複数辞典一括検索+

○色変えぬ松いろかえぬまつ🔗🔉

○色変えぬ松いろかえぬまつ 常緑の松を称えていう語。〈[季]秋〉 ⇒いろ【色】 いろ‐がき色書】 (「色」は品目の意)進上品の目録。一つ何々として品物の明細を書き連ねたもの。 いろ‐かご色駕籠】 置屋から揚屋へ遊女を送り迎えする駕籠。浄瑠璃、心中重井筒「送り迎ひの―も」 いろ‐かず色数】 ①(「色」は品目の意)品物の種類。品数。浄瑠璃、鎌倉三代記「ドレ帳付けふ、―は何でござんすぞ」 ②色の数。 いろ‐がたき色敵】 ①こいがたき。 ②歌舞伎の役柄。敵役かたきやくの一種だが、色気のある役柄。色悪いろあくのように色男でなくともよい。「御所の五郎蔵」の星影土右衛門など。 いろ‐かつぎ色被衣(→)袖被そでかぶりに同じ。 いろ‐がまし・い色がましい】 〔形〕 好色めいている。歌舞伎、五大力恋緘「あの子に―・いことはなし」 いろ‐がみ色紙】 ①種々の色に染めた無地の紙。染め紙。幼児の折り紙遊びのほか紙細工に多く用いる。「―を折る」 ②鳥の子紙や奉書紙を五色に染めわけたもの。 いろ‐かみしも色裃】 ①葬送の際に着る麻上下あさがみしも。 ②歌舞伎の衣裳。時代物の若侍が着る美しい色模様のある上下。「十種香」の勝頼などが着る。 いろ‐がら色柄】 布地などの、種々の色を用いた文様。 いろ‐ガラス色硝子】 着色剤を調合して製した色のついたガラス。着色ガラス。木下杢太郎、唐紙表紙「青石の上が直ぐいろいろの―になつて、その向ふに湯殿があるのである」 いろかわ色川‥カハ 姓氏の一つ。 ⇒いろかわ‐みなか【色川三中】 いろ‐がわ色革‥ガハ 染色したなめし革。染め革。 いろかわ‐みなか色川三中‥カハ‥ 江戸後期の国学者。常陸土浦の人。薬種兼醸造業の家に生まれたが、弟に家督を譲り、国学に専心した。「検田考証」など田地法制・万葉・草木・度量に関する著書がある。(1801〜1855) ⇒いろかわ【色川】 いろ‐がわら色河原‥ガハラ 京都四条河原のこと。劇場があって色子がいたからいう。好色一代男8「京にて―、色里にて一座せし人々」 いろ‐がわり色変り‥ガハリ ①色のかわること。色のかわったもの。変色。褪色。 ②古写本などで、料紙を幾色かに変えてあること。 ③色違い。 ④(→)「いろなおし」に同じ。 いろ‐ぎ色着】 葬儀の際に喪主や六役の着る白衣。 ⇒いろぎ‐がみ【色着髪】 いろぎ‐がみ色着髪】 服喪中の女子の髪型。つぶし島田のような型。 ⇒いろ‐ぎ【色着】 いろ‐きちがい色狂‥キチガヒ ①色情狂。 ②はなはだ色情を好むこと。また、その人。好色家。 いろ‐きゃく色客】 遊女の情人である客。間夫まぶいろ‐ぎわ色際‥ギハ 色のぐあい。色の加減。宇津保物語国譲中「―などいとめでたし」 い‐ろく位禄ヰ‥ ①官位と俸禄。 ②律令制の俸禄の一種。四位・五位の者に位階の高下に応じて食封じきふの代りに絁あしぎぬ・綿・布などを支給した。三位以上には封戸ふこを支給。→位封いふ⇒いろく‐さだめ【位禄定め】 いろ‐くうかん色空間】 原色の数値を組み合わせることによって、色を表現する方式。また、表現できる範囲。カラー‐スペース。 いろ‐くさ色種・色草】 ①色の種類。源氏物語野分「―をつくして」 ②種々の草。特に秋の草花をいう。〈[季]秋〉 いろく‐さだめ位禄定めヰ‥ 平安時代、毎年2月頃に、位禄を支給すべき人数と位禄を出す国とを定める公事。 ⇒い‐ろく【位禄】 いろ‐くず‥クヅ ①うろこ。いろこ。〈倭名類聚鈔19〉 ②転じて、魚。「うろくづ」とも。夫木和歌抄4「さしでの磯に散りかかる花をかづかぬ―ぞなき」 いろ‐ぐすり色釉】 着色剤として金属化合物を混合した釉うわぐすり。低火度釉ゆうと高火度釉とがある。しきゆう。いろゆう。 いろ‐くらべ色競べ】 容色をあらそうこと。 いろ‐ぐるい色狂い‥グルヒ 女色におぼれて遊びふけること。 いろ‐ぐろ色黒】 肌の色が普通より黒いこと。 いろ‐ぐわ・し色ぐはし‥グハシ 〔形シク〕 色美しい。万葉集10「あからひく色妙いろぐわし子をしば見れば」(「色妙」をシキタヘノと訓む説もある) いろ‐け色気】 ①色のぐあい。いろあい。「ネクタイの―がよくない」 ②愛敬あいきょう。おもむき。風情。「座に―を添える」 ③異性の気をひく性的魅力。「おてんばで、―も何もない」 ④女っ気。「―抜きの会」 ⑤異性に対する関心・欲求。性的感情。「年ごろになって―が出てきた」 ⑥あるものに対する関心・欲求。「大臣の椅子に―を示す」 ⇒いろけ‐づ・く【色気付く】 ⇒色気より食い気 いろ‐けし色消し】 ①色気を消すこと。興趣をそぐような言動をすること。つやけし。やぼ。 ②レンズの色収差いろしゅうさを除くこと。一般にクラウン‐ガラスの凸レンズとフリント‐ガラスの凹レンズとを組み合わせて、赤・青2色の色消しを行う。 ⇒いろけし‐レンズ【色消しレンズ】 いろけし‐レンズ色消しレンズ(→)アクロマチック‐レンズに同じ。 ⇒いろ‐けし【色消し】 いろけ‐づ・く色気付く】 〔自五〕 ①花・果物などが色づく。 ②性的感情をいだくようになる。「娘は急に―・いてきた」 ⇒いろ‐け【色気】

広辞苑 ページ 1488 での○色変えぬ松単語。