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○色気より食い気いろけよりくいけ🔗⭐🔉
○色気より食い気いろけよりくいけ
色欲より食欲を先にする。形よりも実質を取ることのたとえ。
⇒いろ‐け【色気】
いろこ【鱗】
①魚のうろこ。古事記上「魚鱗いろこのごと造れる宮室みや」
②魚。いろくず。
③頭の、ふけ。形状がうろこに似るからいう。〈倭名類聚鈔2〉
⇒いろこ‐がた【鱗形】
いろ‐こ【色子】
歌舞伎若衆で、男色を売る者。かげま。世間胸算用3「酒の相手に―ども」→本子ほんこ2。
⇒いろこ‐ぼうし【色子帽子】
いろ‐こい【色恋】‥コヒ
色情と恋愛。男女の情愛。いろごと。「―沙汰ざた」
イロコイ【Iroquois】
アメリカ合衆国ニューヨーク州付近の森林地帯に住んでいたアメリカ先住民6部族の総称。
いろ‐こ・い【色濃い】
〔形〕[文]いろこ・し(ク)
①衣服の紫・紅などの色が濃い。伊勢物語物語「紫の―・き時は」
②しつこい。くどい。徒然草「片田舎の人こそ―・くよろづはもて興ずれ」
③傾向が強い。「不況の―・い業界」
いろ‐ごえ【色声】‥ゴヱ
色めいた声。なまめかしい声。好色一代女5「すだれ越しに―かけて」
いろこ‐がた【鱗形】
(→)「うろこがた」に同じ。
⇒いろこ【鱗】
いろ‐ごころ【色心】
恋愛の情。色情。いろけ。
いろ‐こそで【色小袖】
色染めの小袖。↔白小袖
いろ‐ごと【色事】
①男女間の恋愛に関する行為。情事。誹風柳多留23「―の気けもないうちにいひなづけ」
②芝居で、男女の情事のしぐさ。ぬれごと。
③情人。愛人。いろ。歌舞伎、傾情吾嬬鑑「あの花紫は幡随院長兵衛が―だとのこと」
⇒いろごと‐し【色事師】
いろごと‐し【色事師】
芝居で、色事を得意とする役者。転じて、女たらし。
⇒いろ‐ごと【色事】
いろ‐ごのみ【色好み】
①恋愛の情緒を味得し、洗練された情趣を愛好すること。また、その人。古今和歌集序「―の家に埋れ木の人知れぬこととなりて」
②情事を好むこと。また、そういう人。好色。
いろこ‐ぼうし【色子帽子】
色子が前髪にあててかぶる紫色の帽子。
⇒いろ‐こ【色子】
いろ‐ごろも【色衣】
美しい色の衣。晴れ着。源氏物語葵「あまた年今日あらためし―着ては涙ぞ」
いろ‐さいげん【色再現】
カラー写真・映画・テレビ・印刷などで、元のままの色を出すこと。また、その程度。
いろ‐さかぶり【色酒振り】
色めかしい、酒席のもてなしぶり。男色大鑑「伊藤は古今の―」
いろ‐ざかり【色盛り】
女の容色や色気が最も盛りの年頃。浄瑠璃、十二段「三五の春の花盛り、―、恋盛り、情盛りの面影を」
いろ‐ざけ【色酒】
①色茶屋で飲む酒。茶屋酒。
②色情と飲酒。
いろ‐ざし【色差し】
①顔などの、色合い。色のぐあい。沙石集1「御―まことにめでたく」
②彩色。いろどり。
いろ‐ざしき【色座敷】
遊興の座敷。
いろ‐ざと【色里】
(→)「いろまち」に同じ。
いろ‐さま【色様】
美しい人の敬称。浄瑠璃、本領曾我「花をあざむく―の御顔も見たし」
いろ‐さわぎ【色騒ぎ】
①痴情に原因したもめごと。
②遊女などを相手に騒ぐこと。
いろ‐し【色師】
色事師いろごとし。洒落本、古契三娼「梅もとのていしゆは、あたま七といつて―さ」
いろ‐じかけ【色仕掛け】
目的を遂げるために、容色や色情を利用して相手に働きかけること。
いろ‐しすう【色指数】
①星や銀河の等級を分光感度の異なる2種の測光法で求めた値の差。青い星は負、赤い星は正の値を持つ。
