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○馬は馬づれうまはうまづれ🔗⭐🔉
○馬は馬づれうまはうまづれ
同類のものは集まりやすいこと。また、似たもの同士が集まるとうまくいくこと。牛は牛づれ。
⇒うま【馬】
うま‐ばえ【馬蠅】‥バヘ
ウマバエ科のハエ。体長は16〜20ミリメートル。体に褐色の毛が多く、翅には黒紫色の斑がある。馬にたかり、その毛に産卵する。孵化ふかした幼虫は馬が毛をなめるとき口中に入り、胃の中で成長した後、糞と共に排出されて土中で蛹となる。幼虫を筍虫たけのこむしという。馬虻うまあぶ・ばぼう。
うま‐ばくろう【馬博労・馬伯楽】‥ラウ
馬の売買業者。
うま‐ばしり【馬走り】
直線の馬場の馬出しから馬駐うまとどめまでの距離。
うま‐はたけ【馬刷】
馬の毛をすくのに用いる櫛くし。うまぐし。〈倭名類聚鈔15〉
うまば‐どの【馬場殿】
内裏の武徳殿前の馬場。貴族の私邸にもある。ばばどの。源氏物語藤裏葉「まづ―に左右の司の御馬ひきならべて」
⇒うま‐ば【馬場】
うまば‐の‐おとど【馬場の殿】
(→)「うまばどの」に同じ。源氏物語少女「―つくり埒らちゆひて」
⇒うま‐ば【馬場】
うまば‐や【馬場屋】
馬場に設けた殿舎。栄華物語初花「土御門殿の―埒などいみじうしたてさせ給ふ」
⇒うま‐ば【馬場】
うま‐はやびきゃく【馬早飛脚】
江戸時代の早飛脚で、馬によったもの。
うま‐ひき【馬引】
うまかた。まご。
うま‐びしゃく【馬柄杓】
馬を洗う時などに使う柄杓。〈日葡辞書〉
うま‐ひと【貴人】
家柄のよい人。位の高い人。徳の高い人。万葉集2「―さびて不欲いなと言はむかも」
うま‐びと【馬人】
うまかた。うまかい。
うま‐びゆ【馬莧】
スベリヒユの古称。
うま‐びる【馬蛭】
ヒルの一種。体はやや扁平で長い紡錘形。体長約10センチメートル。背面は暗緑色で、5条の暗色の縦線がある。雌雄同体。水田・池沼などにすみ、冬は泥中に隠れる。人畜の血を吸わない。日本などに広く分布。倭名類聚鈔19「馬蛭、無末比流」
うま‐ふせぎ【馬防ぎ・馬塞】
①馬柵うませ。かきね。さく。
②楯。〈新撰字鏡7〉
うま‐ぶね【馬槽】
①まぐさを入れる桶。飼葉桶。馬の枡形ますがた。宇津保物語初秋「お前に―たてて御馬どもにまぐさ飼はれ」
②大きな桶。東海道名所記「熱き湯いで走るを、筧にて家々にとり、―にたたへて」
うま‐ふぶき【牛蒡】
ゴボウの古名。〈倭名類聚鈔17〉
うま‐へん【馬偏】
漢字の偏の一つ。「駒」「騎」などの偏の「馬」の称。
うま‐まわり【馬廻】‥マハリ
①大将の乗馬の周囲。
②大将の乗馬の際、近くで護衛にあたった騎馬の武士。麾下きか(旗本)の士。江戸時代には、大名本陣の中核を形成する役職・家柄。三河物語「―の者計ばかり引つれて」
うま‐み【旨み】
①うまい味。また、その程度。
②巧みなこと。おもしろみ。「―のある芸」
③商売などで、普通以上にたやすく生ずる利益。「―のない仕事」
⇒うまみ‐ちょうみりょう【うま味調味料】
うまみ‐こふんぐん【馬見古墳群】
奈良盆地の南西部、大和高田市以北の馬見丘陵にある古墳群。4世紀半ば〜6世紀初めの大型の前方後円墳などがあり、葛城かずらき氏の墳墓とする説がある。
うまみ‐ちょうみりょう【うま味調味料】‥テウ‥レウ
昆布・鰹節などの天然の旨み成分を化学的にまたは酵素を用いて処理して得た調味料。また、それらの2〜3種を混合したもの。グルタミン酸ナトリウム・イノシン酸ナトリウム・グアニル酸ナトリウムの類。旧称、化学調味料。
⇒うま‐み【旨み】
うまめ‐がし【姥目樫】
⇒うばめがし
うま‐もち【馬持】
