○何するものぞなにするものぞ
一体何ができようか、たいしたことはない。相手を見下してかかろうとする意気込みを示す語。「悪天候も―」
⇒なに【何】
なに‐すれ‐ぞ【
何為れぞ】
(古くは清音)どうしてか。なんすれぞ。万葉集
20「―母とふ花の咲き出
で来
こずけむ」
なに‐せ【
何せ】
〔副〕
(セは文語ス(為)の命令形)なにしろ。なんせ。「―先方がそう言うものだから」
なに‐せむ‐に【
何せむに】
①どうして。何にしようというのか。万葉集
11「―命継ぎけむ」
②何になろう(か)。万葉集
5「銀
しろかねも金
くがねも玉も―勝れる宝子にしかめやも」
なに‐ぞ【
何ぞ】
⇒なんぞ