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大塩平八郎の檄文 →大塩平八郎🔗⭐🔉
大塩平八郎の檄文 →大塩平八郎
(上略)是に於て、蟄居の我等、最早堪忍なり難く、湯武の勢ひ孔孟の徳はなけれども、拠(よんどころ)無く天下の為と存じ、血族の禍ひ侵し、此の度、有志の者と申合せ、下民を悩し苦しめ候諸役人共を誅戮致し、引続き奢に長じ居り候大坂市中金持ちの町人共を誅戮致すべく候間、右の者共、穴蔵に貯置き候金銀銭並びに諸蔵屋敷内へ隠し置き候俵米、夫々分散配当致し遣はし候間、摂・河・泉・播の内、田畑所持致さざる者、縦令(たとえ)所持致し候共、父母妻子家内の養ひ方出来難き程の難渋者へは、右金米取らせ遣はし候間、何日にても大坂市中に騒動起り候と聞得候はば、里数を厭ず一刻も早く大坂へ向け一馳せ参るべく候。面々へ、右米金分け遣はし申すべく候。(中略)
天命を奉じ天罰を致し候。
摂河泉播村々、庄屋年寄小前百姓共江
天保八丁酉年月日
〈改定史籍集〉
広辞苑 ページ 24318 での【大塩平八郎の檄文 →大塩平八郎】単語。