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お・う【合ふ・会ふ・逢ふ・遭ふ・遇ふ】アフ🔗🔉

お・う合ふ・会ふ・逢ふ・遭ふ・遇ふアフ 〔自四・他下二〕 ⇒あう

お・う【和ふ・韲ふ】アフ🔗🔉

お・う和ふ・韲ふアフ 〔他下二〕 ⇒あう

お・う【負う】オフ🔗🔉

お・う負うオフ 〔他五〕 身の背後いっぱいにものの重みをうける意。 ①せおう。しょう。万葉集5「若ければ道行き知らじ…黄泉したへの使―・ひて通らせ」。伊勢物語「弓やなぐひを―・ひてとぐちにおり」。「荷を―・う」 ②(「名を―・う」などの形で)名を持つ。その名を名乗る。万葉集6「名のみを名児山と―・ひて」。伊勢物語「名にし―・はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」 ③(傷害・報い・恨みなどを)身にこうむる。(責任などを)ひきうける。古事記「痛手―・はずは」。万葉集4「嘆く嘆きを―・はぬものかも」。源氏物語桐壺「うらみを―・ふつもりにやありけむ」。「重傷を―・った」「いさぎよく責任を―・う」「手に―・えない」 ④債務などを持つ。借金する。宇治拾遺物語8「己れが金千両を―・ひ給へり」。日葡辞書「ヒャクメヲヲウ」 ⑤お蔭をこうむる。恩義をうける。「あの先生に―・う所が多い」 ⑥(ものごとを)背景にする。後ろにする。「後ろに山を―・っている」 ⑦(自動詞的に)相応する。ふさわしい。古今和歌集「文屋康秀は、詞たくみにてそのさま身に―・はず」。大鏡道長「へつらひかざりたる小国には―・はぬ御相なり」 ⇒負うた子に教えられて浅瀬を渡る ⇒負うた子より抱いた子 ⇒負わず借らずに子三人

お・う【追う・逐う】オフ🔗🔉

お・う追う・逐うオフ 〔他五〕 距離をおいた対象を目指して、それにとどこうと後から急ぐ意。 ①先に進むものに及ぼうとして急いで行く。おいかける。万葉集4「わがせこがあとふみ求め―・ひゆかば紀の関守い留めてむかも」。日葡辞書「ニグルテキヲヲウ」。「犯人を―・う」 ②場所や物などを目指して進む。おい求める。土佐日記「あかつきに舟を出して室津を―・ふ」。「涼風を―・って河原へ出る」「理想を―・う」 ③(事のすんだあとからおいかけて、しかるべき事をする意)昔にさかのぼる。天武紀「小紫の位を―・ひてたまふ」 ④(事の順序、時の流れ、先人の後などに)従って行く。古本説話集「年まかり老いぬ。身の不幸年を―・ひてまさる」。日葡辞書「ゼンニン(善人)ノアトヲヲウ」。「流行を―・う」「順を―・って言う」「日を―・って回復する」 ⑤ある場所や地位から退ける。追い払う。追放する。万葉集8「―・へど―・へどなほし来鳴きて」。日葡辞書「トリ・ケダモノヲヲウ」。「国を―・われた難民」「公職を―・われる」 ⑥行列の先払いをする。源氏物語夕顔「さきも―・はせ給はず」 ⑦かりたてる。せきたてる。徒然草「賽王丸御牛を―・ひたりければ」。日葡辞書「ウマヲヲウ」。「仕事に―・われる」 ⇒追いつ追われつ

広辞苑 ページ 2433