①馬を所持する主。
②馬の取扱い方。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「―が好い故、その月毛も一両年めつきりとよくなつた」
③馬を人に貸して賃銭をとる人。歌舞伎、東海道四谷怪談「四谷の住人―にて」
うま‐や【厩】
馬を飼っておく小屋。馬小屋。万葉集13「赤駒を―に立て黒駒を―に立てて」
⇒うまや‐ごえ【厩肥】
⇒うまや‐ざしき【厩座敷】
⇒うまや‐ざぶらい【厩侍】
⇒うまやだて‐の‐うま【厩立の馬】
⇒うまや‐の‐つかさ【厩司】
⇒うまや‐の‐とねり【厩舎人】
⇒うまや‐の‐べっとう【厩別当】
⇒うまや‐ぶぎょう【厩奉行】
⇒うまや‐まつり【厩舎祭】
うま‐や【駅・駅家】
①律令制で全国の主要な諸道に設置された公用の旅行・通信のための施設。→駅制。
②律令制の駅の建物。駅館。万葉集14「鈴が音のはゆま―の堤井の」
⇒うまや‐じ【駅路】
⇒うまや‐たち【駅館】
⇒うまや‐づかい【駅使】
⇒うまや‐の‐おさ【駅長】
うまやかじ【厩火事】‥クワ‥
落語。厩の火事で馬より家臣の身を案じた孔子の伝説を聞いて、髪結の女房が、亭主愛蔵の瀬戸物をこわして、その心根を見きわめる。
うまや‐ごえ【厩肥】
家畜小屋の糞尿と敷藁とのまじったものを腐敗させた肥料。きゅうひ。
⇒うま‐や【厩】
うまや‐ざしき【厩座敷】
台所と相対した厩の裏側につくった座敷。もっぱら下男下女などの寝室にあてる。
⇒うま‐や【厩】
うまや‐ざぶらい【厩侍】‥ザブラヒ
武家時代の武士の邸内の控所。
⇒うま‐や【厩】
うまや‐じ【駅路】‥ヂ
⇒えきろ。
⇒うま‐や【駅・駅家】
うまや‐たち【駅館】
(→)駅うまや2に同じ。神功紀「往還かよふ路の―とす」
⇒うま‐や【駅・駅家】
うまやだて‐の‐うま【厩立の馬】
厩で飼い馴らした良馬。
⇒うま‐や【厩】
うまや‐づかい【駅使】‥ヅカヒ
⇒えきし。
⇒うま‐や【駅・駅家】
うまやど‐の‐おうじ【厩戸皇子】‥ワウ‥
聖徳太子の名。厩戸王。
うまや‐の‐おさ【駅長】‥ヲサ
⇒えきちょう1
⇒うま‐や【駅・駅家】
うまや‐の‐つかさ【厩司】
摂政・関白に仕えて、御厩みまやの馬のことをつかさどった役。
⇒うま‐や【厩】
うまや‐の‐とねり【厩舎人】
厩で働く雑人。うまやどねり。
⇒うま‐や【厩】
うまや‐の‐べっとう【厩別当】‥タウ
院司・家司けいし・国司などの下に属し、馬の飼育をつかさどった役。今昔物語集26「―に仕るべきやうに持ち成しければ」
⇒うま‐や【厩】
うまや‐ばし【厩橋】
①東京都隅田川の橋。1929年竣工。台東・墨田両区を連絡する橋で、駒形橋の下流にある。→隅田川(図)。
②群馬県前橋市の旧称。厩橋氏の居城があった。
うまや‐ぶぎょう【厩奉行】‥ギヤウ
鎌倉・室町時代の幕府の厩馬のことをつかさどり、また将軍の外出に従った職。
⇒うま‐や【厩】
うまや‐まつり【厩舎祭】
正月厩舎の悪魔払いの行事。昔は猿舞を業とする者が関与した。
⇒うま‐や【厩】
うま‐ゆみ【騎射・馬弓】
馬上で弓を射ること。端午の節会の騎射の行事など。きしゃ。〈[季]夏〉。皇極紀「五月乙卯朔己未(5日)…射猟うまゆみを観しむ」↔歩射かちゆみ。→騎射きしゃの節
うま‐よせ【馬寄せ】
走馬はしりうまの行事に際し、登場の馬を招集すること。転じて、走馬のこと。馬競べ。馬さし。
うま‐よろい【馬鎧・馬甲】‥ヨロヒ
軍馬に着せる鎧で、多く布に方形の鉄札・革札を綴じつけたもの。具装。
馬鎧
うまら【荊棘・茨】
(上代東国方言)(→)「うばら」に同じ。いばら。
うま‐ら【旨ら】
(ラは接尾語)うまいさま。よいさま。古事記中「大御酒おおみき―に聞こし以ち食おせ」
