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○元の木阿弥もとのもくあみ🔗⭐🔉
○元の木阿弥もとのもくあみ
(戦国時代、筒井順昭が病死したとき、声の似ていた盲人木阿弥を順昭が病気で寝ているようにみせかけ、嗣子順慶が長ずるに及んで初めて順昭の死を公にし、木阿弥はもとの市人となったという故事から)いったん良い状態になったものが、再びもとのつまらないさまにかえること。苦心や努力も水泡に帰して、もとの状態にもどってしまうこと。
⇒もと【元・旧・故】
もと‐の‐もくあみ【元の木阿弥】
⇒もと(元)(成句)
もと‐の‐もくあみ【元木網】
江戸後期の狂歌師。通称、喜三郎。屋号、大野屋。落栗庵と号す。天明狂歌壇で活躍し、後輩を指導した。編著「新古今狂歌集」。(1724〜1811)
もと‐は【本葉】
植物の茎または幹の本の方にある葉。もとつは。万葉集10「秋萩の―の黄葉もみち散らまく惜しも」↔末葉うらば
もと‐はぎ【本矧】
矢羽の下の茎を巻いた所。↔末矧うらはぎ。→矢(図)
もとはこね【元箱根】
神奈川県箱根町の一部。芦ノ湖の湖頭に発達した集落。箱根神社や関所跡がある。
もと‐はず【本弭・本筈】
弓の下の弭。↔末弭うらはず
もと‐はやり【元流行】
元値が高いこと。もとっぱやり。
もとばらい‐うんちん【元払い運賃】‥バラヒ‥
荷物の発送地で発送人の支払う運賃。
もと‐びょうし【本拍子】‥ビヤウ‥
宮廷の神楽で本方もとかたの主唱者。↔末拍子
もと‐ふね【元船】
同じ漁場で同じ漁業を行う船のうち、一番先に漁場に到着し、または一番先に漁労を行なって、他の漁船操業の基準となる船。
もと‐ぶね【本船】
①小船を従えている大船。おやぶね。〈日葡辞書〉↔枝船えだふね。
②沖にあって、艀はしけで陸上と交通する大船。
⇒もとぶね‐わたし【本船渡し】
もとぶね‐わたし【本船渡し】
〔経〕(→)エフ‐オー‐ビー(FOB)に同じ。
⇒もと‐ぶね【本船】
もと‐へ【元へ】
〔感〕
(元の状態に戻る意)
①体操などでやり直しをする時にかける言葉。
②言い直しをする時に発する言葉。もとい。
もと‐へ【本方・本辺】
①(樹木などの)根もとの方。下の方。仁徳紀「―は君を思ひ出」
②山の麓の方。万葉集13「―は馬酔木あしび花咲き」
↔すえへ
もと‐ほととぎす【本時鳥】
去年来たホトトギス。ふるなじみのホトトギス。万葉集17「―鳴かずあらなくに」
もとま・る【求まる】
〔自五〕
(「求める」の可能形)数学などで、答えが導き出される。求めた答えが得られる。「Xが―」
もと‐みや【本宮】
主たる神社。本社。↔枝宮えだみや
もとみや【本宮】
福島県中央部、阿武隈高地西縁から郡山盆地北端に位置する市。盆地部には工業団地が広がる。人口3万1千。
もと・む【求む】
〔他下二〕
⇒もとめる(下一)
もと‐むら【本村】
昔からの村。
もとめ【求め】
①求めること。
②請うこと。望むこと。請求。注文。浮世草子、好色万金丹「よろづ―に応じ心に叶はぬといふ事なく」
③買うこと。「お―の品」
もとめご【求子】
東遊あずまあそび中の歌曲の一曲。求子歌。また、それに合わせる舞。枕草子216「舞は駿河舞、―、いとをかし」
もとめ‐づか【求女塚】
「おとめづか(処女塚)」の訛。
もとめづか【求塚・求女塚】
能。観阿弥作。処女塚おとめづかの伝説を脚色、処女の死後の妄執を描く。→処女塚
もとめ‐て【求めて】
〔副〕
みずから進んで。すき好んで。わざわざ。「―禍を招く」
広辞苑 ページ 19544 での【○元の木阿弥】単語。