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○野くれ山くれのくれやまくれ🔗🔉

○野くれ山くれのくれやまくれ 野や山で日を暮らし。長い旅路をいう語。謡曲、花筐「なほ通ひ行く秋草の―露分けて」 ⇒の【野】 のけ仰け】 あおむけ。あおのけ。平家物語9「後うしろの水田へ―に突き倒す」 のげ】 ノギの訛。 の‐げ野毛(→)「のぎ(芒)」1に同じ。 の‐げいとう野鶏頭】 ヒユ科の一年草。インド原産の帰化植物で雑草化している。高さ約70センチメートル。夏、淡紅色の小花を枝端に密に穂状につける。アマクサ。〈書言字考節用集〉 のけ‐うま退け馬】 乗ろうとすると、嫌って遠のく癖のある馬。〈日葡辞書〉 のけ‐えもん仰衣紋(→)「ぬきえもん」に同じ。 のけ‐がね除け銀】 分散(倒産)の時、債権者の手の及ばないよう、とりのけて隠しておく金銀。日本永代蔵6「小判は売りしゆんかと、相場きくなど、さながら―のやうに思はれける」 のけ‐かぶと仰兜】 戦の最中に、かぶった兜の緒がゆるんで後ろの方に傾くこと。平家物語9「武士ども五六騎―にたたかひなつて…くろ煙けたてて馳せまゐる」 のけ‐くび仰領】 衣服を抜き衣紋に着ること。枕草子109「見苦しきもの。…―したる」 のけ‐ざま仰け様】 背中を下にして上を向いたさま。あおのけざま。竹取物語「八島のかなへの上に―に落ちたまへり」 の‐げし野芥子】 キク科の越年草。路傍・田畑の雑草。高さ50〜100センチメートル。全草軟らかく白汁に富む。茎は中空。春夏の頃、黄色の頭状花を開く。若い茎葉は食用。ハルノノゲシ。ケシアザミ。 のげし のけ‐ぞ・る仰け反る】 〔自五〕 あおむいて後ろへそりかえる。あおむけにそる。「驚いて―・る」 の‐げた野桁】 〔建〕隠れたところにある桁。 のけ‐ち除地】 年貢ねんぐを免除してある土地。 のけ‐ば除け場】 物をとりのけておく場所。

広辞苑 ページ 15382 での○野くれ山くれ単語。