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○梅伐らぬ馬鹿桜伐る馬鹿うめきらぬばかさくらきるばか🔗⭐🔉
○梅伐らぬ馬鹿桜伐る馬鹿うめきらぬばかさくらきるばか
「桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿」に同じ。→桜(成句)
⇒うめ【梅】
うめ・く【呻く】
〔自五〕
力を入れて息を出す結果声が出る。
①感嘆にたえず声を出す。嘆息して声を出す。源氏物語末摘花「いでやとあいなく―・かれ給ふ」
②苦しんで詩歌をよみ出す。苦吟する。大鏡後一条「あまたたび誦ずんじて、―・きてかへし」
③低い声を出す。うなる。動物などが鳴く。古今著聞集20「家にかひける牛、夜ごとに必ず―・くこと侍り」
④苦しさのあまり声を出す。うなる。浮世物語「顔を擦り剥き、向脛を打破り、やうやう家に帰りて―・き―・き臥したり」。「苦痛に―・く」
うめ‐くさ【埋草】
①攻城の際に、堀などを埋めるのに用いる草。太平記20「堀・溝をうめんために、―三万余荷を国中の人夫に持ち寄させ」
②あいた所または欠けた部分を埋めるもの。雑誌などにできた空白を埋めるために用いる短文。「―のための雑文」
③飼料用として穴蔵などに貯蔵しておく草。
うめ‐けむし【梅毛虫】
カレハガ科のオビカレハの幼虫。ウメ・サクラ・バラなどを食害する、灰青で黒紋のある中形の毛虫。幼時は絹糸を吐いて木の股に幕を張りその中に群棲。てんまくけむし。
うめ‐けんじろう【梅謙次郎】‥ラウ
法学者。松江生れ。東大教授。法政大学の初代総理。民法・商法の起草に携わり功績を残した。著「商法義解」「民法要義」「民法原理」など。(1860〜1910)
⇒うめ【梅】
うめこみ‐ぶん【埋め込み文】
〔言〕(embedded sentence)複文で、文中に埋めこまれている従属節。
うめ‐こ・む【埋め込む】
〔他五〕
見えないように奥深く入れる。あるものの一部分となるように中に入れる。
うめ‐ごよみ【梅暦】
①暦代りにする梅の花。山中で梅の花の咲くのを見て春を知るのでいう。ばいれき。梅暦「頃しも春の―」
②「春色梅暦しゅんしょくうめごよみ」の略称。
うめごよみたつみのその【梅暦辰巳園】
うた沢。河竹黙阿弥作詞。初世哥沢芝金作曲。1870年(明治3)、梅暦2による芝居で初演。
うめ‐こんじょう【梅根性】‥ジヤウ
執拗しつようでいったん思い込んだら変えがたい性質。↔柿根性
うめざき【梅崎】
姓氏の一つ。
⇒うめざき‐はるお【梅崎春生】
うめざき‐はるお【梅崎春生】
小説家。福岡県生れ。東大卒。戦後派文学の旗手。海軍生活を踏まえた「桜島」「日の果て」、遺作「幻化」など。(1915〜1965)
梅崎春生
撮影:田沼武能
⇒うめざき【梅崎】
うめざわ【梅沢】‥ザハ
姓氏の一つ。
⇒うめざわ‐はまお【梅沢浜夫】
うめざわ‐はまお【梅沢浜夫】‥ザハ‥ヲ
微生物化学者。福井県生れ。東大教授。フラジオマイシン・ザルコマイシン・カナマイシンなど有力な抗生物質を多数発見。文化勲章。(1914〜1986)
⇒うめざわ【梅沢】
うめ‐しゅ【梅酒】
青梅の実を砂糖とともに焼酎に漬けて造った果実酒。リキュールの一種。うめざけ。〈[季]夏〉
うめ‐ず【梅酢】
梅の実を塩漬にし、重しをして滲み出る酸味の強い汁。そのままのものを白梅酢、シソを加えて赤くしたものを赤梅酢という。生姜しょうが・茗荷みょうがなどを漬けて食用とし、また、鏡研ぎ・金属細工に用いる。梅漿。〈[季]夏〉
うめ‐ぞの【梅園】
梅の樹を多く植えた庭園。うめばたけ。ばいえん。
うめ‐ぞめ【梅染】
