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や‐らんヤラム🔗🔉

や‐らんヤラム (断定の助動詞ナリの連用形ニに、疑問の助詞ヤと動詞アリおよび推量の助動詞ムの付いたニヤアラムの約。鎌倉時代以後に現れ、ヤラムからヤラウを経てヤラに転じて助詞となる) ①疑問を含んだ推量に用いる。…であろうか。千五百番歌合「谷隠れ木の葉が下の埋れ水凍れば―音づれもせぬ」。平家物語2「ここ―とてあけられたれば」 ②はっきりそうとはいえない、不確実なことをいう。…ようだ。…か。徒然草「鞠も難き所を蹴出して後、安く思へば必ず落つと侍る―」。蒙求抄2「三千四百八家あると―云ふが数へてみぬほどに知らぬぞ」 →やろう

広辞苑 ページ 19915 でのやらん単語。