とほう‐なげくび【
途方投げ首】
途方に暮れること。
⇒と‐ほう【途方】
○途方に暮れるとほうにくれる
どうしてよいかわからないで、困りきる。狂言、武悪「途方に暮れて分別にあたはぬに依て」。「道に迷って―」
⇒と‐ほう【途方】
○途方も無いとほうもない
①条理にはずれている。とんでもない。浄瑠璃、傾城反魂香「―こと、夜盗押し入りの手引きか」。「―幻想」
②図抜けている。比すべきものもない。歌舞伎、五大力恋緘「―出世してみせる」
③手段の施しようがなくてあきれ惑う。中華若木詩抄「葬らんと思て北原へつれては行けどもなにとも―なり」
⇒と‐ほう【途方】