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ふる・い【古い・旧い・故い】🔗⭐🔉
ふる・い【古い・旧い・故い】
〔形〕[文]ふる・し(ク)
①昔のことである。源氏物語夕顔「長生殿の―・きためしはゆゆしくて」。平家物語3「この―・き詩歌を口ずさみ給へば」。「―・く栄えた町」
②存在してから長い年月をへている。以前から伝わっている。源氏物語蓬生「親の御影とまりたる心地する―・きすみか」。枕草子25「―・きものどもの、さもえ行き離るまじきは」。「―・い友人」
③長い間使いならしてふるびている。源氏物語葵「―・き枕、―・きふすま誰と共にか」。「―・い机」
④年老いている。年功をつんでいる。源氏物語蓬生「―・き女ばらなどは」。平家物語7「汝らは―・い者どもなり。軍の様をも掟おきてよ」
⑤陳腐だ。珍しくない。時代遅れである。また、現在のものより前のものである。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「何の事とはお軽、―・いが惚れた、女房になつてたもらぬか」。「頭が―・い」「―・い考え方」「型の―・い自動車」
⑥新鮮でない。「―・い魚」
⇒故きを温ね新しきを知る
広辞苑 ページ 17462 での【古い】単語。