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○売り代なすうりしろなす🔗🔉

○売り代なすうりしろなす 物品を売って金銭にかえる。「しろなす」とも。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「殿のお刀を盗んで売代なし傾城を受出したと」 ⇒うり‐しろ【売り代】 うり‐すえ売据え‥スヱ 建築物を造作つきで売ること。浮世床「造作付き―あり」 うりずん (沖縄地方で)旧暦3月の候。乾季が過ぎて暖かくなり、大地が潤う時季。古くはのろ(祝女)の祭が行われた。 うり‐ぞめ売り初め】 ①はじめて売ること。売りはじめ。狂言、河原太郎「いやまだ―いたさぬと申して、飲ましませぬ」 ②新年の売りはじめ。はつうり。〈[季]新年〉 うり‐だか売高】 売り上げた金高。うりあげだか。 うり‐だし売出し】 ①売り始めること。 ②商売の景気づけに、日を限って、特別に安くまたは景品をつけて売ること。「歳末大―」 ③人気が急に高まること。「今―の新進歌手」 ⇒うりだし‐かぶ【売出し株】 ⇒うりだし‐ちゅう【売出し中】 ⇒うりだし‐てがた【売出手形】 ⇒うりだし‐はっこう【売出発行】 うりだし‐かぶ売出し株】 不特定多数の人に対して、均一の条件で売り出す、すでに発行された株式。 ⇒うり‐だし【売出し】 うりだし‐ちゅう売出し中】 ①ある商品の販売を促進していること。 ②安売りの最中であること。 ③(→)売出し3に同じ。 ⇒うり‐だし【売出し】 うりだし‐てがた売出手形】 日本銀行の短期的な金融調節手段の一つ。インターバンク市場の資金余剰を吸収するために売却する、期間3カ月以内の手形。日本銀行売出手形。 ⇒うり‐だし【売出し】 うりだし‐はっこう売出発行‥カウ 社債発行方法の一つ。社債発行会社があらかじめ発行総額は決めず、一定の売出し期間を定めて公衆に個別的に債券を売り出し、その期間内の売上総額を債券の総額とするもの。 ⇒うり‐だし【売出し】 うり‐だ・す売り出す】 〔他五〕 ①売りはじめる。発売する。「新年号を―・す」 ②特別に宣伝して大いに売る。「大大的に―・す」 ③(自動詞的に)世間に名を広める。「スターとして―・す」 うり‐たた・く売り叩く】 〔他五〕 ①相場を下落させる目的で盛んに売る。 ②換金の必要から損を承知で商品を売る。 うり‐たて売立て】 所蔵品などを、期日を定めて一時に売り払うこと。多く、せり売や入札による。「古本の―」 うり‐だて売建】 株式の信用取引や商品の先物さきもの取引で成立した売りの注文。また、売りの約定やくじょう。売注文。↔買建。 ⇒うりだて‐ぎょく【売建玉】 うりだて‐ぎょく売建玉】 信用取引・先物取引・オプション取引等で、売建をしたまま決済していない株式や商品。↔買建玉 ⇒うり‐だて【売建】 うり‐だめ売溜め】 売上げ代金のたまったもの。売溜金。浮世草子、新色五巻書「―の銭はどうがめいかき二十ばかり並べ置きこれに投げ入れ」 うり‐ち売地】 売りに出している土地。 うり‐つく・す売り尽くす】 〔他五〕 ある限りを売ってしまう。売り切る。宇津保物語忠乞「みくしげの物、さては田はたけ―・して」 うり‐つ・ける売り付ける】 〔他下一〕[文]うりつ・く(下二) 相手にあまりその気がないのに、無理に買わせる。おしうりする。「化粧品を―・ける」 うり‐つなぎ売繋ぎ】 現物または清算市場で、買約定かいやくじょうをするとともに、その後の値下りによる損失を防ぐために市場で売約定うりやくじょうをしておくこと。↔買繋ぎ うり‐て売手】 売る側の人。うりぬし。取引で、売る側に立つ仲買人。↔買手。 ⇒うりて‐しじょう【売手市場】 ⇒うりて‐すじ【売手筋】 うり‐てがた売手形】 売方から買方に売ったことを証明するために渡す証書。 うりて‐しじょう売手市場‥ヂヤウ 買手より売手の方が有利な市場の情況。 ⇒うり‐て【売手】 うりて‐すじ売手筋‥スヂ (取引用語)売方。売る人の側。 ⇒うり‐て【売手】 うり‐どき売り時】 売るのによい時。有利に売れる時期。 うり‐とば・す売り飛ばす】 〔他五〕 惜しげもなく売り払う。深い考えもなく売り払う。「父遺愛の絵を―・す」 うり‐どめ売止め】 売ることを中止すること。 うり‐な売名】 売る品物の呼び名。商品の名。 うり‐なかがい売仲買‥ガヒ 売りさばきの仲介をする人。 うり‐なが・す売り流す】 〔他四〕 遠方へ売りとばす。遠くへ身売りさせる。浄瑠璃、賀古教信七墓廻「如何に勤めとて、此の神崎まで―・され」 うり‐にげ売逃げ(→)「売抜け」に同じ。

広辞苑 ページ 2009 での○売り代なす単語。