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○情けが仇なさけがあだ🔗⭐🔉
○情けが仇なさけがあだ
なさけをこめてしたことがかえってためにならないこと。好意が逆効果を生むこと。
⇒なさけ【情け】
なさけ‐がお【情け顔】‥ガホ
なさけのあるらしい顔つき。
⇒なさけ【情け】
なさけ‐が・る【情けがる】
〔自四〕
なさけがあるらしくふるまう。あわれむ。源氏物語関屋「昔よりすき心ありてすこし―・りける」
なさけ‐ごかし【情けごかし】
表面はなさけ深そうにみせて、実は自分の利益を計ること。
⇒なさけ【情け】
なさけ‐ごころ【情け心】
なさけのある心。なさけ。慈悲心。
⇒なさけ【情け】
なさけ‐ざかり【情け盛り】
なさけごころのあるさかり。色気ざかり。
⇒なさけ【情け】
なさけ‐しらず【情け知らず】
人情を解しないこと。思いやりのないこと。男女の情愛を知らないこと。また、その人。
⇒なさけ【情け】
なさけ‐しり【情け知り】
人情を解すること。人情に通じていること。男女の情愛についてよくわきまえていること。また、その人。恋知り。わけ知り。粋すい。
⇒なさけ【情け】
なさけ‐すがた【情け姿】
なさけをこめた姿。色気のある姿。
⇒なさけ【情け】
なさけ‐だ・つ【情け立つ】
〔自四〕
①なさけがあるらしく見える。なさけがありそうにふるまう。源氏物語藤裏葉「―・ち給ふ若人はうらめしと思ふもありけり」
②風流がる。源氏物語帚木「よしばみ―・たざらむなむ目やすかるべき」
なさけ‐づく・る【情け作る】
〔自四〕
なさけがあるらしくふるまう。源氏物語関屋「―・れど、うはべこそあれ、つらき事多かり」
なさけ‐づめ【情け詰め】
人情ずくで攻めたてられること。なさけに迫られること。なさけぜめ。
⇒なさけ【情け】
なさけ‐な【情け無】
(「情無し」の語幹)なさけのないこと。新撰六帖3「人のしわざの―の世や」
⇒なさけ【情け】
なさけ‐な・い【情け無い】
〔形〕[文]なさけな・し(ク)
①なさけ心がない。おもいやりがない。無情である。伊勢物語「―・くいらへてやみぬ」
②つれない。無愛想である。源氏物語帚木「殊更に―・くつれなきさまを見せて」。「―・い素振り」
③不風流である。無骨である。源氏物語玉鬘「歌ふ声の―・きもあはれに聞ゆ」
④あさましい。あきれるほどである。栄華物語耀く藤壺「此の頃の人はうたて―・きまで着重ねても、なほこそは風なども起るめれ」
⑤嘆かわしい。みじめである。「―・い男」「―・い羽目になる」
なさけ‐なさけ・し【情け情けし】
〔形シク〕
いかにもなさけが深いようである。源氏物語帚木「―・しく宣ひつくすべかめれど」
広辞苑 ページ 14628 での【○情けが仇】単語。