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○熱気にも冷えにも立たぬねっきにもひえにもたたぬ🔗🔉

○熱気にも冷えにも立たぬねっきにもひえにもたたぬ 中途半端である意。狂言、縄綯なわない「いや―ことかな」 ⇒ねっ‐き【熱気】 ねつぎ‐ばしら根継ぎ柱】 一家を継ぐべき者。跡取り。後継者。浮世草子、好色三代男「年久しく―の男子もなければ」 ⇒ね‐つぎ【根継ぎ】 ねっ‐きょう熱狂‥キヤウ 狂うばかりに夢中になること。「―する観衆」 ⇒ねっきょう‐てき【熱狂的】 ねっ‐きょう熱橋‥ケウ 建造物の壁などで熱を伝えやすい場所。断熱材の接合部など。ヒート‐ブリッジ。 ねっきょう‐てき熱狂的‥キヤウ‥ 熱狂しているさま。「―に応援する」「―なファン」 ⇒ねっ‐きょう【熱狂】 ねっき‐よく熱気浴】 リウマチ・神経麻痺後の関節強直などの患者を、電熱による加熱空気・加熱蒸気・加熱砂などで治療すること。 ⇒ねっ‐き【熱気】 ねつき‐りつ値付率】 値付きが成立した銘柄の割合。 ⇒ね‐つき【値付き】 ねっきり‐はっきり根っ切り葉っ切り】 「根切り葉切り」を強めていう語。 ねつ‐きりゅう熱気流‥リウ 室内に置かれた熱源で周囲の空気が暖められて起こる上向きの空気の流れ。 ねっき‐りょうほう熱気療法‥レウハフ (→)熱気浴に同じ。 ⇒ねっ‐き【熱気】 ネッキングnecking】 男女の間で顔や頸を愛撫すること。 ネックneck】 ①首。頸部。 ②衣服の襟。「タートル‐―」 ③(ボトルネックの略)隘路あいろ。障害。「生産の―」 ⇒ネック‐ライン【neckline】 ⇒ネック‐レス【necklace】 ね‐つ・く寝付く】 〔自五〕 ①眠りに就く。寝入る。「子供がやっと―・く」 ②病気で床につく。寝込む。「過労がもとで―・く」 ね‐づ・く根付く】 〔自五〕 ①移し植えた木や草が地に根をおろす。また、挿木などに根が生えて育つ。根がつく。 ②比喩的に、新しい物事がその社会に定着しはじめる。「民主主義が―・く」 ねつ‐くさ・い熱臭い】 〔形〕[文]ねつくさ・し(ク) 発熱した病人特有の熱やにおいが感じられる。夏目漱石、三四郎「下女が来て、だいぶ部屋の中が―・いと言つた」 ネック‐ラインneckline】 洋服の首回りの線。 ネックライン ⇒ネック【neck】 ネック‐レスnecklace】 首飾り。 ⇒ネック【neck】 ね‐つけ根付】 ①巾着きんちゃく・煙草入・印籠いんろうなどを帯に挟んで提げる時、落ちないようにその紐の端につける留め具。珊瑚さんご・瑪瑙めのう・象牙ぞうげなどの材に精巧な彫刻を施したものが多い。おびばさみ。好色一代女6「唐獅子の―」 ②いつも離れず付き添っている人。腰巾着こしぎんちゃく。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「―にする壱文奴よ」 ⇒ねつけ‐ぎょぎょう【根付漁業】 ⇒ねつけ‐しゅう【根付衆】 ⇒ねつけ‐どけい【根付時計】 ねつ‐け熱気】 体温が平常より高いこと。発熱の気味。歌舞伎、島鵆月白浪「―の世話になつたが縁で」 ね‐つけ値付け】 ①値段を付けること。ねづけ。 ②(→)「値付き」に同じ。 ねつ‐けい熱型】 (病気などの時の)体温の上がり下がりの型。 ねつけ‐ぎょぎょう根付漁業‥ゲフ ①一本釣りや刺網などにより根魚ねうおをとる漁業。 ②地元漁民がもっぱら行う地先じさき(磯)での漁業。 ⇒ね‐つけ【根付】 ねつけ‐しゅう根付衆】 取り巻きの人々。常に従う近侍の人々。浄瑠璃、吉野都女楠「お―にとがめられ、括られました」 ⇒ね‐つけ【根付】 ねっ‐けつ熱血】 ①熱い血潮。 ②血がわきたつような激しい意気。「―あふれる演説」 ⇒ねっけつ‐かん【熱血漢】 ねっけつ‐かん熱血漢】 熱い意気・情熱のある男。 ⇒ねっ‐けつ【熱血】 ねつけ‐どけい根付時計】 懐中時計。 ⇒ね‐つけ【根付】 ネッケルJacques Necker】 フランスの銀行家・政治家。フランス革命勃発の前後、財務総監として、窮乏していた財政の改革に当たる。スタール夫人の父。(1732〜1804) ねつ‐けん熱圏】 中間圏より上の大気圏。高度90〜500キロメートル程度。高度と共に温度が上昇。大気は極度に希薄で、一部の分子は電離し、オーロラが起こる。 ねつ‐げん熱源】 熱を供給するみなもと。 ⇒ねつげん‐きき【熱源機器】 ねつげん‐きき熱源機器】 空調設備で、ボイラー・冷凍機・ヒートポンプなどの機器。 ⇒ねつ‐げん【熱源】 ねっこ (秋田地方で)泥炭。→さるけ ねっ‐こ根っこ】 ①木の切株。くいぜ。 ②根もと。根。「―を引き抜く」 ねつ‐こ・い 〔形〕 しつこい。淡泊でない。ねつい。 ねつこうか‐せい熱硬化性‥カウクワ‥ ある種の重合体が、加熱されると分子がところどころで結合して不溶不融の状態に硬化する性質。 ⇒ねつこうかせい‐じゅし【熱硬化性樹脂】 ねつこうかせい‐じゅし熱硬化性樹脂‥カウクワ‥ 熱硬化性を持つ合成樹脂の総称。フェノール樹脂・尿素樹脂・メラミン樹脂など。 ⇒ねつこうか‐せい【熱硬化性】 ねつ‐こうかんき熱交換器‥カウクワン‥ (heat exchanger)温度の異なる流体の、直接または間接的な接触によって熱の交換を行う装置。冷却器・蒸気発生器など。 ねつ‐こうりつ熱効率‥カウ‥ 熱機関に供給された熱エネルギーに対する、機関が発生した仕事の比率。 ねつこ‐ぐさねつこ草】 未詳。一説に、オキナグサの古称。万葉集14「三浦崎なる―」 ねっこり ぬけぬけとしたさま。誹風柳多留23「夜伽よとぎとは―としたうそをつき」 ねっ‐さ熱砂】 日光などに焼かれた熱い砂。ねっしゃ。 ねつ‐さまし熱冷まし】 上がった体温を下げること。また、そのための薬。解熱剤。「―が効く」 ねっ‐さん熱讃】 熱烈にほめたたえること。絶賛。 ねっ‐し涅歯】 (「涅」は染料の黒土)歯を黒く染めること。また、その歯。でっし。 ネッシーNessie】 スコットランドのネス湖にすむといわれた怪獣。 ねっ‐しゃ熱砂⇒ねっさ ねっしゃ‐びょう熱射病‥ビヤウ 熱中症の一種。高温や多湿な環境下で、体温調節機能が破綻した状態。高体温となり、意識障害・痙攣けいれん・臓器障害等を呈する。 ねつ‐しゅうし熱収支‥シウ‥ 熱エネルギーの出入りのある系の、外部の系とのエネルギー交換や系内部でのエネルギー変換の内訳。 ねつ‐しゅとく熱取得】 (heat gain)室内に侵入する不必要な熱エネルギー。↔熱損失 ねっ‐しょ熱暑】 夏のあつさ。太陽の熱で暑いこと。炎暑。 ねっ‐しょう熱唱‥シヤウ 情熱をこめて歌うこと。 ねっ‐しょう熱傷‥シヤウ やけど。火傷。 ねつ‐じょう熱情‥ジヤウ 物事に対して向けられる熱烈な気持・愛情。「―的」 ねつ‐ショック‐たんぱくしつ熱ショック蛋白質】 (heat shock protein)高温にさらされて変化した蛋白質の構造を修正する機能を持つ蛋白質の総称。蛋白質の高次構造形成や複合体形成を助ける。 ねつ‐しょり熱処理】 ①金属、主に合金を加熱・冷却して、その性質を変えること。焼入れ・焼戻し・焼鈍やきなましなど。 ②加熱して殺菌などをすること。 ⇒ねつしょり‐ろ【熱処理炉】 ねつしょり‐ろ熱処理炉】 熱処理を行うために金属を加熱する炉。電気炉・ガス炉・重油炉・石炭炉・塩浴炉など。 ⇒ねつ‐しょり【熱処理】 ねっ‐しん熱心】 (明治期にはサ変動詞としても用いた)一つの物事に深く打ちこむこと。情熱をもって一心に物事をすること。また、そのさま。田口卯吉、日本開化小史「宗門に―するもの何ぞ理論に関せん」。「―に勉強する」「―な指導」 ねっ‐すい熱水】 ①高温の水。熱湯。 ②マグマの温度が低下して鉱物を晶出した後に残る高温の水溶液。熱水溶液。 ⇒ねっすい‐こうしょう【熱水鉱床】 ⇒ねっすい‐へんしつ【熱水変質】 ねっすい‐こうしょう熱水鉱床‥クワウシヤウ 熱水2が岩石の割れ目に入り、溶液からの沈殿と母岩との交代作用でできた鉱床。 ⇒ねっ‐すい【熱水】 ねっすい‐へんしつ熱水変質】 地下の熱水2の作用で岩石・鉱物が変化すること。 ⇒ねっ‐すい【熱水】 ねっ・する熱する】 [文]熱す(サ変) [一]〔自サ変〕 ①熱が生ずる。あつくなる。 ②熱心になる。熱中する。「―・しやすく冷めやすい」 [二]〔他サ変〕 熱を加える。あつくする。「油を―・する」 ねっ‐せい熱性】 ①熱を伴う性質。 ②激昂しやすい性質。 ⇒ねっせい‐びょう【熱性病】 ねっ‐せい熱誠】 熱情から出るまごころ。きわめて深いまごころ。夏目漱石、それから「―が足りないとは、此所の事だなと考へた」 ねっせい‐びょう熱性病‥ビヤウ 熱病のこと。 ⇒ねっ‐せい【熱性】 ねっ‐せん熱戦】 熱のこもった激しい勝負。主に競技にいう。「―を展開する」 ねっ‐せん熱線(→)赤外線に同じ。物体に吸収され、熱エネルギーに変わることが多いのでいう。 ⇒ねっせん‐ふうそくけい【熱線風速計】 ねっせん‐ふうそくけい熱線風速計】 風速計の一種。気流中に電流を通じた加熱線をさらすと、気流の速度によって加熱線の温度が変わり、電気抵抗が変化するので、その値から風速を測定する。 ⇒ねっ‐せん【熱線】 ねっ‐そ熱素】 (caloric)熱を一種の元素と考えて、ラヴォアジエがつけた名。物体の温度変化は、物体内の熱素の多少によって起こるとされた。1798年、ランフォードの実験で否定された。 ねつ‐ぞう捏造‥ザウ (デツゾウの慣用読み)事実でない事を事実のようにこしらえること。「証拠を―する」「―記事」 ねつ‐そんしつ熱損失】 (heat loss)室内から流出する熱エネルギー。↔熱取得 ねっ‐たい熱帯】 赤道を中心として南北両回帰線に挟まれた地帯。気候上ではこれよりやや広く、一年間の平均気温がセ氏20度以上の地帯を指し、椰子の生育する範囲にほぼ一致する。→温帯→寒帯⇒ねったい‐いがく【熱帯医学】 ⇒ねったい‐うりん【熱帯雨林】 ⇒ねったいうりん‐きこう【熱帯雨林気候】 ⇒ねったい‐かじつ【熱帯果実】 ⇒ねったい‐きこう【熱帯気候】 ⇒ねったい‐きだん【熱帯気団】 ⇒ねったい‐ぎょ【熱帯魚】 ⇒ねったい‐こううりん【熱帯降雨林】 ⇒ねったい‐しゅうそくたい【熱帯収束帯】 ⇒ねったい‐しょくぶつ【熱帯植物】 ⇒ねったい‐すいれん【熱帯睡蓮】 ⇒ねったい‐ちょう【熱帯鳥】 ⇒ねったい‐ていきあつ【熱帯低気圧】 ⇒ねったい‐びょう【熱帯病】 ⇒ねったい‐や【熱帯夜】 ⇒ねったい‐りん【熱帯林】 ねったい‐いがく熱帯医学】 熱帯病の調査・研究・対策を目的とする医学。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐うりん熱帯雨林】 (tropical rain forest)熱帯の高温多雨の地に発達する森林。主に常緑の樹冠から超出する木を含む高木、低木、林床性の草木類のほか、樹幹に密生する藤本とうほんおよびおびただしい数の着生植物からなる。南米のアマゾン川流域、アフリカのコンゴ盆地、アジアのスマトラ・ジャワ・ボルネオなどに著しい。熱帯多雨林。熱帯降雨林。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったいうりん‐きこう熱帯雨林気候】 熱帯気候の一つ。高温多湿で、特に雨季が目立たず、一年を通じて雨が多い。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐かじつ熱帯果実‥クワ‥ 熱帯地方に産する果実。バナナ・パイナップル・マンゴー・ドリアンなど。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐きこう熱帯気候】 気候型の一つ。