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○老いて二度児になるおいてふたたびちごになる🔗🔉

○老いて二度児になるおいてふたたびちごになる 人が老いるとまたこどものようになる。老いては愚にかえる。 ⇒お・いる【老いる】 おいで‐ませ御出でませ】 (山口県で)人が訪ねて来た時の挨拶に用いる表現。いらっしゃいませ。 お‐い・でる御出でる】 〔自下一〕 「来る」「行く」「居る」の敬った言い方。おいでになる。 お‐いど御居処‥ヰドしり。もと女性が用いた。 おいとこ‐ぶしおいとこ節】 宮城県仙台地方の民謡。曲名は「おいとこそうだよ」による。もと房総・常陸地方の「高砂そうだよ」が伝来したものという。 おい‐ととのお・る生ひ調ほるオヒトトノホル 〔自四〕 成長してからだがととのう。成長して大人らしくなる。おいととのう。源氏物語玉鬘「―・りていとあたらしくめでたし」 お‐いとぼ・い御愛ぼい】 〔形〕 (女房詞)かわいらしい。 おい‐とり追鳥オヒ‥ 追鳥狩の略。 ⇒おいとり‐がり【追鳥狩】 おいとり‐がり追鳥狩オヒ‥ 山野で、雉きじ・鶉うずらなどを勢子せこに追い立てさせて、馬上から弓などで狩すること。おいとがり。〈日葡辞書〉 ⇒おい‐とり【追鳥】 おい‐どれ老いどれ】 老いぼれること。また、その人。 おい‐どん 〔代〕 (一人称。鹿児島方言)おれ。 おい‐なお・る生ひ直るオヒナホル 〔自四〕 成長してあらたまってよくなる。相模集「かみ山の柏のくぼてさしながら―・る見る栄えともがな」 おい‐な・す負ひなすオヒ‥ 〔他四〕 ある状態に背負う。保元物語「二十四差したる大中黒の矢、頭高かしらだかに―・し」 おい‐なみ老次】 年をとって行くこと。老年。老境。万葉集4「―にかかる恋にも吾は遇へるかも」 おい‐なみ老波(→)「老の波」に同じ。 おい‐なみ追い波オヒ‥ 航行中の船舶が船尾方向から受ける波。 おい‐な・む負ひ並むオヒ‥ 〔他下二〕 物をならべて荷になう。いっしょに背負う。万葉集13「我が持てるまそみ鏡に蜻蛉領巾あきずひれ―・め持ちて」 おいなり‐さん御稲荷さん】 ①稲荷神社の俗称。 ②稲荷鮨のこと。 おい‐な・る生ひ成るオヒ‥ 〔自四〕 成長する。生い立つ。源氏物語花宴「いとうつくしげに―・りて」 おい‐な・る老い成る】 〔自四〕 老いる。年をとる。源氏物語浮舟「いと見にくく―・りて」 おい‐なわ負い縄オヒナハ 物を縛って背負うのに使う縄。 おい‐なわ追縄オヒナハ ①野馬を捕らえるのに用いる縄。かけなわ。 ②(→)「おいづな」に同じ。 おい‐に負荷オヒ‥ 背負っている荷物。〈運歩色葉集〉 おいにっき笈日記オヒ‥ 俳書。各務かがみ支考編。3冊。1695年(元禄8)刊。主に東海・近畿の蕉門の発句・連句・文章・消息などを収め、芭蕉終焉の記事が詳しい。 おい‐にょうぼう老女房‥バウ 夫より年上の妻。老女おいにょお‐いぬ】 (大犬の意。忌詞らしい)おおかみ。おいぬ様。 お‐いぬ御犬】 御犬子供の略。徳川将軍家の奥向きの雑用をつかさどった少女。 おい‐ぬ・く追い抜くオヒ‥ 〔他五〕 ①あとから進んで来て前にいたものより前に出る。おいこす。道路交通法では進路をかえずに前の車より前に出ることをいう。 ②おいついて相手・目標より更にまさる。「先輩を―・いて出世する」 おいね大兄オヒネ (オホイネの約。