①染色の名。黄ばんだ赤色。梅の樹皮を煎じた汁で染める。
Munsell color system: 2.5YR6/4
②(→)梅襲うめがさねに同じ。
うめだ【梅田】
大阪市北区にある商業・娯楽地区。鉄道のターミナルが集中し、ビジネス機関や百貨店・劇場などが多い。
梅田
撮影:的場 啓
うめだ【梅田】
姓氏の一つ。
⇒うめだ‐うんぴん【梅田雲浜】
うめだ‐うんぴん【梅田雲浜】
幕末の志士。名は定明。通称、源次郎。若狭小浜藩士。崎門学派の山口菅山に学び、藩政を批判、士籍を削られる。尊王攘夷を唱え、ロシア艦襲撃を企て、また、将軍継嗣問題では一橋慶喜の擁立に尽力。安政の大獄に坐し、江戸の獄舎で病死。(1815〜1859)
⇒うめだ【梅田】
うめただ【埋忠】
京都の金工の名家。明寿に始まり11代、その他、江戸埋忠・長州埋忠・明石埋忠など鐔つば工として繁栄。
⇒うめただ‐おしがた【埋忠押形】
⇒うめただ‐みょうじゅ【埋忠明寿】
うめただ‐おしがた【埋忠押形】
近世初期、慶長から承応に至る間に埋忠家が製作した、豊臣・徳川両家などが所持する刀の絵図。→押形3。
⇒うめただ【埋忠】
うめただ‐みょうじゅ【埋忠明寿】‥ミヤウ‥
江戸初期の京都の刀工。新刀鍛冶の祖。通称、彦次郎。金工としても知られ、鐔つば作りでは象嵌ぞうがん色絵に巧みで、名工とうたわれた。(1558〜1631)
⇒うめただ【埋忠】
うめ‐たて【埋立て】
うめたてること。
⇒うめたて‐ち【埋立て地】
うめたて‐ち【埋立て地】
湖や海などをうめ立ててできた土地。
⇒うめ‐たて【埋立て】
うめ‐た・てる【埋め立てる】
〔他下一〕
くぼんだ所を土で埋める。特に、川や海などを埋めて陸地とする。
うめ‐ちゃ【埋茶】
埋茶女郎・埋茶見世の略。
⇒うめちゃ‐じょろう【埋茶女郎】
⇒うめちゃ‐づくり【埋茶造】
⇒うめちゃ‐みせ【埋茶見世】
うめちゃ‐じょろう【埋茶女郎】‥ヂヨラウ
(「梅茶女郎」とも書く)江戸吉原に、寛文あるいは正徳ごろからおかれた下級遊女。散茶さんちゃ女郎より下であるところから、散茶を埋めた(薄めた)と戯れて名づけられた。
⇒うめ‐ちゃ【埋茶】
うめちゃ‐づくり【埋茶造】
埋茶女郎を置いた遊女屋の見世造り。散茶女郎の見世造りを改造し、大格子の内を局座敷に仕立て、わずかに庭をつけた建築。
⇒うめ‐ちゃ【埋茶】
うめちゃ‐みせ【埋茶見世】
埋茶造りの遊女屋。埋茶女郎を置いた遊女屋。
⇒うめ‐ちゃ【埋茶】
うめづ【梅津】
姓氏の一つ。
⇒うめづ‐よしじろう【梅津美治郎】
うめ‐づけ【梅漬】
①梅の実を、塩・酒などに漬けたもの。〈[季]夏〉
②瓜・大根などを梅酢に漬けたもの。
うめ‐つ‐さつき【梅つ五月】
陰暦2月の異称。秘蔵抄「二月、―」
うめ‐つ‐さばな【梅つ早花】
冬の梅の異称。蔵玉集「―、冬梅」
うめ‐つ‐つき【梅つ月】
陰暦2月の異称。莫伝抄「大空のおとや知るらん―」
うめ‐つぼ【梅壺】
(庭に紅梅・白梅が植えてあったから)凝花舎ぎょうかしゃの異称。
うめづまさかげにっき【梅津政景日記】
秋田佐竹藩で銀山奉行・勘定奉行・家老を勤めた梅津政景(1581〜1633)の公私にわたる日記。秋田藩の政治・財政・鉱山のほか、幕政の推移を記録。関東・東北の国語史料としても貴重。
うめづ‐よしじろう【梅津美治郎】‥ヂラウ
軍人。大分県生れ。陸軍大将。支那駐屯軍司令官・関東軍総司令官を経て、最後の参謀総長となる。ミズーリ艦上で降伏文書に調印。東京裁判でA級戦犯、終身禁錮刑。(1882〜1949)
⇒うめづ【梅津】
うめ‐どい【埋め樋】‥ドヒ
地中に埋めた樋。うめみぞ。


広辞苑 ページ 1960 での【○梅伐らぬ馬鹿桜伐る馬鹿】単語。