うま‐りょう【右馬寮】‥レウ
「馬寮めりょう」参照。
ウマル【‘Umar】
イスラムの第2代正統カリフ。イスラム国家の基礎の建設者。イスラム暦を制定。オマル。(在位634〜644)( 〜644)
うま・る【生る・産る】
〔自下二〕
⇒うまれる(下一)
うま・る【埋まる】
〔自五〕
①他の物の中に没して外から見えない状態になる。太平記7「大手の堀一重ひとえは、死人に―・りて平地になる」。「家が土砂に―・る」
②一杯になる。ふさがる。「人で―・った広場」
③足りないところが補われる。「これで赤字が―・った」「欠員が―・る」
④(多く否定の形で用いる)ひきあう。わりにあう。浮世風呂4「御新造さんこそ―・らねえ役だネ」
ウマル‐ハイヤーム【‘Umar Khaiyām】
イランの天文学者・数学者・詩人。四行詩「ルバイヤート」は19世紀に英訳され、広く愛誦されてきた。オマル=ハイヤーム。(1048〜1131)
うまれ【生れ】
①生まれること。誕生。「昭和―」
②生まれた土地。生地。産地。「―は遠州浜松在」
③生まれた家柄。素姓。「―が違う」
④生まれついた性質。狂言、老武者「不調法な―で面目もござらぬ」
⇒うまれ‐うまれ【生れ生れ】
⇒うまれ‐がえり【生れ返り】
⇒うまれ‐かわり【生れ変り】
⇒うまれ‐こきょう【生れ故郷】
⇒うまれ‐ざいしょ【生れ在所】
⇒うまれ‐じょう【生れ性】
⇒うまれ‐すじょう【生れ素姓】
⇒うまれ‐ぞこない【生れ損い】
⇒うまれ‐だち【生れ立ち】
⇒うまれ‐たて【生れ立て】
⇒うまれ‐つき【生れ付き】
⇒うまれ‐づき【生れ月】
⇒うまれ‐どし【生れ年】
⇒うまれ‐ね【生れ値】
うまれ‐あ・う【生まれ合う】‥アフ
〔自五〕
「うまれあわせる」に同じ。玉葉集恋「かくばかりつれなき人と同じ世に―・ひけんことさへぞうき」
うまれ‐あが・る【生まれ上がる】
〔自四〕
親以上の素質を持って生まれる。狂言、八句連歌「是はさて、おやごよりも、―・らつしやれた事でござる」
うまれ‐あわ・せる【生まれ合わせる】‥アハセル
〔自下一〕[文]うまれあは・す(下二)
おなじ時代に生まれる。ちょうどその時期に生まれる。「悪い時代に―・せたものだ」
うまれ‐うまれ【生れ生れ】
生まれるとすぐ。生まれたまま。
⇒うまれ【生れ】
うまれ‐お・ちる【生まれ落ちる】
〔自上一〕[文]うまれお・つ(上二)
この世に生まれ出る。うまれる。「―・ちてこのかた」
うまれ‐がえり【生れ返り】‥ガヘリ
親よりも劣って生まれること。日葡辞書「ウマレガエリニナッタ」
⇒うまれ【生れ】
うまれ‐かわり【生れ変り】‥カハリ
生まれかわること。また、その人。
⇒うまれ【生れ】
うまれ‐かわ・る【生まれ変わる】‥カハル
〔自五〕
①いったん死んだ者が再び別の生命を得て生まれてくる。
②人がかわったように人柄がよくなる。更生する。比喩的に、物事が一新する。「善人に―・る」「平和国家に―・る」
うまれ‐こきょう【生れ故郷】‥キヤウ
生まれ出た土地。故郷。産地。
⇒うまれ【生れ】
うまれ‐ざいしょ【生れ在所】
生まれた田舎。浄瑠璃、心中万年草「―の名残りさへ親より殿を思ふぞや」
⇒うまれ【生れ】
うまれ‐じょう【生れ性】‥ジヤウ
うまれつき。天性。浄瑠璃、心中宵庚申「とかく男に縁のない―とばかりにて」
⇒うまれ【生れ】
うまれ‐すじょう【生れ素姓】‥ジヤウ
生まれた家筋。家系。血統。
⇒うまれ【生れ】
うまれ‐ぞこない【生れ損い】‥ゾコナヒ
人並に生まれつかないこと。人をののしっていう語。誹風柳多留11「江戸つ子の―金をため」
⇒うまれ【生れ】

広辞苑 ページ 1937 での【○馬は馬づれ】単語。