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○物も言いようで角が立つものもいいようでかどがたつ🔗🔉

○物も言いようで角が立つものもいいようでかどがたつ さほどでもない事も話の仕様で人の感情をきずつける。 ⇒もの【物】 もの‐も・う物思ふ‥モフ 〔他四〕 モノオモウの約。万葉集15「―・ふと人には見えじ」 もの‐もう‥マウ 〔感〕 (「物申す」の略)他人の家に行って案内を請う語。たのもう。狂言、福の神「―案内もう」 もの‐もうし物申し・謁者‥マウシ ①ものを申し上げること。取りついで上に伝えること。また、その人。顕宗紀「謁者ものもうしひとに労いたわること無かれ」 ②案内を請うこと。 ③祝詞を奏すること。春雨物語「―の声皺ぶる人なれば」 もの‐もう・す物申す‥マウス 〔自五〕 ①ものを申し上げる。天武紀「納言ものもうすつかさかねて宮内卿みやのうちのつかさのきみ」。古今和歌集雑体「をち方人に―・す」 ②案内を請う。 ③注文をつける。抗議する。「一筆―・す」 もの‐もうで物詣で‥マウデ 社寺にまいること。ものまいり。参詣。枕草子25「出で入る車の轅もひまなく見え、―する供に」 モノモタパMonomotapa】 アフリカ南部、現在のジンバブエを中心に、11〜19世紀に栄えたショナ人・ロズウィ人などの王国。インド洋交易・内陸交易を支配。 もの‐もち物持】 ①多くの財産を所持する人。財産家。富豪。徳冨蘆花、灰燼「此辺きつての素封家ものもち上田久吾と云ふ人の居なり」。「村一番の―」 ②品物を大切に長く使うこと。「―がいい」 もの‐もどき物抵牾】 何かにつけて非難すること。紫式部日記「―うちし」 ものもの‐し・い物物しい】 〔形〕[文]ものもの・し(シク) ①いかめしい。おごそかである。堂々としている。源氏物語「御年の加はるけにや―・しきけさへ添ひ給ひて」 ②仰山らしい。大層らしい。謡曲、景清「―・しやと夕日影に打ち物閃かいて斬つて掛かれば」。「―・い警戒」「―・いいでたち」 もの‐もらい物貰い‥モラヒ ①食物などを人からもらって生活する者。こじき。かたい。 ②麦粒腫ばくりゅうしゅの俗称。「―ができる」 もの‐やみ物病み】 病気。やまい。伊勢物語「―になりて死ぬべき時に」 もの‐やわらか物柔らか‥ヤハラカ 何となくやわらかなさま。しとやかなさま。おだやか。源氏物語帚木「―に掻き鳴らして」。「―な人柄」 ものゆえ‥ユヱ 〔助詞〕 (接続助詞。形式名詞モノにユエの付いたもの) ①確定の逆接条件を示すのに用いる。…であるのに。…にもかかわらず。ものから。万葉集19「毎年としのはに来鳴く―ほととぎす聞けば慕しのはく逢はぬ日を多み」 ②確定の順接条件を示すのに用いる。現代語では書き言葉、または演説調の言葉。…ので。…のだから。万葉集15「我が故に思ひな痩せそ秋風の吹かむその月逢はむ―」。「知らなかった―失礼した」 もの‐ゆか・し物床し】 〔形シク〕 何となく心ひかれる。何となく慕わしい。能因本枕草子文ことばなめき人こそ「女房の―・しうする」 もの‐よし物吉】 ①めでたいこと。 ②祝い詞や雑芸をもって門に立ち、物乞いする者。〈[季]新年〉 ③江戸時代、ハンセン病患者をいった語。醒睡笑「わが身に癩瘡らいそういできたる体を見…かれをば―といふなれば」 もの‐よみ物読み】 書物を読むこと。特に漢籍を読むこと。好色五人女5「此の客僧は我が―のお師匠なり」 もの‐ら・し物らし】 〔形シク〕 ものものしい。大げさである。浄瑠璃、義経千本桜「味うまい盛りの振袖が、釣瓶鮨とは―・しし」 モノラルmonaural】 単一の録音・再生装置を用いる音響方式。また、その装置。「―‐レコード」↔ステレオ モノリシック‐アイシーmonolithic IC】 集積回路(IC)のうち、シリコン基板上にトランジスター・ダイオード・抵抗・コンデンサーを一体構造として構成するもの。 モノレールmonorail】 1本のレールに沿って走る鉄道。レールをまたぐ跨座こざ式と、レールに吊り下がる懸垂式とがある。単軌鉄道。 モノローグmonologue】 ①自問自答したり相手なしに述懐したりする台詞せりふ。独白。↔ダイアローグ。 ②独演劇。→モノドラマ もの‐わかり物分り】 事情・状況、人の立場などを理解すること。また、その能力。のみこみ。「―のよい人」 もの‐わかれ物別れ・物分れ】 双方の意見が一致しないで別れること。「交渉が―に終わる」 もの‐わすれ物忘れ】 物事を忘れること。失念。「―が激しい」「よく―する」 もの‐わびし・い物侘しい】 〔形〕[文]ものわび・し(シク) 何となくわびしい。うらさびしい。源氏物語明石「いとど―・しきこと数知らず」 ものわびし‐ら物侘しら】 ものわびしいさま。ものわびしそう。古今和歌集物名「―になくのべのむし」 もの‐わらい物笑い‥ワラヒ ①物事を笑うこと。源氏物語少女「―などすまじくすぐしつつ」 ②他人の言行を見聞してあざけり笑うこと。また、その対象。笑いぐさ。「―の種」「世間の―になる」 ものを 〔助詞〕 (形式名詞モノに助詞ヲの付いたもの)活用語の連体形から続く。ただし、口語の「だ」には終止形にも付く。 ➊(接続助詞) ①逆接を表す。…のであるが。…であるのに。源氏物語桐壺「年頃嬉しくおもだたしきついでにて立寄り給ひし―、かかる御せうそこにて見奉る、かへすがへすつれなき命にも侍るかな」。「あきらめればいい―、いつまでもこだわる」 ②順接を表す。…のであるから。…だから。もの。浄瑠璃、心中宵庚申「明日は未来で添ふ―、別は暫しの此の世の名残」。「いい人だ―、断ることはできない」 ➋(終助詞)詠嘆的に悔恨・愛惜・不満などの気持を表す。…であるなあ。…であるのにな。万葉集2「吾を待つと君がぬれけむあしひきの山のしづくにならまし―」。「もっと早くすればいい―」

広辞苑 ページ 19582 での○物も言いようで角が立つ単語。