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○度を失うどをうしなう🔗⭐🔉
○度を失うどをうしなう
恐れや驚きで狼狽してとりみだす。夏目漱石、明暗「此この驚ろきによつて多少なりとも度を失なつた己れの醜くさを」
⇒ど【度】
とん【豚】
①ブタ。また、ブタの肉。「―カツ」
②自分の子の謙称。「―児」
とん【墩・榻】
太鼓形の腰掛。木製・陶磁製などがある。
トン【ton・噸・瓲】
①貨物の質量の単位。記号t
㋐仏トン。メートル法の単位。1トンは1000キログラム。メートルトン・グラムトンともいう。
㋑英トン。ヤード‐ポンド法の単位。1トンは2240ポンド(約1016キログラム)。ロング‐トン。大トン。
㋒米トン。ヤード‐ポンド法の単位。1トンは2000ポンド(約907キログラム)。ショート‐トン。小トン。
②貨物の容積の単位。木材は40立方フィート。石材は16立方フィート。石炭は49ブッシェル。
③船舶積載能力の単位。
㋐総トンは主として商船に用い、船の全容積を表すもので、1トンは100立方フィート(約2.83立方メートル)。
㋑排水トンは軍艦に用い、船の重量を排水量で表すもので、1トンは海水35立方フィートの重量。
㋒重量トンは貨物船に用い、1トンは2240ポンド。英トン。
㋓純トン。総トンから貨物・旅客の積載に利用できない部屋の容積を減じたもの。客船に用いる。
どん
①太鼓などの強く鳴る音。鉄砲の発射する音。また、強く突くさま。
②正午を知らせるために空砲を発したもの。東京では1871年(明治4)に始まり1929年廃止。午砲。夏目漱石、坊つちやん「腹の減つた時に丸の内で午砲どんを聞いた様な気がする」。「―が鳴る」
どん【丼】
「どんぶり」の略。「天―」「牛―」
どん【貪】
(慣用音。呉音はトン、漢音はタン)〔仏〕三毒の一つ。貪欲。貪愛とんあい。
どん【鈍】
①切れあじが悪いこと。にぶいこと。のろいこと。「―な奴やつ」
②つまらないこと。ばかげていること。浄瑠璃、女殺油地獄「―な評定する隙がない」
ドン【don スペイン・ イタリア】
(ラテン語で主人の意のdominusに由来)
①スペイン・イタリアなどの男子の名に付ける敬称。「―=キホーテ」「―=ファン」
②首領。ボス。「財界の―」
ドン【Don】
ロシア西部の川。中央ロシア高地に発し、南流してアゾフ海に入る。下流のヴォルガ‐ドン運河でヴォルガ川と結ばれる。長さ1870キロメートル。古称タナイス川。
どん
〔接頭〕
接頭語「ど」を強めていう語。「―じり」「―ぞこ」
どん
〔接尾〕
(ドノ(殿)の転)下輩または同輩を呼び、特に商家などで奉公人を呼ぶ場合に、その名の下に添えていう語。「権助―」「お竹―」
とんあ【頓阿】
(トンナとも)鎌倉・南北朝時代の歌僧。俗名、二階堂貞宗。京都の人。出家後、二条家の嫡流藤原為世に師事、二条家歌学を再興。為世門の四天王の一人。晩年、西行の旧地双林寺に草庵を結んだ。歌風は典雅端正。二条良基の師範。二条為明のあとを継いで新拾遺集を完成。著「愚問賢注」「井蛙抄」、家集「草庵集」など。(1289〜1372)
とん‐あい【貪愛】
(トンナイとも)〔仏〕好ましい対象に対する強い執着しゅうじゃく。貪。
とん‐えい【屯営】
兵士がたむろすること。また、そのところ。屯所。営所。
とん‐えき【豚疫】
豚疫菌に原因する豚の伝染病。肋膜炎・肺炎などを伴う一種の敗血症。
トンガ【Tonga】
南太平洋にあって、珊瑚礁・火山島から成る島群。住民はポリネシア系。10世紀から王制が続くが、1900年イギリスの保護領となり、70年王国として独立。面積750平方キロメートル。人口10万1千(2002)。首都ヌクアロファ。フレンドリー諸島。→オセアニア(図)
トンガの人々
撮影:田沼武能
どん‐か【鈍化】‥クワ
にぶくなること。また、にぶくすること。「経済成長率の―」
どん‐が【嫩芽】
(「嫩」は若い意)草木のわかい芽。わかめ。新芽。
どん‐かく【鈍角】
90度よりも大きく、180度より小さい角。↔鋭角。
⇒どんかく‐さんかっけい【鈍角三角形】
どんかく‐さんかっけい【鈍角三角形】‥カク‥
一つの角が鈍角である三角形。
⇒どん‐かく【鈍角】
とん‐かち
(もと擬音語)かなづちの俗語。
とん‐カツ【豚カツ】
豚肉のカツレツ。
⇒とんカツ‐ソース【豚カツソース】
とんカツ‐ソース【豚カツソース】
一般にウスター‐ソースより甘味が強く、粘度が高いソース。とんかつなどの揚げ物に合う。濃厚ソース。
