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○止まる所を知らないとどまるところをしらない🔗⭐🔉
○止まる所を知らないとどまるところをしらない
いつまでも止まることなく続く。際限がない。「人の欲は―」
⇒とどま・る【止まる・留まる・停まる】
とどみ【停み・止み】
(水を)たたえること。よどみ。万葉集9「夕しほの満ちの―に」
とど・む【止む】
[一]〔他上二〕
(連用形の用例しか見当たらない)おさえて動きをとめる。おしとどめる。万葉集5「遊びけむ時の盛りを―・みかね過しやりつれ」
[二]〔他下二〕
⇒とどめる(下一)
とどめ【止め】
①とどめること。さしとめること。
②人や生き物を殺す時、最後にその喉を刺すなどして息を絶つこと。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「―に及ばぬ、切捨、切捨」。「―の一撃」
⇒止めを刺す
どどめ
(栃木・群馬県などで)桑の実。
ど‐どめ【土留め】
土砂が崩れたり流されたりするのを防ぐため、コンクリート・板などでかためること。また、その設備。
とど‐めき【轟き】
①とどろくこと。〈字鏡集〉
②溝などが合流して音を立てて流れ落ちる所。
③灌漑用水を取るために川に築いた横堰よこぜき。どめき。
とど‐め・く【轟く】
〔自四〕
(ドドメクとも)
①とどろく。〈類聚名義抄〉
②がやがやと騒ぎ立てる。栄華物語衣珠「二郎君・三郎君―・きておはして」
とどめ‐どり【禁鳥】
(鶯宿梅おうしゅくばいの故事で、村上天皇がその梅を断念したからいう)ウグイスの異称。→鶯宿梅
とど・める【止める・留める・停める】
〔他下一〕[文]とど・む(下二)
①(行こうとするものを)おさえて行かせない。ひきとめる。万葉集18「明日よりは守部やりそへ君を―・めむ」
②(進行中のものを)そこに止まらせる。停止させる。制止する。万葉集14「沖つ渚に船は―・めむ」。万葉集19「流るる涙―・めかねつも」。「足を―・める」
③生きとどまらせる。この世にのこす。万葉集3「―・め得ぬ命にしあれば」。「あやうく一命を―・める」
④あとに残して置く。のこす。源氏物語桐壺「御子をば―・め奉りて忍びてぞいで給ふ」。源氏物語帚木「忍ばるべきかたみを―・めて」。「子供を故郷に―・めて上京する」「芭蕉が足跡を―・めた土地」「記録に―・める」
⑤注意をそこに集中させる。宇津保物語俊蔭「はかなくうち振舞へるも人には殊にて、上、御心―・めて御覧ず」。源氏物語帚木「ゆかしくて耳―・め給へるに」
⑥やめる。中止する。省略する。源氏物語幻「女房など多くいひ集めたれど―・めつ」
⑦しとめる。とどめを刺す。曾我物語8「鹿は重保が矢一つにて―・めたる鹿を」
⑧(結着をつける意で)それを最高のものとする。仮名草子、色音論「誰も嫌はぬ好きの道、若衆・女で―・めたり」
⑨その範囲を出ないようにする。「誤りを指摘するに―・める」
広辞苑 ページ 14225 での【○止まる所を知らない】単語。