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お・う【負う】オフ🔗⭐🔉
お・う【負う】オフ
〔他五〕
身の背後いっぱいにものの重みをうける意。
①せおう。しょう。万葉集5「若ければ道行き知らじ…黄泉したへの使―・ひて通らせ」。伊勢物語「弓やなぐひを―・ひてとぐちにおり」。「荷を―・う」
②(「名を―・う」などの形で)名を持つ。その名を名乗る。万葉集6「名のみを名児山と―・ひて」。伊勢物語「名にし―・はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」
③(傷害・報い・恨みなどを)身にこうむる。(責任などを)ひきうける。古事記中「痛手―・はずは」。万葉集4「嘆く嘆きを―・はぬものかも」。源氏物語桐壺「うらみを―・ふつもりにやありけむ」。「重傷を―・った」「いさぎよく責任を―・う」「手に―・えない」
④債務などを持つ。借金する。宇治拾遺物語8「己れが金千両を―・ひ給へり」。日葡辞書「ヒャクメヲヲウ」
⑤お蔭をこうむる。恩義をうける。「あの先生に―・う所が多い」
⑥(ものごとを)背景にする。後ろにする。「後ろに山を―・っている」
⑦(自動詞的に)相応する。ふさわしい。古今和歌集序「文屋康秀は、詞たくみにてそのさま身に―・はず」。大鏡道長「へつらひかざりたる小国には―・はぬ御相なり」
⇒負うた子に教えられて浅瀬を渡る
⇒負うた子より抱いた子
⇒負わず借らずに子三人
広辞苑 ページ 2433 での【負う】単語。