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みみ【耳】🔗⭐🔉
みみ【耳】
①聴覚をつかさどる器官。人では外耳・中耳・内耳の3部に分かれ、外耳は耳介と外耳道とから成り、外耳道の内端には、空気の振動を伝える鼓膜がある。鼓膜の振動は、中耳にある3個の骨によって伝えられ内耳に達し、聴神経を刺激して聴覚を生じる。また、内耳には一般に平衡器官が含まれている。万葉集19「―聞き眼に見るごとに」→外耳→中耳→内耳。
耳の構造
耳介
外耳道
鼓膜
鼓室
耳管
蝸牛殻
耳小骨
砧骨
鐙骨
槌骨
三半規管
②耳介のこと。耳朶じだ。「―を動かす」
③聞くこと。聞こえること。聴覚。また、音に対する感受性。「地獄―」「―がよい」
④耳介のような形をした取手とって。
⑤針のめど。みみず。
⑥織物・紙類または食パンなどの縁、またその縁の厚くなったところ。
⑦書籍の部分の名。上製本で、本の開きをよくするため、中身の背を両側に押し広げた隆起部分。→装丁(図)。
⑧大判・小判のへり。転じて、その枚数。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「千両の小判、―が欠けてもならぬ」
⑨暖簾のれん・草鞋わらじなどの紐を通すための小さい輪。乳ち。
⑩近世の兜かぶとの吹返しの俗称。
⇒耳が痛い
⇒耳が汚れる
⇒耳が肥える
⇒耳が近い
⇒耳が遠い
⇒耳が早い
⇒耳聞く
⇒耳順う年
⇒耳に当たる
⇒耳に入れる
⇒耳に逆らう
⇒耳に障る
⇒耳にする
⇒耳に胼胝ができる
⇒耳に立つ
⇒耳につく
⇒耳にとどまる
⇒耳にとまる
⇒耳にとめる
⇒耳に残る
⇒耳に入る
⇒耳に挟む
⇒耳を疑う
⇒耳を掩いて鐘を盗む
⇒耳を貸す
⇒耳を傾ける
⇒耳を聞く
⇒耳を滌ぐ
⇒耳を澄ます
⇒耳を攲てる
⇒耳を揃える
⇒耳を立てる
⇒耳を潰す
⇒耳を塞ぐ

広辞苑 ページ 18967 での【耳】単語。