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○待てば海路の日和ありまてばかいろのひよりあり🔗🔉

○待てば海路の日和ありまてばかいろのひよりあり いらだたず待っていれば早晩幸運が到来する。「待てば甘露の日和あり」とも。 ⇒ま・つ【待つ・俟つ】 まてば‐がし馬刀葉樫】 マテバシイの別称。 まてば‐しい馬刀葉椎・全手葉椎‥シヒ ブナ科の常緑高木。日本の暖地の海岸近くに自生。高さ約10メートル、葉は楕円形、厚く平滑で、光沢がある。5〜6月頃、黄褐色の雌雄花穂を生じ、長楕円形の堅果(どんぐり)を結ぶ。果実は炒って食用。都会の街路樹に栽植。材は建築材・器具材。マテバガシ。マテガシ。マタジイ。サツマジイ。 マテリアリズムmaterialism】 唯物論。物質主義。 マテリアルmaterial】 ①材料。素材。 ②物質的。 マデロFrancisco Indalecio Madero】 メキシコの革命家。地主出身の自由主義者。ディアスの独裁に反対し、武装蜂起を呼びかけ、メキシコ革命の端緒を開く。革命軍の勝利後、大統領(在位1911〜1913)。クーデターにより死亡。(1873〜1913) まてん‐ろう摩天楼】 (天を摩するほどの高楼の意。ニューヨーク市の超高層建築を指したスカイスクレーパー(skyscraper)の訳語)数十階に達する高層建築物。摩天閣。 まと】 ①弓や銃砲の発射練習をする時、目標として立てておくもの。〈倭名類聚鈔4〉 ②めあて。目標。目的。また、世間の非難や興味の対象となるもの。「非難の―になる」「―はずれの批評」「命を―に戦う」 ③紋所の名。 ⇒的が立つ ⇒的に当たる ⇒的を射る ま‐と真砥】 刃物を磨ぐ時、最後に用いるきめ細かい質の砥石。〈倭名類聚鈔15〉↔荒砥 まと待と】 (上代東国方言)「待つ」の訛。万葉集14「雨を―のす君をと―も」 まど窓・窗・牕・牖】 (「目門」または「間戸」の意か) ①採光または通風の目的で、壁または屋根にあけた開口部。万葉集11「―越しに月おし照りて」。「―を開ける」「出―」「のぞき―」 ②比喩的に、外と内をつなぐもの。「心の―」 ③(山言葉)山稜がV字形に切れ込んで低くなったところ。風の通ることから出た語。越中でいう。信州では「きれっと」という。「剣岳三の―」 まど‐あかり窓明り】 窓にさしこむ光。また、窓からもれる明り。 まといマトヒ ①まとうこと。 ②馬標うまじるしの一種。竿の頭に種々の飾りをつけ、多くはその下に馬簾ばれんを垂れた。 ③江戸中期以降、纏2に模して作り、火消組の標しるしとしたもの。 纏 ④纏持まといもちの略。 ⇒まとい‐もち【纏持】 まと‐い的射】 ①的をかけて矢を射ること。 ②正月、弓で的を射る神事。 まどい惑いマドヒ (奈良時代には清音)まどうこと。まよい。万葉集6「たわやめの―に縁りて」 ⇒まどい‐ばし【惑い箸】 ⇒まどい‐もの【惑い者】 まど‐い円居・団居‥ヰ (古くはマトイとも) ①人々がまるく並びすわること。くるまざ。古今和歌集「思ふどち―せる夜は唐錦たたまく惜しき物にぞありける」 ②親しく集まり合うこと。団欒だんらん。神楽歌、榊「八十氏人やそうじびとぞ―せりける」。「夕食ゆうげの―」 まどい‐あ・う惑ひ合ふマドヒアフ 〔自四〕 互いに途方に暮れる。ともに迷う。源氏物語須磨「程につけつつ思ふらむ家をわかれてかく―・へる」 まどい‐あり・く惑ひ歩くマドヒ‥ 〔自四〕 道に迷い、また途方に暮れて、あてもなくさまよい歩く。源氏物語若菜下「唐土・高麗とこの世に―・き」 まどい‐い・ず惑ひ出づマドヒイヅ 〔自下二〕 あわてふためいて出る。源氏物語玉鬘「にはかに―・で給ひし騒ぎに」 まどい‐い・る惑ひ入るマドヒ‥ 〔自四〕 あわてて中にはいる。源氏物語蜻蛉「人もこそ見つけて騒がるれと思ひければ―・る」 まどい・く惑ひ来マドヒ‥ 〔自カ変〕 あわてとまどって来る。伊勢物語「簑も笠もとりあへで、しとどに濡れて―・きにけり」 まとい‐つ・く纏い付くマトヒ‥ 〔自五〕 からまりつく。まつわりつく。 まどい‐ばし惑い箸マドヒ‥ 食事の際、菜さいを取ろうとして、箸をあれやこれやと種々のものに向けること。無作法とされる。まよいばし。 ⇒まどい【惑い】 まどい‐ふため・く惑ひふためくマドヒ‥ 〔自四〕 とまどいあわてて、ばたばたする。宇治拾遺物語2「大なるくそとびの羽おれたる、土におちて―・くを」 まとい‐もち纏持マトヒ‥ 火消し2のうち、纏を持つ役を勤めるもの。消し口の要路に立つのが普通。 ⇒まとい【纏】 まどい‐もの惑い者マドヒ‥ 居所の一定しない者。流浪人。平家物語2「君の御出家候ひなば、御内みうちの上下、皆―になりなんず」 ⇒まどい【惑い】 まど・いる円居る・団居るマドヰル 〔自上一〕 団欒だんらんする。宇津保物語梅花笠「氏人の―・ゐる今日は」 まと・う纏うマトフ [一]〔他五〕 ①巻きつくようにする。巻きつかせる。からみつかせる。法華経天喜頃点「手・脚繚マトハれ戻もとれらむ」。宇治拾遺物語14「経頼が足を三返四返ばかり―・ひけり」 ②身につける。「晴着を身に―・う」 [二]〔自四〕 巻きつく。からまる。からみつく。平家物語6「法衣自然に身に―・つて肩にかかり」 ま‐どう魔道‥ダウ ①悪魔の道。あしきみち。邪道。 ②〔仏〕悪魔の世界。 まど・う惑うマドフ 〔自五〕 (奈良時代には清音)事態を見極められず、混乱して応対の仕方を定めかねる意。 ①見当を失って途方にくれる。万葉集2「はにやすの池の堤のこもりぬのゆくへをしらに舎人は―・ふ」。伊勢物語「道知れる人もなくて―・ひ行きけり」 ②悩む。心が乱れる。源氏物語桐壺「車より落ちぬべう―・ひ給へば」。源氏物語早蕨「いかにせむと明け暮るるも知らず―・はれ給へど」。「女に―・う」 ③とりちがえる。考えちがいをする。見まちがいをする。万葉集11「夢にだになにかも見えぬ見ゆれどもわれかも―・ふ恋のしげきに」。平家物語3「但し凡夫薄地是非に―・へるが故に」 ④うろたえる。あわてる。大鏡基経「陪膳の、みこの御前のをとりて、―・ひて尊者の御前にすうるを」 ⑤髪の毛などが乱れる。狭衣物語2「御髪の久しうけづりなどもせさせ給はねど、―・へる筋なく」 ⑥(他の動詞の連用形に付いて)その状態がひどい意を表す。源氏物語末摘花「いとあはれに、寂しく荒れ―・へるに松の雪のみ暖かげに降り積める」。落窪物語1「黒塗の箱の九寸ばかりなるが、深さは八寸ばかりにて、古めき―・ひて処々はげたるを」。徒然草「目・眉・額なども腫れ―・ひてうち覆ひければ、物も見えず」 まど・う償ふマドフ 〔他四〕 つぐなう。うめあわせる。弁償する。好色一代女6「壱両の銀子は私が―・ひます」 まとう‐だい的鯛‥ダヒ マトウダイ科の海産の硬骨魚。全長約50センチメートル。暗灰色で、体側に1個の大きな暗褐色の円紋があり、的まとに似る。日本近海に分布。マトウ。マトウオ。マト。マトダイ。 マトウダイ 提供:東京動物園協会 まとうど全人マタウド ①(欠点のない完全な人の意)正直な人。律義者。狂言、鶏聟「聟殿は―なと聞いたが」 ②馬鹿なこと。とんま。「―な犬ふみつけて猫の恋」(芭蕉) マトゥラーMathurā 梵】 インド北部、ウッタル‐プラデシュ州の古都。古くからヒンドゥー教の聖地、仏教・ジャイナ教の拠点として栄える。古代造形美術の中心地で、2世紀初めには純インド様式の仏像が造られた。マトゥーラ。秣羅。摩頭羅。 ま‐どお間遠‥ドホ ①時間的・空間的に、間隔があいていること。源氏物語夕顔「壁の中の蟋蟀だに―に聞きならひ給へる御耳に」。「砲声が次第に―になる」 ②織り目や結い目が粗いこと。また、そのもの。平家物語灌頂「―に結へるませ垣や」 ま‐どお・い間遠い‥ドホイ 〔形〕[文]まどほ・し(ク) (古くは清音)場所または時間が遠く隔たっている。万葉集3「児らが家道いえじやや―・きを」 まど‐か円か】 (古くはマトカとも) ①まるいさま。まんまるなさま。伊勢物語集「久方の月の―になる頃は」 ②満ち足りて安らかなさま。おだやかなさま。まどやか。日葡辞書「マトカナヒト」。「夢―」 まど‐がい窓貝‥ガヒ マドガイ科の二枚貝。殻は高さ約10センチメートルの円形で扁平。白色を帯びた半透明で、真珠光沢がある。中国では古くから殻を障子にはめて窓に用いた。暖簾のれんなどの細工物に作る。台湾以南の太平洋・インド洋に広く分布。 まど‐かけ窓掛け】 光線をさえぎるために窓にかける布。カーテン。

広辞苑 ページ 18582 での○待てば海路の日和あり単語。