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○物が無いものがない🔗🔉

○物が無いものがない ①身も蓋もない。つまらない。浮世草子、好色敗毒散「人のそしりをうけてからは―」 ②命がない。浄瑠璃、博多小女郎波枕「この中のこと一言いうても―ぞ」 ⇒もの【物】 もの‐がなし・い物悲しい】 〔形〕[文]ものがな・し(シク) 何となく悲しい。うらがなし。万葉集19「春まけて―・しきに」。「―・い気分」「―・い夕暮」 もの‐がなし‐ら物悲しら】 (ラは状態を表す接尾語)何となく悲しそうなさま。万葉集4「―に思へりしわが児の刀自を」 もの‐か‐は (名詞モノに助詞カ・ハの付いたもの) [一]大したことではない。ものの数ではない。後撰和歌集「憂きは―恋ひしきよりは」。「豪雨も―、出発した」 [二]〔助詞〕 (終助詞) ①強い感動の意を表す。大鏡道長「おなじものを中心なからにはあたる―」 ②強い反語の意を表す。徒然草「花はさかりに月はくまなきをのみ見る―」 もの‐がま・し物がまし】 〔形シク〕 とりたてて言うべき物のようである。重大らしい。一言芳談「生死界の事を―・しくおもふべからざるなり」 モノガミーmonogamy】 一夫一妻いっぷいっさい。単婚。 ものから 〔助詞〕 (接続助詞。形式名詞モノに格助詞カラの付いたもの) ①対立・矛盾する状況を示す。…ではあるが。…ものの。万葉集6「見渡せば近き―石いわ隠りかがよふ珠を」 ②理由を示す。(中世に始まり、近世で一般化した)…だから。…ので。奥の細道「さすがに辺土の遺風忘れざる―殊勝に覚えらる」 もの‐がら物柄】 品質。しながら。徒然草「費えもなくて―のよきがよきなり」 もの‐がら物殻】 (渥美半島で)土間敷きのこと。 モノカルチャーmonoculture】 ①特定の一種類の農作物を栽培すること。単作。 ②植民地時代の影響による、単一または少数の一次産品に依存する、発展途上国に多く見られる経済構造。キューバの砂糖、スリランカの茶など。

広辞苑 ページ 19561 での○物が無い単語。