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やおや‐おしち【八百屋お七】ヤホ‥🔗🔉

やおや‐おしち八百屋お七ヤホ‥ 江戸本郷追分の八百屋太郎兵衛の娘。天和2年(1682)12月の大火で焼け出されて駒込の正仙寺(一説に円乗寺)に避難した際、寺小姓の生田庄之助(一説に左兵衛)と情を通じ、恋慕のあまり、火事になれば会えるものと放火。捕らえられて鈴ヶ森で火刑に処せられたと伝える。資料により所伝は相異。この巷説は西鶴の「好色五人女」や歌祭文うたざいもんで流布し、相手を小姓吉三(吉三郎)として浄瑠璃や歌舞伎に脚色された。浄瑠璃「八百屋お七」(紀海音作)・「伊達娘恋緋鹿子」(菅専助ほか合作)、歌舞伎「お七歌祭文」などが知られる。(1666?〜1683) →文献資料[八百屋お七]

広辞苑 ページ 19686 での八百屋お七単語。