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○盲蛇に怖じずめくらへびにおじず🔗⭐🔉
○盲蛇に怖じずめくらへびにおじず
物事を知らないために、かえって物おじをせず、向うみずなことをする。近来俳諧風体抄上「この道の重きを知らぬ者、目くら蛇に恐れずといへるごとく、口に任せて言ひ散す事」
⇒め‐くら【盲・瞽】
めくら‐ほうし【盲法師】‥ホフ‥
盲人の琵琶法師。
⇒め‐くら【盲・瞽】
め‐くらまし【目眩まし】
相手の目を一瞬見えなくさせること。相手の目をあざむくこと。また、その方法。
めくら‐まど【盲窓】
形だけで、光を通さない装飾的な窓。
⇒め‐くら【盲・瞽】
め‐くら・む【眩む】
〔自五〕
目がくらむ。めくるめく。
めくら‐めっぽう【盲滅法】‥ポフ
わけもわからず事を行うこと。少しも見当を定めないさま。やみくも。
⇒め‐くら【盲・瞽】
めくり【捲り】
①めくること。また、めくるもの。
②「めくりカルタ」の略。
⇒めくり‐カルタ【捲りカルタ】
⇒めくり‐ふだ【捲り札】
めぐり
(→)「えぐり」に同じ。
めぐり【回り・廻り・巡り】
①あるもののまわりをまわること。行道ぎょうどうすること。栄華物語本雫「またちごどもの―するとも見えたり」
②ある順序に従って移動すること。一定の順序で移っていくこと。循環すること。浮世物語「四季の―」。「名所―」「血の―が悪い」
③かこいの垣や塀。更級日記「門出したる所は―などもなくて」
④まわり。周囲。万葉集18「乎不おふの浦のありその―見れど飽かずけり」
⑤⇒おめぐり。
⇒めぐり‐あい【巡り合い】
⇒めぐり‐あわせ【巡り合せ】
⇒めぐり‐がみ【巡神】
めぐり‐あい【巡り合い】‥アヒ
めぐりあうこと。邂逅かいこう。
⇒めぐり【回り・廻り・巡り】
めぐり‐あ・う【巡り合う】‥アフ
〔自五〕
めぐりめぐって出会う。邂逅かいこうする。「旧友と―・う」「幸運に―・う」
めぐり‐あわせ【巡り合せ】‥アハセ
自然にまわってくる運命。まわりあわせ。「―が悪い」
⇒めぐり【回り・廻り・巡り】
めぐり‐がみ【巡神】
暦の吉凶を支配する暦神で、年あるいは日によって居る方位を変えるもの。その方角を犯すことを忌む。→天一神なかがみ→金神こんじん
⇒めぐり【回り・廻り・巡り】
めくり‐カルタ【捲りカルタ】
①天正カルタから花札へ変わる過程で、江戸後期にはやったカルタばくち。48枚を花札のように合わせて行き、役やくが色々ある。
②(札を積みおきめくるから)花札の異称。
⇒めくり【捲り】
めくり‐ふだ【捲り札】
①めくりカルタの札。また、花札のこと。
②花合せ2やトランプ遊戯で、めくって出た札。
⇒めくり【捲り】
めぐりみず‐の‐とよのあかり【曲水の豊明】‥ミヅ‥
曲水きょくすいの宴。顕宗紀(図書寮本)院政期点「後苑に幸いでまして曲水宴メクリミツノトヨノアカリキコシメス」
めく・る【捲る】
〔他五〕
(マクルの訛)
①巻くようにして下を現す。「札を―・る」「ページを―・る」
②はがす。はがすようにして取りのける。「石畳を―・る」
めぐ・る【回る・廻る・巡る】
〔自五〕
①ぐるぐるまわる。円を描くように動く。竹取物語「燕子産まむとする時は尾をささげて七度―・りてなん産み落すめる」。徒然草「水車…思ふやうに―・りて水をくみいるることめでたかりけり」
②周囲をぐるりとまわる。特に、行道ぎょうどうする。神代紀上「便ち磤馭慮嶋おのごろしまを以て国中の柱として陽神は左より―・り陰神は右より―・る」。源氏物語賢木「みこたちもさまざまの捧物ほうもちささげて―・り給ふに」。「池を―・る」
③物が次々移り渡って1巡する。循環する。源氏物語若菜下「盃の―・りくるも頭いたく覚ゆれば」
④まわりをとりかこむ。また、あることを中心にして、それにまつわり関連する。万葉集17「いみづ川い行き―・れる玉くしげ二上山は」。源氏物語葵「宿直の人々は近う―・りてさぶらへど」。「領土を―・る紛争」
⑤あちこちを歩きまわる。万葉集17「女郎花咲きたる野べを行き―・り」。源氏物語真木柱「春宮の御かたがたに―・るほどに夜あけぬ」。「名所旧跡を―・る」
⑥次々と移り進んで結局もとのさだまったところへもどる。また、輪廻の境界を脱し得ないで、幾度も世の中に生まれ変わる。源氏物語澪標「みをつくし恋ふるしるしにここまでも―・りあひける縁えには深しな」
⑦時が移り行く。紫式部日記「めづらしき光さし添ふ盃は持ちながらこそ千代も―・らめ」。「季節が―・る」
⑧月日を送る。世に生きながらえる。源氏物語手習「我かくてうき世の中に―・るとも誰かは知らむ月の都に」
⇒回る因果
広辞苑 ページ 19322 での【○盲蛇に怖じず】単語。