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大嘗の祭の祝詞 →大嘗祭🔗⭐🔉
大嘗の祭の祝詞 →大嘗祭
大嘗(おおにえ)の祭
「集侍(うごな)はれる神主(かむぬし)・祝部(はふり)等、諸(もろもろ)聞(きこ)しめせ」と宣(の)る。
「高天(たかま)の原に神留(かむづま)ります、皇睦(すめむつ)神ろき・神ろみの命もちて、天(あま)つ社(やしろ)・国つ社と敷(し)きませる、皇神等(すめがみたち)の前に白さく、今年十一月(しもつき)の中の卯(う)の日に、天つ御食(みけ)の長御食(ながみけ)の遠御食(とおみけ)と、皇御孫(すめみま)の命の大嘗(おおにえ)聞しめさむための故に、皇神等あひうづのひまつりて、堅磐(かきわ)に常磐(ときわ)に斎(いわ)ひまつり、茂(いか)し御世に幸(さき)はへまつらむによりてし、千秋(ちあき)の五百秋(いおあき)に平らけく安らけく聞しめして、豊の明(あか)りに明りまさむ皇御孫の命のうづの幣帛(みてぐら)を、明るたへ・照るたへ・和(にぎ)たへ・荒たへに備へまつりて、朝日の豊栄(とよさか)登りに称辞(たたえごと)竟(お)へまつらくを、諸聞しめせ」と宣る。
「事別(わ)きて、忌部(いみべ)の弱肩(よわかた)に太襁(ふとだすき)取り挂(か)けて、持ち斎(ゆま)はり仕へまつれる幣帛を、神主・祝部等請けたまはりて、事落ちず捧げ持ちて奉(たてまつ)れ」と宣(の)る。
〈日本古典文学大系〉
広辞苑 ページ 24140 での【大嘗の祭の祝詞 →大嘗祭】単語。