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は・う【這う・延う】ハフ🔗🔉

は・う這う・延うハフ [一]〔自五〕 ①手と足とを地につけて進む。はらばう。枕草子151「三つばかりなるちごの急ぎて―・ひくる道にいとちひさき塵のありけるを」。「地を―・ってすすむ」 ②獣・虫・貝などが伝うようにして前へ進む。古事記「神風の伊勢の海の大石おいしに―・ひもとほろふ細螺しただみのい―・ひもとほり撃ちてし止まむ」。「みみずが―・う」 ③まつわり伝ってゆく。はびこる。万葉集14「谷せばみ峰に―・ひたる玉かづら絶えむの心わが思はなくに」。「垣根につるばらを―・わせる」 ④うろつきまわる。さすらう。源平盛衰記46「如何にも覚さん儘に―・ふ方に―・ひ給へ」 ⑤腹ばいになる。「土俵に―・わせられた」 [二]〔他下二〕 ①張りわたす。ひきのばす。万葉集5「墨縄を―・へたるごとく」 ②懸想けそうする。いいよる。古事記「蓴ぬなわ繰り―・へけく知らに」 ⇒這えば立て立てば歩めの親心 ⇒這っても黒豆

広辞苑 ページ 15606 での這う単語。