・けやすけ」。「帯が―・ける」 ②しこりになっていた気持がさっぱりする。万葉集2「磐代の野中に立てる結び松情こころも―・けず古思ほゆ」。「誤解が―・ける」 ③心がゆるむ。安心する。万葉集17「よろづ世と心は―・けて吾がせこがつみし手見つつしのびかねつも」。源氏物語空蝉「心―・けたる寝だにねられずなむ」。「警戒心が―・ける」 ④制約や契約などの束縛が除かれる。「禁が―・ける」 ⑤警備などで固められていた態勢がゆるむ。「包囲が―・ける」 ➋職などから離れる。解任される。源氏物語関屋「その弟の右近の尉―・けて御供にくだりしをぞ」。「任が―・ける」 ➌不明のものが明らかになる。 ①答が出る。「問題が―・ける」 ②納得がゆく。解釈がつく。「疑義が―・ける」

広辞苑 ページ 14116 での解ける単語。