一年中高温で寒暑の差は少なく、昼夜の気温の差は大で、水蒸気の量が多いから雲量・雨量が概して多く、一定の雨季がある。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐きだん熱帯気団】 熱帯あるいは亜熱帯で形成される高温の気団。多湿の海洋性と乾燥した大陸性とに分ける。日本付近では小笠原気団。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐ぎょ熱帯魚】 熱帯に生息する魚類の総称。特に、観賞用に飼育される美しい形態と色彩のもの。エンゼル‐フィッシュ・ソードテール・グッピーなど。〈[季]夏〉 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐こううりん熱帯降雨林‥カウ‥ (→)熱帯雨林に同じ。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐しゅうそくたい熱帯収束帯‥シウ‥ 北東貿易風と南東貿易風との合流する帯状の部分。太平洋・大西洋上では、西部太平洋を除き、年間を通じて北緯5度から10度の位置に存在する。上昇気流が生じ、積乱雲の活動が著しい。赤道収束帯。赤道前線。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐しょくぶつ熱帯植物】 主に熱帯地方に分布する植物の総称。多くは高温多湿の熱帯雨林を形成するが、乾燥地に生じるものもある。ヤシ科・パイナップル科・アカテツ科・サトイモ科・ラン科などが多い。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐すいれん熱帯睡蓮】 観賞用に栽培する熱帯産のスイレン類。熱帯アフリカや東南アジア系の原種からアメリカで改良されたものが多い。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐ちょう熱帯鳥‥テウ ペリカン目ネッタイチョウ科の鳥の総称。主に熱帯地方の外洋にすみ、世界に3種。体はカラスほどで、多くは白色、尾羽の中央の2枚は細長く伸び、30〜50センチメートル。翼も長く、脚は小さい。アカオネッタイチョウ(ハワイ諸島などで繁殖)など。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐ていきあつ熱帯低気圧】 熱帯地方に発生する低気圧。発達したものは激しい暴風雨を伴う。発生地域によって台風・ハリケーン・サイクロンなどと呼ばれる。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐びょう熱帯病‥ビヤウ 熱帯地方に分布する特有の疾病。黄熱・デング熱・睡眠病・発疹熱・腸チフス・コレラ・ペスト・ヒストプラスマ症・回帰熱・マラリア・フィラリア症など。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねったい‐や熱帯夜】 暑くて寝苦しい夜。最低気温がセ氏25度より下がらない夜をいう。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねつ‐たいりゅう熱対流‥リウ (→)対流に同じ。 ねったい‐りん熱帯林】 熱帯地方の森林と森林帯を漠然と指す語。熱帯雨林を中心に森林サバンナなどを含む。 ⇒ねっ‐たい【熱帯】 ねった・し妬し】 〔形ク〕 ネタシの促音化。平家物語9「―・い、さらば景季もぬすむべかりける物を」。日葡辞書「ネッタウナ(馴)レツラン」 ねっ‐ち熱地】 ①暑さのはげしい地域。 ②熱帯地方。 ねっ‐ちゅう熱中】 物事に心を集中すること。夢中になってすること。また、熱烈に思うこと。「遊びに―する」 ⇒ねっちゅう‐しょう【熱中症】 ねっちゅう‐しょう熱中症‥シヤウ 高温や多湿の環境下で起こる障害の総称。