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は・れる【晴れる・霽れる】🔗⭐🔉
は・れる【晴れる・霽れる】
〔自下一〕[文]は・る(下二)
①雲や霧が消え去って無くなる。雨や雪が降りやむ。万葉集10「念はぬにしぐれの雨は降りたれど天雲―・れて月夜さやけし」。源氏物語末摘花「夕霧の―・るる気色もまだ見ぬにいぶせさ添ふる宵の雨かな」。天草本平家物語「源氏のてんでに陣をとつて遠火をたくこと、―・れた天の星のごとくにござつた」。「空が―・れる」
②心のわだかまりが解けさる。さわやかになる。源氏物語松風「思ひむせびつる心の闇も―・るるやうなり」。平家物語5「入道相国ばかりぞ、憤り―・れて喜ばれける」。「気が―・れる」
③疑いなどが解けて潔白になる。「疑いが―・れる」
④ひろびろとなる。展望が開ける。方丈記「谷しげけれど西―・れたり」→晴れて
広辞苑 ページ 16178 での【晴れる】単語。