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ゆめの‐の‐しか【夢野の鹿】🔗🔉

ゆめの‐の‐しか夢野の鹿】 仁徳紀・摂津風土記に見える伝説。夢野(今の神戸市湊川の西)の牡鹿が、自分の背に雪が降り積もり芒すすきが生える夢を見る。牝鹿はその夢を射殺の兆と卜って、夫が淡路島の妾に通うことをとめたが、牡鹿は聞き入れず淡路へ向かう海中で舟人に射殺されたという。和歌に多く詠まれている。いめののしか。山家集「夜を残す寝覚めに聞くぞ哀れなる―もかくや鳴くらん」

広辞苑 ページ 20122 での夢野の鹿単語。