②岩石の有色鉱物の量を0〜100で表す数値。厳密には雲母・角閃石・輝石・橄欖かんらん石などの有色鉱物の体積パーセントであるが、便宜上はこれらの鉱物の点在する割合を変えて作成した図と岩石の断面とを照らし合わせて決める。花崗岩は0〜10、玄武岩は35〜60。
いろ‐しな【色品】
①色々の種類。品目。しなじな。狂言、筑紫の奥「みねんぐの―を申せと、仰せいだされたれども」
②さまざまの手段・方法。浄瑠璃、曾我五人兄弟「お酌に参れと再三度の呼び使ひ、―替へて召さるれども」
いろ‐じゃしん【色写真】
①カラー写真のこと。
②絵具で彩色した写真。
いろ‐しゅう【色州】‥シウ
遊女。売女。色衆。傾城禁短気「年がまへなる―分別らしく申すは」
いろ‐しゅうさ【色収差】‥シウ‥
レンズを通して物体の像を結ばせる時、その物体の色によって像の位置が変わること。光の波長によってガラスの屈折率が異なるために生じるもので、光学器械ではレンズの組合せによって除去する。→色消し2
いろ‐じょうご【色上戸】‥ジヤウ‥
飲めばすぐ顔の赤くなる酒飲み。赤み上戸。
いろ‐しり【色知り】
人情・色恋の機微に通じていること。また、その人。わけしり。通人。申楽談儀「―にてなくは、住する時節あるべし」
いろ‐じろ【色白】
肌の色の白いこと。「―の美人」
いろ‐ずくめ【色尽め】‥ヅクメ
①美しい色彩をたくさん用いていること。
②色事ばかりであること。
いろ‐すな【色砂】
砂壁仕上げなどに用いる色彩を持った砂。また、その工法。
いろ‐ずり【色刷・色摺】
①衣服などに色彩で模様をつけること。
②2色以上の色を用いて印刷すること。「―の口絵」
いろせ【同母兄・同母弟】
(イロは接頭語)(姉妹からみて)同母の兄また弟。履中紀(図書寮本)院政期点「吾が兄イロセの王おおきみ」↔いろも
いろ‐そ・う【色添ふ】‥ソフ
〔自四〕
①色がひときわ濃くなる。
②物事が添い加わる。玉葉集雑「あはれもいとど―・ふさまに」
いろ‐ぞめ【色染】
種々の色に染めること。布を黒・藍・紺など以外の赤・黄・紫などの色に染めること。
いろ‐だい【色代】
①近親者の香奠。あるいは近親者が香奠以外に贈る金品をもいう。
②色代納いろだいおさめの略。
⇒いろだい‐おさめ【色代納】
いろだい‐おさめ【色代納】‥ヲサメ
江戸時代に例外的に行われた納税法。米や銭を納め難い時、藁わら・筵むしろ・糠ぬか・粟あわ・綿・竹などいろいろのもので代納すること。中世における色代納しきたいのうの転じたもの。
⇒いろ‐だい【色代】
いろ‐だか【色高】
江戸時代の税制の一つ。小物成こものなりのうち、石高を付けて村高に組み入れられたもの。一般には小物成は本年貢とは別立てであったが、美濃や信濃では、桑・漆・楮こうぞ・茶などの栽培に対して課税し、これを米に換算して村高に算入した。→村高→小物成
いろ‐だし【色出し】
素材に手を加えて、美しい色合いを出すこと。
いろ‐だ・つ【色立つ】
〔自四〕
緊張して色めきたつ。怒りなどで顔色が変わる。浄瑠璃、平家女護島「うはべは―・つ敵と敵」
いろ‐ちがい【色違い】‥チガヒ
①恐怖で顔色の変わること。いろちがえ。世間子息気質「子息―して、…身の毛がよだつて寒気立ちます」
②型や寸法などが同じで色だけ違うこと。また、そのもの。
いろ‐ぢゃや【色茶屋】
遊女をかかえておく茶屋。水茶屋に対していう。
いろ‐チョーク【色チョーク】
着色してある白墨はくぼく。
いろ‐づか【色柄】
色事にかかわる権柄けんぺい。遊里における権勢。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「国元では―も握つておる」
いろ‐づかい【色使い・色遣い】‥ヅカヒ
