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もの‐いみ【物忌】🔗🔉

もの‐いみ物忌】 ①ある期間、飲食・行為をつつしみ、身体を浄め、不浄を避けること。斎戒。神武紀「八十平瓮やそのひらかを造りて躬自みずから斎戒ものいみして諸神もろもろのかみを祭りたまふ」 ②不吉として、ある物事を忌むこと。縁起をかつぐこと。保元物語「武将の身として夢見・―など余りにをめたり」 ③天一神なかがみ・太白神ひとよめぐりなどの塞ふさがりを犯すのを忌んで、その日の過ぎるまで家に籠もってつつしむこと。源氏物語松風「今日は六日の御―明く日にて」 ④3のしるしに、柳の木の札または忍草に「物忌」と書いて冠または簾などにかけたもの。物忌の札。枕草子33「烏帽子に―つけたるは」 ⑤明治維新前、伊勢神宮や鹿島・香取・賀茂・春日などの諸大社で神事に奉仕した童女・童男。祝詞、六月月次「神主部・―等」 ⇒ものいみ‐の‐たち【物忌の館・斎の館】 ⇒ものいみ‐の‐ふだ【物忌の札】

広辞苑 ページ 19556 での物忌単語。