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○早牛も淀、遅牛も淀はやうしもよどおそうしもよど🔗🔉

○早牛も淀、遅牛も淀はやうしもよどおそうしもよど (淀は京都伏見区の地名)早くとも遅くとも結局行きつく所は同じの意で、物事はあわてても仕方がないことをいう。「遅牛も淀、早牛も淀」とも。狂言、牛馬「ハテ、―といふ程に、晩のとまり迄には追つかうぞ」 ⇒はや‐うし【早牛】 はや‐うた早歌】 ①神楽かぐら歌の後半にうたわれる拍子の早い歌曲。おかしみのあるもの。 ②はやりうた。小唄。そうか。 はや‐うち早打ち】 ①馬を馳せて急を知らせること。また、その使者。謡曲、鉢木「今度の―に上り集まる兵」 ②江戸幕府の老中から京都所司代へ急用の書状を送る時の急使。 ③花火の上げ方、太鼓や碁の打ち方などが、つづけざまで早いこと。 ④(「早撃ち」と書く)ピストルなどの撃ち方がすばやいこと。 ⇒はやうち‐かご【早打駕籠】 ⇒はやうち‐かた【早打肩】 はやうち‐かご早打駕籠(→)早駕籠に同じ。 ⇒はや‐うち【早打ち】 はやうち‐かた早打肩】 にわかに肩のあたりに激痛を感じ、心悸がたかぶり卒倒・気絶する病気。うちかた。はやかた。浮世風呂「目を廻した人があるぜヱ。湯気に上つた上つた。…それこそ―だア」 ⇒はや‐うち【早打ち】 はや‐うま早馬】 ①早打ちの使いの乗る馬。急使の馬。平治物語「―とおぼしくて揉みに揉うで出で来たり」 ②早く走る馬。 はや‐うまれ早生れ】 (小学校入学の年が、4月1日以前と2日以後で区切られることから)その年の1月1日から4月1日までの間に生まれること。また、その人。↔遅おそ生れ はや‐うり早瓜】 ふつうの瓜よりも早く熟する瓜。初うり。わせうり。「こと葉多く―くるる女かな」(蕪村) はや‐うるし早漆】 手早く漆塗りをすること。また、その人。犬筑波「芳野河よしや紅葉も―」 はや‐お早緒‥ヲ ①船を漕ぐとき艪にかける綱。ろづな。枕草子306「―とつけて櫓とかにすげたるものの弱げさよ」 ②橇そりまたは車などにつけて引く綱。山家集「そりの―もつけなくに」 ③(→)「はやいと」に同じ。 ⇒はやお‐うち【早緒打】 はや‐おい早追‥オヒ 江戸時代、急用のため昼夜の別なく駕籠かごを飛ばした使者。駕籠かきの人数を増し、宿駅ごとに乗り換えて間断なく走らせた。はや。 はやお‐うち早緒打‥ヲ‥ (福島県で)綱打節供つなうちせっくのこと。 ⇒はや‐お【早緒】 はや‐おき早起き】 朝早く起きること。「―の励行」 ⇒早起きは三文の徳

広辞苑 ページ 16069 での○早牛も淀、遅牛も淀単語。