複数辞典一括検索+
べんけい【弁慶】🔗⭐🔉
べんけい【弁慶】
①鎌倉初期の僧。幼名は鬼若丸、熊野の別当の子という。武蔵坊と号して比叡山西塔にいたが、源義経に仕えて武名をあげ、義経の没落に際しても忠実に随行、安宅あたかの関に危難を免れさせ、後に衣川の戦に討死したとして、「義経記」や謡曲・幸若舞曲などに伝説化されている。( 〜1189)
②強い者のたとえ。「内―」
③勝手道具の一つ。竹筒に数個の孔をあけ、いろいろな台所道具を差すもの。そのさまが弁慶の七つ道具を負うのに似ているからいう。
④魚の串などを刺す、わらを束ねたもの。
弁慶
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
⑤(弁慶がいつも義経につき従っていたところから)たいこもち。幇間ほうかん。転じて、取り巻き。
⑥弁慶縞の略。
⇒べんけい‐がに【弁慶蟹】
⇒べんけい‐じま【弁慶縞】
⇒べんけい‐じょうし【弁慶上使】
⇒べんけい‐そう【弁慶草】
⇒べんけい‐やりて【弁慶遣手】
⇒弁慶ぎなた式
⇒弁慶の立往生
⇒弁慶の泣き所

広辞苑 ページ 17802 での【弁慶】単語。