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うるし【漆】🔗🔉

うるし】 ①ウルシ科の落葉高木。中央アジア高原原産。高さ3メートル以上。樹皮は灰白色。葉は3〜9対の小葉をもつ奇数羽状複葉。かぶれやすい。6月頃、葉腋に黄緑色の小花を多数総状に開く。雌雄異株。果実はゆがんだ扁平の核果で、10月頃成熟して黄褐色となる。果を乾かした後しぼって蝋を採り、樹皮を傷つけて生漆きうるしを採る。中国・朝鮮・日本で古くから広く栽培され、三草四木の一つ。 うるし ウルシ 提供:ネイチャー・プロダクション ②1から採った生漆。また、これに着色剤・油・乾燥剤を加えて製した塗料(製漆)。生漆は乳白色の粘稠液で、空気中では褐色に変化する。その主成分はウルシオール・ゴム質・ラッカーゼ(ウルシオールの酸化酵素)。製漆は彩漆いろうるしや蒔絵用などになる。日本霊異記「―を塗れる皮筥に入れて」 ⇒うるし‐いと【漆糸】 ⇒うるし‐え【漆絵】 ⇒うるし‐か【漆科】 ⇒うるし‐かき【漆掻き】 ⇒うるし‐かせ【漆感】 ⇒うるし‐かぶれ【漆瘡】 ⇒うるしがみ‐もんじょ【漆紙文書】 ⇒うるし‐ぐさ【漆草】 ⇒うるし‐こうげい【漆工芸】 ⇒うるし‐こし【漆濾し】 ⇒うるし‐ざいく【漆細工】 ⇒うるし‐じ【漆地】 ⇒うるし‐ぬり【漆塗】 ⇒うるし‐ねんぐ【漆年貢】 ⇒うるし‐のり【漆糊】 ⇒うるし‐はく【漆箔】 ⇒うるし‐ばけ【漆刷毛】 ⇒うるし‐ばん【漆判】 ⇒うるし‐ぶぎょう【油漆奉行】 ⇒うるし‐ぶろ【漆風呂】 ⇒うるし‐まけ【漆負け】 ⇒うるし‐むろ【漆室】 ⇒うるし‐もめん【漆木綿】 ⇒うるし‐もん【漆紋】 ⇒うるし‐ゆみ【漆弓】

広辞苑 ページ 2021 での単語。