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な・げる【投げる】🔗🔉

な・げる投げる】 〔他下一〕[文]な・ぐ(下二) ①(手に持って)遠くへほうる。万葉集8「礫たぶてにも―・げ越しつべき天の川隔てればかもあまた術すべなき」。万葉集13「―・ぐる箭の遠さかり居て」。源氏物語東屋「ただ荒らかなる東絹どもを、おしまろがして―・げ出でつ」。「ボールを―・げる」 ②柔道・相撲などで、腕・腰の力で相手を倒す。 ③身をほうり出す。また、飛びこんで自殺をはかる。源氏物語蜻蛉「俄かに消え失せにけるを、身―・げたるなめりとてこそ」。平家物語10「五体を地に―・げ、発露啼泣し給ひしかば」。天草本平家物語「昔から夫に後るるたぐひ多いと申せども…目の前に身を―・ぐることはありがたいためしぢや」。「椅子に背を―・げる」 ④すべきことを途中でほうりだす。あきらめる。棄権する。「今度の試験は―・げた」「匙さじを―・げる」 ⑤物を捨てる。 ⑥(取引用語)買方が相場下落を見越して、高値買付の株を争って安価で売る。

広辞苑 ページ 14617 での投げる単語。