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やま‐どり【山鳥】🔗🔉

やま‐どり山鳥】 ①山にすむ鳥。 ②キジ目キジ科の鳥。キジに似るが、全体光沢のある赤銅しゃくどう色で、背・胸・腹に黒白の斑がある。尾羽はきわめて長く、竹節状の横帯がある。顔の大部分は裸で赤色。雌は雄にくらべて地味で、尾羽は短い。日本特産種で本州・四国・九州の山林にすむ。雄は翼で胸をうち「どどど」と音を出し、これを「ほろを打つ」という。〈[季]春〉。万葉集8「あしひきの―こそは峰向おむかいに妻問ひすといへ」 やまどり(雄) ヤマドリ 提供:OPO ③2の雌雄は峰をへだてて寝ると言い伝えられ、古くから「ひとり寝」の例に引かれる。また、その尾が長いことから「山鳥の尾の」と続けて「長し」「尾」などを起こす序詞として用いる。万葉集11「あしひきの―の尾の長きこの夜を」 ④エゾライチョウの別称。 ⇒やまどり‐ぜんまい【山鳥薇】 ⇒やまどり‐たけ【山鳥茸】

広辞苑 ページ 19878 での山鳥単語。