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ぼさつ【菩薩】🔗⭐🔉
ぼさつ【菩薩】
(梵語bodhisattva 覚有情と訳す)
①〔仏〕さとりを求めて修行する人。もと、成道以前の釈迦牟尼および前世のそれを指して言った。後に、大乗仏教で、自利・利他を求める修行者を指し、自利のみの小乗の声聞しょうもん・縁覚に対するようになった。また、観世音・地蔵のように、仏に次ぐ崇拝対象ともされる。菩提薩埵ぼだいさった。
②朝廷から碩徳せきとくの高僧に賜った号。また、世人が高僧を尊称して用いる号。「行基―」
③神仏習合による日本の神の尊号。「八幡大―」
④米の異称。浮世風呂4「―様をかやうにまづ、柘榴口ざくろぐちへまきちらしてお捨なさるといふは」
⑤雅楽。林邑楽の一つ。唐楽、壱越調いちこつちょうの曲。一人舞。舞は廃絶。
⇒ぼさつ‐かい【菩薩戒】
⇒ぼさつ‐じょう【菩薩乗】
⇒ぼさつ‐どう【菩薩道】
⇒菩薩実が入れば俯く、人間実が入れば仰向く
広辞苑 ページ 18098 での【菩薩】単語。