塩分やミネラルの不足による熱痙攣けいれん、脱水症状を起こした熱疲労、体温調節機能が失われた熱射病等に分けられる。 ⇒ねっ‐ちゅう【熱中】 ねつ‐ちゅうせいし熱中性子】 周囲の分子の熱運動と平衡状態に達した中性子。また、一般にエネルギーの小さな中性子。物質波としての波長がX線と同程度で、回折や屈折などの光学的現象を示す。 ⇒ねつちゅうせいし‐ろ【熱中性子炉】 ねつちゅうせいし‐ろ熱中性子炉】 核分裂で生じた速い中性子を減速させて熱中性子にし、次の核分裂を行わせて連鎖反応を持続させる原子炉。実用の原子炉はすべてこの型。 ⇒ねつ‐ちゅうせいし【熱中性子】 ねっ‐ちょう熱腸‥チヤウ ①物事に熱心になること。熱腹。 ②悲痛な思い。 ねっちり (→)「ねちねち」2に同じ。 ねつっ‐こ・い 〔形〕 ネツコイの促音化。 ねつっ‐ぽ・い熱っぽい】 〔形〕 ①体温が平熱より高い感じである。ほてる。「だるくて―・い」 ②情熱的である。「―・く理想を説く」 ね‐づつみ根包み】 門・鳥居などの木柱が地に接する部分を、防腐のため石・木・金物などで取り巻いたもの。 ネッティングnetting】 〔経〕個別の取引ごとには資金の決済を行わず、複数の取引について受取りと支払いを相殺し、差額分を決済すること。差額決済。 ねつてき‐ていきあつ熱的低気圧】 昼間、地表が局地的に熱せられ、その地域の気層の気温が上昇することから生ずる低気圧。寿命は短いが、雷雨などの原因となることがある。 ねっ‐てつ熱鉄】 熱した鉄。また、熱でとけた鉄。謡曲、桧垣「今も苦しみを三瀬川に―の桶を担ひ」 ⇒ねってつ‐の‐なみだ【熱鉄の涙】 ねってつ‐の‐なみだ熱鉄の涙】 熱鉄のようにあつい涙。熱涙。浄瑠璃、心中天の網島「熱い涙、血の涙、ねばい涙を打ち越え―がこぼるると」 ⇒ねっ‐てつ【熱鉄】 ねつでん‐おんどけい熱電温度計‥ヲン‥ 熱電対ついを用いた温度計。 ねつでん‐こうか熱電効果‥カウクワ 金属または半導体中の熱の流れと電流とが相互に影響を及ぼし合って生じる効果の総称。ペルティエ効果の類。 ねつ‐でんし熱電子】 高温度にある金属や半導体の表面から放出される電子。 ⇒ねつでんし‐かん【熱電子管】 ねつでんし‐かん熱電子管‥クワン 熱陰極から放出される熱電子を利用する真空管。普通の真空管のほかに、マグネトロン・クライストロン・ブラウン管などがある。 ⇒ねつ‐でんし【熱電子】 ねつてんしゃ‐プリンター熱転写プリンター】 固体インクを熱で溶融あるいは昇華して用紙に転写する方式のプリンター。 ねつでん‐たい熱電堆】 熱電対ついを多数直列に接続したもの。熱電流を利用したり、エネルギーを測定したりするためのもの。熱電対列。サーモパイル。 ねつでん‐つい熱電対】 熱起電力を得るために2種の金属を組み合わせた回路。この起電力を温度の測定に利用する。銅とコンスタンタン、白金と白金ロジウム合金などが用いられる。 ねつ‐でんどう熱伝導‥ダウ 熱が物体の高温部から低温部へ物体中を伝わって移動する現象。主に、金属での熱の伝わり方。 ⇒ねつでんどう‐りつ【熱伝導率】 ねつでんどう‐りつ熱伝導率‥ダウ‥ 熱の伝わりやすさを表す物質定数の一つ。熱の流れに垂直な単位面積を通り、1秒間に流れる熱量を単位温度勾配こうばい(単位長さ当りの温度差)で割った値。金属は熱伝導率が大きい。 ⇒ねつ‐でんどう【熱伝導】 ねつ‐てんびん熱天秤】 温度を変化させながら物質の質量を測定するための天秤。結晶水の分離温度を知るためなどに用いる。 ねつ‐でんりゅう熱電流‥リウ 2種の金属を両端で接続して回路を作り、二つの接点を異なる温度におくとき、この回路に生じる電流。この電流を流す起電力を熱起電力といい、その大きさは金属の種類と接点温度とによって定まる。 ネットnet】 ①網。「ヘア‐―」「バック‐―」 ②球技などで、コートの中央に張った網。 ③ネットワークの略。「―局」 ④インターネットの略。 ⑤正味。純益。掛値なし。↔グロス。 ⑥(→)ネット‐スコアの略。 ⇒ネット‐イン ⇒ネット‐オークション【net auction】 ⇒ネット‐カフェ【net café】 ⇒ネット‐ゲーム【net game】 ⇒ネット‐サーフィン【net surfing】 ⇒ネット‐ショッピング【net shopping】 ⇒ネット‐スコア【net score】 ⇒ネット‐バンキング【net banking】 ⇒ネット‐プライス【net price】 ⇒ネット‐プレー【net play】 ⇒ネット‐ワーキング【networking】 ⇒ネット‐ワーク【network】 ⇒ネットワーク‐アーキテクチャー【network architecture】 ⇒ネットワーク‐かでん【ネットワーク家電】 ⇒ネットワーク‐プロトコル【network protocol】 ねつ‐ど熱度】 ①熱の度合。 ②熱心の度合。熱情の程度。「―が高まる」 ネット‐イン (和製語net in)バレーボール・テニス・卓球などで、ボールがネットに触れて相手方のコートに入ること。 ⇒ネット【net】 ねっ‐とう熱湯‥タウ 煮えたっている湯。にえゆ。「―消毒」 ねっ‐とう熱鬧‥タウ (ネツドウとも)人のこみあって騒がしいこと。服部撫松、東京新繁昌記「来客輻輳、―潮うしおを捲く」 ねっ‐とう熱闘】 熱のこもった激しいたたかい。 ネット‐オークションnet auction】 インターネット上でする競売。 ⇒ネット【net】 ネット‐カフェnet café(→)インターネット‐カフェに同じ。 ⇒ネット【net】 ネット‐ゲームnet game(→)オンライン‐ゲームに同じ。 ⇒ネット【net】 ネット‐サーフィンnet surfing】 インターネット上の様々なサイトを次々に眺めることを、波乗りにたとえていう語。 ⇒ネット【net】 ネット‐ショッピングnet shopping】 インターネットを利用した買い物。オンライン‐ショッピング。 ⇒ネット【net】 ネット‐スコアnet score】 ゴルフで、18ホールの合計ストローク数(グロス‐スコア)からハンディキャップを引いた数。ネット。 ⇒ネット【net】 ネット‐バンキングnet banking(→)インターネット‐バンキングに同じ。 ⇒ネット【net】 ネット‐プライスnet price】 正価。正札。 ⇒ネット【net】 ネット‐プレーnet play】 テニス・バレーボールなどで、ネットぎわでするプレー。 ⇒ネット【net】 ねっとり ①ものの粘りが強いさま。「―した果物」 ②物言いや態度が粘りつくようなさま。「―とからむように言う」 ネット‐ワーキングnetworking】 ①市民活動・社会福祉活動・環境保護運動などをする市民が相互につながってオルターナティブな社会をつくろうとする運動。1980年代に世界各地に広がる。 ②複数のコンピューターが相互につながっていること。 ⇒ネット【net】 ネット‐ワークnetwork】 (網細工・網状組織の意。ネットと略) ①多数のラジオ・テレビ局がキー局を中心にして組織している番組供給網。放送網。 ②コンピューター‐ネットワークの略。 ⇒ネット【net】 ネットワーク‐アーキテクチャーnetwork architecture】 コンピューター‐ネットワークを、機能の枠組みを与えるモデルと通信手段を定めるプロトコルの規定とから体系づける考え方。 ⇒ネット【net】 ネットワーク‐かでんネットワーク家電】 ネットワークに接続でき、リモート制御、コンテンツのダウンロードなどの機能をもつ家電製品の総称。 ⇒ネット【net】 ネットワーク‐プロトコルnetwork protocol(→)プロトコル3に同じ。 ⇒ネット【net】

広辞苑 ページ 15246 での○熱気にも冷えにも立たぬ単語。