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はらみつ【波羅蜜】🔗🔉

はらみつ波羅蜜】 ①〔仏〕(梵語pāramitā)宗教理想を実現するための実践修行。完成・熟達・通暁の意であるが、現実界(生死輪廻)の此岸から理想界(涅槃ねはん)の彼岸に到達すると解釈して、到彼岸・度彼岸・度と漢訳する。特に大乗仏教で菩薩の修行法として強調される。通常、布施・持戒・忍辱にんにく・精進・禅定・智慧の六波羅蜜を立てるが、十波羅蜜じっぱらみつを立てることもある。波羅蜜多。 ②〔植〕クワ科の常緑高木。インド原産。高さ10メートル余。葉は倒卵形。花は多数集合して楕円形をなし、果実は甚だ大形で食用。材は建築・器具用。ナガミパンノキ。波羅蜜樹。

広辞苑 ページ 16116 での波羅蜜単語。