「ね」は同性の年長者)(→)「おおえ」に同じ。 おい‐ねがい追い願いオヒネガヒ 追加して願うこと。浮世風呂2「―をなすつて、もう二三日お泊めなさいましな」 おい‐の‐いってつ老いの一徹】 老人の、いったん決めたことはあくまで押し通そうとする頑固さ。また、その気性。 おい‐の‐いりまい老いの入舞‥マヒ 晩年に最後の一花を咲かせること。花鏡「―をし損ずるなり」 おい‐の‐いりまえ老いの入前‥マヘ 老後の収入、または生活費。日本永代蔵3「―かしこく取り置き」 おい‐の‐かたうど老いの方人】 老人のために気を吐く人。老人の味方。徒然草「―にて、生けるもいたづらならず」 おい‐の‐くりごと老いの繰り言】 老人が同じことをくり返して、くどくど言うこと。 おい‐の‐け老いの気】 老衰の様子。大鏡時平「―の甚だしき事は、皆こそ忘れ侍りにけれ」 おい‐の・ける追い退けるオヒ‥ 〔他下一〕[文]おひの・く(下二) 追って退かせる。追い払う。 おいのこぶみ笈の小文オヒ‥ 俳諧紀行。松尾芭蕉作。1冊。1687〜88年(貞享4〜5)の尾張・三河・伊賀・伊勢・大和・紀伊を経て須磨・明石遊覧に終わる紀行。90〜91年(元禄3〜4)成立か。 →文献資料[笈の小文] おい‐の‐さか老いの坂】 ①年が積もって老年になるのを、坂道をのぼるのにたとえていう語。後拾遺和歌集「―ゆく杖ぞうれしき」 ②「大江山おおえやま1」参照。 おいのさか老ノ坂】 京都府南部、京都市と亀岡市との間にある峠。老ノ坂丘陵(山地)の鞍部で標高220メートル。山陰道が通過する交通の要地。 おい‐の‐つもり老いの積り】 年が積もって老年になること。老のはて。源氏物語関屋「この常陸の守―にや悩ましくのみして」 おい‐の‐なみ老いの波】 年寄ることを、波が重ねて寄るのにたとえた語。また後に、顔のしわの寄ることもいう。おいなみ。源氏物語若菜上「―かひある浦に立ち出でて」 おい‐の‐なみ老いの並】 老人に共通の癖。大鏡道隆「―に言ひ過ぐしもぞし侍る」 おい‐の‐ねざめ老いの寝覚め】 老人が夜中・明け方などに目覚めがちなこと。古今著聞集20「―に恋ひつつぞなく」 おい‐の‐はる老いの春】 ①老後の春。また、晩春。続拾遺和歌集雑春「いつまでか雲居の桜かざしけむ折り忘れたる―かな」 ②正月の祝い言葉。年をとって迎える新年を祝う。〈[季]新年〉。「蓬莱の山祭りせむ―」(蕪村) おい‐の‐ひがみみ老いの僻耳】 年をとって聴力が衰え、聞き誤りやすいこと。大鏡道長「遠き程に―にこそは」 おい‐の‐ひがめ老いの僻目】 ①年をとって視力が衰え、物を見誤りやすいこと。 ②老人がひがみっぽい目で物を見ること。 おい‐のぼり追幟オヒ‥ 幟旗の横上よこがみの先端に垂らした小旗。 おい‐の‐やまい老いの病‥ヤマヒ 老衰。老人の病気。おいやみ。 おい‐の‐よ老いの世】 老年期。源氏物語少女「―に持給へらぬ女子をまうけさせたてまつりて」 おいのり‐ぶぎょう御祈奉行‥ギヤウ (→)祈祷奉行に同じ。 おい‐は生い端オヒ‥ 実のなりはじめ。田植草紙「繁う落つるは―の栗の習ひか」 おい‐はぎ追剥オヒ‥ 通行人をおどかして衣類や持物などを奪うこと。また、それをする者。「―にあう」。〈日葡辞書〉 ⇒追剥が原へ蛍狩 おい‐ばき追掃きオヒ‥ 養蚕で、一度掃き立てた後、またつづいて掃立てを行うこと。

広辞苑 ページ 2419 での○老いて二度児になる単語。