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はら‐わた【腸】🔗🔉

はら‐わた】 ①大腸。〈倭名類聚鈔3〉 ②臓腑。内臓。増鏡「自害すとても、―をばみな繰り出して手にぞ持たりける」。「魚の―」 ③瓜などの内部に、種子と共にある綿のように柔らかいもの。 ④こころ。性根。 ⇒はらわた‐もち【腸餅】 ⇒腸が腐る ⇒腸がちぎれる ⇒腸が煮え返る ⇒腸が見え透く ⇒腸に染みる ⇒腸を切る ⇒腸を断つ ○腸が腐るはらわたがくさる 精神が堕落する。性根が腐る。樋口一葉、にごりえ「腸が腐くさった人は子の可愛さも分りはすまい」 ⇒はら‐わた【腸】 ○腸がちぎれるはらわたがちぎれる 悲しみなどにたえられない状態である。「―思い」 ⇒はら‐わた【腸】 ○腸が煮え返るはらわたがにえかえる 怒りに堪えられないさまの形容。腸が煮えくり返る。「だまされたと思うと―」 ⇒はら‐わた【腸】 ○腸が見え透くはらわたがみえすく 相手のたくらみがよくわかる。 ⇒はら‐わた【腸】 ○腸に染みるはらわたにしみる ①飲んだ酒が体中にしみ渡っていくような快い感じを受ける。 ②深く感銘する。「師の一言が―」 ⇒はら‐わた【腸】

広辞苑 ページ 16121 での単語。