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ひさし・い【久しい・尚しい】🔗🔉

ひさし・い久しい・尚しい】 〔形〕[文]ひさ・し(シク) ①時が長く経過している。また、行く末が長い。万葉集3「真木の葉や茂りたるらむ松が根や遠く―・しき」。源氏物語東屋「―・しう見給はざりつるに山の紅葉も珍しうおぼゆ」。天草本平家物語「又いつの日いづれの時は必ずめぐり会はうと契るさへも、その期を待つは―・しいに」。「会わなくなってから―・い」「幾―・くお幸せに」 ②挨拶の語。久しぶりである。しばらくぶりである。狂言、磁石「最前から―・しい―・しいとおしやるが、身共は知る人ではおりないぞや」。「お―・うございます」 ③ありふれている。相変わらずである。きまり文句である。浮世風呂2「今日は御褒美にお弁当にしておやりと。また―・しいものさ」 ④馴染なじみである。浄瑠璃、曾根崎「亭主は―・しい客の事、善し悪しの返答なく」

広辞苑 ページ 16461 での久しい単語。