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○夜目遠目笠の内よめとおめかさのうち🔗⭐🔉
○夜目遠目笠の内よめとおめかさのうち
夜見たのと、遠方から見たのと、笠をかぶっているのをのぞき見たのとは、女の容貌が実際よりも美しく見えるものである。
⇒よ‐め【夜目】
よめ‐とり【嫁取り】
妻を迎えること。また、その儀式。嫁迎え。日葡辞書「ヨメドリ」
よめ‐な【嫁菜】
キク科の多年草。山野・路傍に自生。高さ50〜60センチメートル。初秋に淡紫色の頭状花を開く。若葉は食用。ヨメハギ。ヨメガハギ。ウハギ。オハギ。ノギク。〈[季]春〉。「嫁菜の花」は〈[季]秋〉。男色大鑑「つばな、つくづくし、―摘むなど都めきたる様子もの」
よめな
ヨメナ
提供:OPO
よめ‐ぬすみ【嫁盗み】
本人同士が承知していて親の承諾を得られない時、また2カ所から申込みがあって一方が強行する時などに行われた結婚形式。多くは宿仲間の男たちが加担し、女を盗む旨を宣言して連れ出す。
よめ‐の‐さら【嫁の皿】
〔動〕ヨメガカサガイの別称。
よめ‐の‐しりたたき【嫁の尻叩き】
正月15日、新婚の嫁の家を訪ねてその尻を祝い棒でたたく行事。→嫁祝よめいわい
よめ‐びき【嫁引き】
花嫁をつれて近隣の家々を挨拶してまわること。嫁触れ。嫁まわり。
よめ‐ひろめ【嫁広め】
嫁を人々に紹介すること。
よめ‐ぼし【嫁星】
織女星しょくじょせいの異称。
よめ‐まぎらかし【嫁紛らかし】
(→)「まぎらかし」2に同じ。
よめまなび‐どり【嫁学び鳥】
セキレイの異称。
よめ‐むかえ【嫁迎え】‥ムカヘ
嫁を迎えること。よめとり。
よめら・す【嫁らす】
〔他五〕
嫁入りさせる。浮世草子、世間娘容気「あま棚のぬり物屋へ、明日の夜―・す契約」
よめり【嫁入】
ヨメイリの約。仁勢物語「豆米ある人につきて、―しにけり」
よ・める【読める】
〔自下一〕
①読むことができる。
②諒解できる。わかる。好色一代男6「此の中の御仕方惣じて―・めぬ事のみ」。「君の腹は―・めた」
よ‐も【四方】
①東西南北。前後左右。しほう。まわり全部。法華経(竜光院本)平安後期点「四向ヨモに窓牗より窺ひ看る」
②あちらこちら。諸方。万葉集2「天あめの下―の人の大船の思ひ頼みて」
よ‐も
〔副〕
(下に打消の語を伴って)まさか。いくらなんでも。よもや。源氏物語若紫「僧都は―さやうにはすゑ給はじを」
よもぎ【蓬・艾】
①キク科の多年草。山野に自生。高さ約1メートル。葉は羽状に分裂、裏面に白毛がある。秋、淡褐色で小形球形の頭状花を多数穂状につける。葉に香気があり、若葉を餅に入れ、成長した葉は灸きゅうの艾もぐさとする。モチグサ。繕草つくろいぐさ。蓬蒿ほうこう。〈[季]春〉。万葉集18「あやめぐさ―かづらき」
ヨモギ
撮影:関戸 勇
②襲かさねの色目。表は薄い萌葱もえぎ、裏は濃い萌葱。(桃華蘂葉)
⇒よもぎ‐う【蓬生】
⇒よもぎ‐が‐かど【蓬が門】
⇒よもぎ‐が‐しま【蓬が島】
⇒よもぎ‐が‐そま【蓬が杣】
⇒よもぎ‐が‐ほら【蓬が洞】
⇒よもぎ‐が‐もと【蓬が本】
⇒よもぎ‐が‐やど【蓬が宿】
⇒よもぎ‐の‐あと【艾の跡】
⇒よもぎ‐の‐かど【蓬の門】
⇒よもぎ‐の‐かみ【蓬の髪】
⇒よもぎ‐の‐しま【蓬の島】
⇒よもぎ‐の‐せき【蓬の関】
⇒よもぎ‐の‐まど【蓬の窓】
⇒よもぎ‐の‐まろね【蓬の丸寝】
⇒よもぎ‐の‐や【蓬の矢】
⇒よもぎ‐の‐やど【蓬の宿】
⇒よもぎ‐もち【蓬餅】
よもぎ‐う【蓬生】‥フ
①蓬などの生い茂って荒れはてた所。〈[季]春〉。拾遺和歌集雑賀「―の人も通はぬわが宿の道」
②源氏物語の巻名。末摘花すえつむはなの後日譚。光源氏の須磨流謫中、あばらやに寂しく貞操を守っていた末摘花を、源氏が再び訪う。
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐が‐かど【蓬が門】
蓬で葺ふいた門。また、蓬が生い茂って荒れはてた門。世間から離れた、あるいは貧乏な家の門。源氏物語槿「いつのまに―とむすぼほれ雪ふる里と荒れし垣根ぞ」
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐が‐しま【蓬が島】
蓬莱山ほうらいさんのこと。蓬の島。堀河百首雑「まことにや―に通ふらむ鶴に乗るてふ人に問はばや」
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐が‐そま【蓬が杣】
蓬が生い茂って杣山のようになった所。後拾遺和歌集秋「―の蟋蟀きりぎりす」
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐が‐ほら【蓬が洞】
仙洞御所の異称。
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐が‐もと【蓬が本】
蓬が生い茂って荒れたところ。荒れはてた宿。源氏物語(一本)槿「いつのまに―とむすぼほれ雪ふる里と荒れし垣根ぞ」
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐が‐やど【蓬が宿】
蓬が生い茂って荒れた宿。蓬の宿。
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐の‐あと【艾の跡】
灸きゅうのあと。隆信集「―も思ひ乱れぬ」
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐の‐かど【蓬の門】
(→)「蓬が門」に同じ。
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐の‐かみ【蓬の髪】
蓬のようにそそけ乱れた髪。蓬髪ほうはつ。
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐の‐しま【蓬の島】
(→)「蓬が島」に同じ。
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐の‐せき【蓬の関】
灸きゅうの異称。千五百番歌合「身に積る風の山路尋ねずば―をいかで据ゑまし」
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐の‐まど【蓬の窓】
蓬の宿の窓。あばらやの窓。山家集「岩にたばしる霰こそ―の友となりけれ」
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐の‐まろね【蓬の丸寝】
蓬の宿で着物を着たまま寝ること。源氏物語東屋「―にならひ給はぬここちも」
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐の‐や【蓬の矢】
蓬で作った矢。平家物語3「桑の弓―にて天地四方を射させらる」→桑弧蓬矢そうこほうし。
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐の‐やど【蓬の宿】
(→)「蓬が宿」に同じ。頼政集「本の―な忘れそ」
⇒よもぎ【蓬・艾】
よもぎ‐もち【蓬餅】
蓬の若葉を茹ゆでてまぜ搗ついた餅。くさもち。〈[季]春〉。〈日葡辞書〉
⇒よもぎ【蓬・艾】



広辞苑 ページ 20363 での【○夜目遠目笠の内】単語。