①遊興に金銭をつかうこと。浄瑠璃、桂川連理柵「百両の金を―と言うたはうそ」
②色のつかい方。彩色・配色の具合。「―に特徴のある画」
いろ‐づ・く【色付く】
〔自五〕
①花・紅葉・果実などの色が目だつようになる。「柿の実の―・くころ」
②色気が出てくる。色気づく。
いろ‐づけ【色付け】
①彩色。
②薬品の処理で金属などに美しい色を出すこと。
いろっ‐ぽ・い【色っぽい】
〔形〕
(→)色気3がある。「―・い女性」「―・いしぐさ」
いろ‐つや【色艶】
①色とつや。特に、肌や顔のつや。「―が良い」
②おもむき。おもしろみ。「―をつけて話す」「―に欠ける話」
いろど【同母弟・同母妹】
(イロは接頭語)(兄からみて)同母の弟。(姉からみて)同母の妹。古事記中「弟いろどの名は蠅伊呂杼はえいろど」↔いろえ
いろ‐どこ【色床】
男女がいっしょにねる床。浄瑠璃、蝉丸「一世一度の―」
いろ‐どころ【色所】
①遊里。遊郭。
②男女の愛情のこまやかな地。浄瑠璃、博多小女郎波枕「上方は―」
いろ‐どめ【色止め】
染物・洗濯などの際、布地の色がさめたり落ちたりしないようにすること。
いろ‐とめそで【色留袖】
地色が黒でない留袖。
いろ‐どり【色取り・彩り】
①いろどること。彩色。着色。
②色の配合。配色。「―が良い」
③はなやかな変化。おもしろみ。「―を添える」
⇒いろどり‐づき【色取月】
いろ‐どり【色鳥】
①(呉竹集に「いろどりとは色々の鳥をいふ」とある)種々の小鳥。特に、秋に渡ってくる小鳥。〈[季]秋〉
②飴で作った鳥。
いろどり‐づき【色取月】
(木の葉が色づく月の意)陰暦9月の異称。秘蔵抄「常磐山―になりぬれば錦をさらす心地こそすれ」
⇒いろ‐どり【色取り・彩り】
いろ‐とりどり【色取り取り】
種類が多く、さまざまであるさま。色がさまざまにあるさま。「―の服装」
いろ‐とりのこ【色鳥の子】
色をつけた鳥の子紙。
いろ‐ど・る【色取る・彩る】
〔他五〕
①着色する。彩色する。源氏物語末摘花「絵などかきて―・り給ふ」。「緑に―・られた山」
②顔に白粉おしろいや紅べに・黛まゆずみをつける。化粧する。源氏物語総角「額髪をひきかけつつ、―・りたる顔づくりをよくして」
③種々の色をとりあわせて飾る。潤色する。風姿花伝「十体じっていの中を―・らば、百色ももいろにもなるべし」。「食卓を花で―・る」「戦後を―・る社会的事件」
④身なりを飾る。めかす。また、色っぽい様子をする。契情買虎之巻「好かや―・るにやけ男」
いろ‐なおし【色直し】‥ナホシ
①結婚後3日目または出産後101日目に、新婦または産婦・産児の着けた白小袖などを色物に取り替える習俗。
②結婚式後、披露宴で新婦が式服を別の衣服に着替えること。
⇒いろなおし‐の‐さかずき【色直しの盃】
いろなおし‐の‐さかずき【色直しの盃】‥ナホシ‥サカヅキ
結婚当夜新夫婦が床に入る時、改めて盃をとりかわすこと。床盃。
⇒いろ‐なおし【色直し】
いろ‐ながし【色流し】
染料などを水に溶かして、これを吹き乱してできた波紋文様を紙や布帛ふはくに染めつける染法。
いろな‐ぐさ【色無草】
松の異名。蔵玉集「おく露もときはの名なる―」
いろ‐な・し【色無し】
〔形ク〕
①色つやが欠けている。はなやかでない。古今和歌集哀傷「もみぢばもぬしなき宿は―・かりけり」
②無愛想である。そっけない。日葡辞書「イロナイヒト。即ち、スゲナイヒト」
イロニー【Ironie ドイツ・ironie フランス】
⇒アイロニー
いろ‐にく・し【色にくし】
〔形ク〕
つっけんどんである。そっけない。日葡辞書「イロニクウマウス、また、イウ」
広辞苑 ページ 1490 での【○色気より食い気】単語。