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ばし🔗🔉

ばし 〔助詞〕 (係助詞ハに強意の間投助詞シが付いて、語頭が濁音化したもの)平安末期より用いられた。江戸時代にはあまり使われなくなり、現在、佐賀・鹿児島方言に残っている。主として禁止・推量・疑問の文中、また条件を表す文に用いて、強調を表す。平家物語6「これ―出し参らすな」。三体詩絶句抄「此の曹侍御は湖湘に謫せられて―あるか」。尾崎紅葉、二人比丘尼色懺悔「麁忽そこつ―のたまふな」

広辞苑 ページ 15730 でのばし単語。