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と‐ほ【杜甫】🔗🔉

と‐ほ杜甫】 盛唐の詩人。字は子美、号は少陵。鞏きょう県(河南鄭州)の人。先祖に晋の杜預があり、祖父杜審言は初唐の宮廷詩人。科挙に及第せず、長安で憂苦するうちに安禄山の乱に遭遇。一時左拾遺として宮廷に仕えたが、後半生を放浪のうちに過ごす。その詩は格律厳正、律詩の完成者とされる。社会を鋭く見つめた叙事詩に長じ、「詩史」の称がある。李白と並び李杜と称され、杜牧(小杜)に対して老杜という。工部員外郎となったので、その詩集を「杜工部集」という。(712〜770)

と‐ほ【徒歩】🔗🔉

と‐ほ徒歩】 乗物に乗らず歩くこと。かち。かち歩き。「―旅行」

と‐ほう【途方】‥ハウ🔗🔉

と‐ほう途方‥ハウ ①方向。めあて。あてど。方針。 ②手段。手だて。方法。方途。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「―があるまいいとしぼや」 ③すじみち。条理。日葡辞書「トホウヲワキマエヌヒトヂャ」 ⇒とほう‐なげくび【途方投げ首】 ⇒途方に暮れる ⇒途方も無い

ど‐ほう【土崩】🔗🔉

ど‐ほう土崩】 土のくずれるように、物事が漸次に崩壊して支えられなくなること。 ⇒どほう‐がかい【土崩瓦解】

どほう‐がかい【土崩瓦解】‥グワ‥🔗🔉

どほう‐がかい土崩瓦解‥グワ‥ 物事が根底から崩れ去ってどうしようもなくなること。 ⇒ど‐ほう【土崩】

とほう‐なげくび【途方投げ首】🔗🔉

とほう‐なげくび途方投げ首】 途方に暮れること。 ⇒と‐ほう【途方】 ○途方に暮れるとほうにくれる どうしてよいかわからないで、困りきる。狂言、武悪「途方に暮れて分別にあたはぬに依て」。「道に迷って―」 ⇒と‐ほう【途方】 ○途方も無いとほうもない ①条理にはずれている。とんでもない。浄瑠璃、傾城反魂香「―こと、夜盗押し入りの手引きか」。「―幻想」 ②図抜けている。比すべきものもない。歌舞伎、五大力恋緘「―出世してみせる」 ③手段の施しようがなくてあきれ惑う。中華若木詩抄「葬らんと思て北原へつれては行けどもなにとも―なり」 ⇒と‐ほう【途方】

広辞苑 ページ 14268