⇒とん‐カツ【豚カツ】
どん‐がめ【団亀】
(ドウ(胴)ガメの転)スッポンの異称。〈物類称呼〉
⇒どんがめ‐ざる【団亀笊】
どんがめ‐ざる【団亀笊】
「亀の子笊」の別称。
⇒どん‐がめ【団亀】
とんがらか・す【尖らかす】
〔他五〕
(トガラカスの撥音化)とがらす。「口を―・す」
とんがらか・る【尖らかる】
〔自五〕
(トガラカルの撥音化)とがる。とんがる。
どんがら‐じる【どんがら汁】
(「どんがら」は魚のあらの意)ぶつ切りにした鱈のあらと野菜や豆腐を使った汁物。山形県庄内地方の郷土料理。
とんがり‐ぼうし【尖り帽子】
細長い円錐形の帽子。
とんが・る【尖る】
〔自五〕
(トガルの撥音化)
①とがる。
②いらいらして人に激しく当たる。つっけんどんにする。
どん‐かん【貪官】‥クワン
⇒たんかん
どん‐かん【鈍感】
感じ方や感覚がにぶいこと。「―な人」↔敏感
どん‐き【鈍器】
鋭くないが、重みのある刃物。また、刃のついていない棒状の道具。「―による殺人」
ドンキー【donkey】
驢馬ろば。
⇒ドンキー‐エンジン【donkey engine】
⇒ドンキー‐ポンプ【donkey pump】
ドンキー‐エンジン【donkey engine】
①補助機関。とくに帆船に搭載した機関のこと。
②小型の蒸気機関車。
⇒ドンキー【donkey】
ドンキー‐ポンプ【donkey pump】
ボイラーの給水などに用いる補助ポンプ。
⇒ドンキー【donkey】
ドン‐キホーテ【Don Quijote スペイン】
①セルバンテス作の長編小説。前編1605年、後編15年刊。また、その主人公の名。ドン=キホーテは騎士道物語を読んでみずから騎士となり、痩せ馬ロシナンテにまたがって、従士サンチョ=パンサを供に遍歴の旅に出る。時代を越えて読み継がれ、同名のバレエや、ミュージカル・映画「ラ‐マンチャの男」の原作となった。
②転じて、空想的理想主義者。
⇒ドンキホーテ‐がた【ドンキホーテ型】
ドンキホーテ‐がた【ドンキホーテ型】
ドン=キホーテのように、現実を無視して独りよがりの正義感にかられ、向う見ずの行動に出る人物の型。ツルゲーネフの分類による。↔ハムレット型
⇒ドン‐キホーテ【Don Quijote スペイン】
どん‐きゃく【呑却】
丸呑みにすること。日葡辞書「ダイジャ(大蛇)ヒトヲドンキャクス」
どん‐きゅう
九州北岸地方に多い一種の水上生活者。漁業以外に運送業などをも営んだ。
とん‐きょう【頓狂】‥キヤウ
あわてて間が抜けていること。だしぬけで調子はずれなこと。「―な声をあげる」
⇒とんきょう‐ごえ【頓狂声】
とん‐きょう【頓興】
(→)頓狂に同じ。日葡辞書「トンキョウナ」
とん‐ぎょう【頓教】‥ゲウ
〔仏〕段階を踏まずにいきなり高次の教えを説くこと。または、修行の段階を経ずに一挙に最高の真理を悟る教え。もと華厳経を指していった。↔漸教。→円頓えんどん
とんきょう‐ごえ【頓狂声】‥キヤウゴヱ
間の抜けた声。調子はずれの大声。
⇒とん‐きょう【頓狂】
トンキン【Tonkin; Tongking・東京】
ハノイを中心とするベトナム北部の古称。また、ハノイの旧称。
⇒トンキン‐わん【トンキン湾】
⇒トンキン‐わん‐じけん【トンキン湾事件】
トンキン‐わん【トンキン湾】
南シナ海北西部の支湾。ベトナム北部と中国の広西、雷州半島・海南島に3方を囲まれる。バクボ湾。北部湾。
⇒トンキン【Tonkin; Tongking・東京】
トンキン‐わん‐じけん【トンキン湾事件】
1964年8月トンキン湾で米国の軍艦が北ベトナムの魚雷艇に攻撃を受けたとされる事件。71年米国の謀略であることが明らかにされた。
⇒トンキン【Tonkin; Tongking・東京】
とん‐く【頓句】
すばやく句を作ること。去来抄「詞道具より入る人は―多句なり」
トング【tongs】
氷・ケーキ・パスタなど、物を挟むU字形の道具。
とん‐ぐう【頓宮】
かりみや。行宮あんぐう。
どん‐くさ・い【鈍臭い】
〔形〕[文]どんくさ・し(ク)
ばからしい。のろくさい。間が抜けている。浄瑠璃、神霊矢口渡「ヱヱ―・しと心では怒りながらも」
どん‐ぐり【団栗】
(トチグリ(橡栗)の転か)カシやクヌギ・ナラなどの果実の俗称。椀状の殻斗かくとがあり、果実の下半を包む。〈[季]秋〉
⇒どんぐり‐まなこ【団栗眼】
⇒どんぐり‐め【団栗目】
⇒団栗の背競べ

広辞苑 ページ 14435 での【○度を失う】単語。