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○野に下るやにくだる🔗🔉

○野に下るやにくだる 官途を退いて民間の生活にはいる。下野げやする。 ⇒や【野】 やに‐こ・い脂こい】 〔形〕[文]やにこ・し(ク) ①脂やにの気が多い。粘り気が多い。 ②しつこい。くどい。「―・い男」 ③よわい。もろい。 やに‐さが・る脂下がる】 〔自五〕 ①キセルの雁首がんくびを上にあげ、脂やにが吸口の方へ下がるようなかたちでタバコをふかす。洒落本、深川新話「きせる斜に―・り」 ②転じて、気どって構える。得意気になって、にやにやする。「女に囲まれて―・る」 やにっ‐こ・い脂っこい】 〔形〕 ヤニコイの促音化。 やにょう‐しょう夜尿症‥ネウシヤウ ①夜間の尿量が多いこと。腎不全・尿崩にょうほう症・糖尿病などに見られる。 ②睡眠時、無意識に尿を漏らす状態。5〜6歳以上になっても排尿の抑制調節が十分でなく、睡眠中排尿をくりかえすものを病的とする。遺尿。ねしょうべん。 や‐にれ楡皮】 〔植〕(→)ハルニレの古称。〈本草和名〉 やに‐ろう脂蝋‥ラフ (→)松脂まつやに蝋燭に同じ。 や‐にわ矢庭・矢場‥ニハ 矢を射ているその場所。今昔物語集25「或は―に射臥せ、或は家に籠めながら焼殺し」 ⇒やにわ‐に【矢庭に・矢場に】 や‐にわ家庭‥ニハ 人家のある所。ひとざと。古事記「百千足ももちだる―も見ゆ国の秀も見ゆ」 やにわ‐に矢庭に・矢場に‥ニハ‥ 〔副〕 ①その場で。たちどころに。即座に。平家物語1「―射殺さるる者八人」 ②それまでの状況と変わって突然に。いきなり。「―怒り出した」 ⇒や‐にわ【矢庭・矢場】 ヤニングスEmil Jannings】 ドイツの俳優。スイス出身。古典劇の舞台俳優、のち映画で成功。主演映画「最後の人」「嘆きの天使」など。(1884〜1950) や‐ぬし家主】 ①一家の主人。戸主。あるじ。 ②貸家の持主。おおや。いえぬし。 ヤヌスJanus】 古代ローマの神。最初は戸口の守神で、すべての行動の初めをつかさどる。前うしろ二つの顔を持った姿で表される。ジェーナス。 や‐ぬち屋内】 (ヤノウチの約)家の中。屋内。万葉集19「櫛も見じ―も掃かじ」 や‐ね屋根】 ①雨露などを防ぐために家屋の最上部に設けたおおい。万葉集4「板葺の黒木の―は山近し」。日葡辞書「ヤネヲフク」「ヤネヲマクル」。「同じ―の下に住む」 ②物の上部にあって、おおうもの。「自動車の―」 やね‐いし屋根石】 屋根板の押えに置く石。 やね‐いた屋根板】 屋根に用いる板。 やね‐うら屋根裏】 ①屋根の裏側。屋根と天井との間の空間。 ②西洋建築で、屋根のすぐ下の部屋。最も粗末な所とする。やねうらべや。アチック。 やね‐がえ屋根替え‥ガヘ 屋根を葺き替えること。〈[季]春〉 やね‐づたい屋根伝い‥ヅタヒ 屋根から屋根へ伝わって行くこと。 やねのうえのバイオリンひき屋根の上のバイオリン弾き‥ウヘ‥ (Fiddler on the Roof)ブロードウェー‐ミュージカル。帝政ロシアの寒村から追われるユダヤ人一家を描く。 やね‐ばん屋根番】 屋根にのぼって火の見をすること。また、その人。 やね‐ぶ屋根ぶ】 屋根船の略。江戸の通語。 やね‐ふき屋根葺き】 屋根を葺くこと。また、それを職業とする人。 やね‐ぶね屋根船】 江戸で、屋根のある小型の船。屋形船より小さく、一人か二人で漕ぐもの。夏は簾、冬は障子で囲って、川遊びなどに用いた。日除け船。歌舞伎、名歌徳三升玉垣「―としやれて引出す」 やね‐や屋根屋】 屋根葺きを職業とする人。 やの矢野】 姓氏の一つ。 ⇒やの‐じんいち【矢野仁一】 ⇒やの‐りゅうけい【矢野竜渓】 や‐の矢箆】 矢の幹。やがら。宇治拾遺物語13「前に―のあらづくりたるが、二三十ばかり」 や‐の‐あさって弥の明後日】 (ヤノアサテの促音化。ヤナアサッテとも) ①(東日本で)あさっての次の日。明明後日。 ②(東京で)あさっての翌々日。明明後日の次の日。 や‐の‐あさて弥の明後日⇒やのあさって や‐のう野衲‥ナフ (「衲」は「衲衣」の意)田舎の僧。野僧。また、僧の謙称。やどう。 やのくち‐まつり矢の口祭】 狩猟に獲物の多いようにと山神に祈る祭。

広辞苑 ページ 19815 での○野に下る単語。